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知らぬが仏のバレンタイン - チョコレートの苦い現実

今日はバレンタインデー。
ゲームでは大概高感度アップの為の重要イベントです。
ちなみに私は収穫なしorz。

そんなバレンタインデーですが、チョコレートの消費量はこの週に増えます。
割合で言うと年間消費量の1割超
思ったより年中食べているんですね。

日本チョコレート・ココア協会:バレンタインデーシーズン”販売額(推定)

さてそんなチョコレートですが、あまり知られていないのが現代版奴隷の血と汗によって作られているという事です。
この件は食品会社に遠慮してか、あまり語られません。
しかし今年はなぜか記事になっていました。

活動家団体「グリーン・アメリカ」は、消費者からハーシーの経営陣に直接電子メールを送り、「児童強制労働とは無縁であるというお墨付き」のカカオを使用するよう要求すべきだと訴えており、7日までに1万通以上のメールが送られたという。
>>バレンタインチョコの「ダーク」な一面、活動家が訴え

いつもはこんな記事は載らないのですが、今年は掲載したようです。
BBCがこの件について報道していましたが、その影響でしょうか。
ロイターも元々はイギリス系ですからね。

BS世界のドキュメンタリー:甘いチョコレート 苦い現実
NHKオンデマンド:調査報道 「甘いチョコレート 苦い現実」

この動画を見ると、カカオ豆を作っている人達が如何に劣悪な状況で働かされているかがわかります
これが一部の話ならばいいのですが、多分そこらのコンビニに売っているチョコレートは、みんなこのような状況で作られているのでしょう。

こちら↓はカカオの生産量ランキング(2010年推計)です。
アフリカの国が多く、上位はかつて欧州の植民地だった国ばかりです。

カカオ豆の生産量

日本チョコレート・ココア協会:世界国別カカオ豆生産量推移

この状況でコンビニのチョコレートが彼らの国から来ていないとは言えません。
そしてこういった国は一人当たりの所得がとても低い状態にあります。

例えばコートジボワール平均所得(名目ベース)1,000$そこそこしかありません。
これは月収ではなく年収です。
まともに生活できるような数字ではありません。
子供の売買が日常的に行われていたとしても、なんら不思議はありません。

加えて、チョコレートの場合大量の砂糖を使用します。
以前紹介した通り砂糖もカカオ同様、奴隷によって作られています

理経済:資本主義と社会主義② - 嗜好品と貧困国

チョコレートはコーヒー牛乳や午後ティーと同じ、嗜好品の極みの様な商品です。
先進国の人間だけが食べられる、まさに選ばれた者だけが食べられる商品というわけです。
う~ん、すごいですね。

こんなことを言うと非難の声があがりそうですが、人間というものは兎角偽善的なものです。
こんな状況を知っている私ですが、昼は午後ティー、夜はチョコバニラアイスをパクついています。
前述の動画の最後では、消費者が「子供の労働は絶対反対」とか言っていますが、多分家に帰ってココアでも飲んでいるのでしょう。

ロイターの記事の最後にも「頭では『これは正しくない』と分かっていても、残念ながら決断する際には理性ばかりが働くわけではない。」と書かれていますが、まあそうでしょうね。
禁酒法と同じです。

この状況が良いとは思いませんが、だからと言ってどうするわけでもありません。
そう考えると、こんな事実は知らない方が良かったのかもしれません
チョコレートを食べる毎に気をもんでいたら疲れてしまいます。

ただ、事実は事実として理解しておく事は無駄ではないでしょう。
何もできずとも、理解しようとする事は大事なのではないかと思います。

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