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日本政府の迷走を酷評

ムーディーズ日本国債のアウトルックを引き下げました。
格付けは下げていませんが、現状や今までの事例から見てA+相当に下げられる可能性は高いです。
しかも割りと早いうちに。

このニュースは至る所で報じられています。
特に海外勢は結構ガッツリ書いています。

S&P said at the time that the government "lacks a coherent strategy" to deal with the debt situation. The Moody's action isn't a downgrade but a change in outlook, and is often the first step to a full downgrade of a debt rating.
>>Moody's Lowers Japan's Debt Outlook

22日には米格付け機関のムーディーズ・インベスターズ・サービスが、日本国債の格付け見通しを「安定的」から、今後、引き下げの可能性がある「ネガティブ」に変更した。
>>税・社会保障一体改革に暗雲、格付け見通し下げで試される首相の実行力

ムーディーズが話題の中心のはずなのに、S&Pのコメントが出ている辺り、気合が入っているんですね。
ちなみにWSJオンラインのトップに大文字ですっぱ抜かれていました

曰く政治に「一貫性が無い(lacks a coherent strategy)」だそうです。
今が踏ん張り時なはずなのに、戦略性が見られないという事でしょう。
外国人から見てもそう見えるんですね。

日本の債務残高はもの凄い状況ですが、幸いにして金利が低く国内で消化されています。
格付け会社達は、返せるかどうかは別にして、安定させる事は可能と踏んでいるようです。

しかしそれも政治がうまく機能すればのこと。
借金の増加量が国内消費量を上回ってしまえば何の意味もありません
現在のように訳もわからずばら撒いていたら、まあ先は見えていますね。

当ブログでは何度も触れていますが、ばら撒きは無駄な公共事業ばかりではなく、本来国が負担すべきではないのではないか、と言うものも含みます。

先日知って驚いたのですが、専業主婦の年金受給資格をめぐって、また予算を割こうとしています。
このように、無駄な公共事業よりもはるかに多くの金が、訳のわからない所に流れているわけです。

読売新聞:変更届け出漏れ 専業主婦の年金
NHKオンデマンド:ニュース 深読み 「払ってないのにもらえちゃう! “主婦の年金”救済ってアリですか?」

年金なんて民間に任せればいいのに…。
無駄にあれこれ区分を作るから訳がわからなくなり、無駄なポジションや天下りが生まれるのです。

「年金は相互扶助」とか言っている人もいますが、それは税金でやっている事でしょうorz。
お金が無い人は生活保護で良い筈です。
国家主導の年金なんて必要ありません

RIETI:年金改革はなぜ必要か

大体年金の意味不明な3階建て構造なんて、無駄と冗長の象徴でしょうに。

このような制度の歪みや重複部分も含めて改革をし、無駄な支出をカットしないといけないのですが、これには強い政治的主導力が必要です。
今の内閣にそこまでの力が無いのは、誰から見ても明らかです。

まだ格下げにはなっていませんが、遅かれ早かれなりそうです。
仮にA+になった場合、投資適格のボーダー(BBB-)まで5段階しかありません。
最高位のAAAから見ると折り返し点と言ったところですか。
しかし後半は下り坂なので加速がつき易いです。

悠長なことを言っている暇はなさそうです。
あまり長いはできないんですかね。

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