債券に妙味 - 人の行く裏に道あり花の山
最近商品相場が社会を賑わせています。
やたら原油であるとか穀物であるとか。
おかげで先物やらCFDやらが、やたらとはやっているようです。
もともとCFDは金利が高く、デイトレならともかく長期投資には向きません。
レバレッジも効きますが、過剰なリスクは身を滅ぼします。
当ブログをご覧になっている方々は、おそらくデイトレードより中長期型の投資を好む方が多いでしょう。
人気のデイトレブログとかはもっと日々の成績とかテクニカルの解析などをしているようですが、うちのブログには特にそういう記事はありません。
それでも何度も見てくださる方がいらっしゃるということは、私と同様の投資スタンスか、そういった形で投資したいと思っている方だと思います。
そういう人にとっては、現状のお祭り方の相場は好ましくないでしょう。
高値掴みになりやすく、割安な投資対象が見つかりにくく、情報も担がれていない商品はさっぱり出ません。
ヘッジファンドも幅を利かせているようですし、困ったものです。
と言うわけで私自身が欲しくなるような商品がないかと探してみました。
見つけたのが債券(bond)です。
探してみると年5,6%レベルのものがごろごろあります。
例えば以下の設定で検索するとかなり色々出てきます。
この設定でアンダーパー、金利が最低4%(これは固定金利)の5~10年債が表示されます。
通常債券は100$で償還されるため、この検索で引っかかったものはおまけ利益が出ます。
また、社債、地方債、国債は混ぜこぜで検索しています。
treasuryは米国の短期債などです。
信用格付けに関しても、ヤフーではフィッチのレートしか検索対象に出来ませんが、会社によってはS&Pやムーディーズも選べるので試してみましょう。
商品の幅が広がります。
検索すると、例えばペンシルバニア州の地方債は金利5.875%(固定)で98$ほどで買えます。
満期には自動で1枚100$で交換してくれますから、高金利におまけが付く訳です。
満期は2018年なので7年満期の定期預金代わりになります。
他にも社債では、世界一の鉄鋼メーカー、アルセロール・ミタルの社債が5.5%、イギリスの大手銀行バークレイズが5.1%+おまけ3%相当額、ジェイミー・ダイモン率いる世界的投資銀行JPモルガンが4.4%と、かなり魅力的な債券がごろごろあります。
おまけを諦めればもっとあります。
一般に、株価が上がると債券が下がる(利回りが上がる)ので、もしやと思ったのですが案の定、いい感じに下がっています。
最近ダウ平均と逆相関にならなくなっていますが、利下げしまくってもこのレベルなら御の字です。
私はそんなにガッツリ利回りを求めていないので、これから7,8年の間年6%の利益が約束されるのなら悪い話ではないと思います。
米ドルで償還されるのが玉に瑕ですが、まあ良いでしょう。
探せばもっとおいしい物が出てきそうです。
ちなみに、米国本土に銀行口座や証券口座があれば簡単に買えます。
経過利子等も含めると、一単位当たり5,000$位はかかりますが、定期預金と思えば、まあこんなものでしょう。
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