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合同説明会が混戦しているようだが

相変わらず厳しい雇用情勢の昨今ですが、今現在の3,4年生も合同説明会に走り回ったりと大変なようです。
今頃の時期だと、早い所ではボチボチ面接が始まっている頃でしょうか。
内々定を出している気の早い会社もいるかもしれません。

他の人の成功を見ると焦ってしまうのは人情です。
雇用情勢が悪いのも相まって、合同説明会は超満員のようです。
今回はその説明会にまつわるお話。

合同企業説明会の午前11時の開場前に12年春卒業予定の学生ら約300人がつめかけた。開場時には係員から「走らないでください」との注意を受けながら、目当ての企業のブースに次々と向かった。
>>就活戦線、混戦模様に 卒業3年以内も新卒扱い

私の頃はそうでもなかったのですが、次の年位からは人が多かった印象があります。
特に大企業や官公庁絡みは人気が高く、常に満員でした。
座っている人より立ち見の方が多いのは中々印象的です。

一度代打で参加させられた時、政府系研究機関のブースは椅子10席程に対して学生が30人位立ち見していました。
その直前にリーマンショックがあり、全体的に不穏な空気が流れていたからでしょうか。

一方名前を聞いたことが無いような会社は閑散としていました。
これも興味深いところです。

規模別求人倍率

リクルート ワークス研究所:大卒求人倍率調査(2011年卒)
中村昭典の、気ままな数値解析:【4.41倍】 DREAM-MATCH PROJECTは、就活生と中小企業を結ぶ救世主になれるか

「名の通った大企業は良い会社」なんて幻想に過ぎないのですが、まあ仕方ありません。
特に親は大企業に入った方が喜びます。
彼らはそういう時代に育ちましたから。

ただ、歴史は繰り返すものなので、祖父母は喜ばないかもしれませんね。
祖父母の育った環境は、むしろ私達に近いようです。

そうはいっても、私は、父が新しい食器のセットを買ってくれればと願っている。私が小学生の時に使ったプラスチックのシリアル用ボウルを父はまだ使っている。「完璧だよ。十分使える」と父は言う。
>>【オピニオン】「ニューノーマル」は新しくない

話を戻しますが、合同説明会やネットの説明会予約はすぐに満員になりますが、意外と積極的な学生は少ないようです。
とりあえず手を上げておくだけの学生も多く、各企業に対する情熱はむしろ低下しているようです。

「説明会が満席だったのですが、どうしても参加したいのです。何とか参加させていただけないでしょうか?」 そんな電話してもムダ?いえいえ、そんなことはありません。実は会社説明会のキャンセル率はびっくりするほど高いのです。
>>大学名差別は人事部の“免罪符”だった? 企業が難関大学生を採りたがる2つの理由

「企業は人を物扱いしている!」と言う意見がよく聞かれますが、学生も企業の看板しか見ていないようです。
会社も生きているんですが。
どうやらお互い様のようです。

新聞では連日、こういった説明会での混雑や雇用情勢の悪さを報じていますが、根本はもっと違う所にあるのかもしれません。

即ちリスク回避的な行動や極端にリスクを分散化し、兎に角下手をしたくないという雰囲気が、いたるところに満ちている事です。
雇用情勢が悪いから保守的になるのではなく、極端に保守的だから雇用が回復しないのではないでしょうか。

誰が始めたのかは知りませんが、社会全体にそういうムードが漂っている感じがしてなりません。
この合同説明会も、きっと行ってみれば空席が目立つことでしょう
報道と肌感覚に食い違いがありそうです。

みんなが同じ向いている時は注意が必要です。
学生の皆様、自分の目と耳と肌感覚をもう少し信じてあげた方が良いかもしれません。

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