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結局は割安なときに投資するしかない

WSJで、自社株買いの効果について議論されています。

本誌でも、5年以上さかのぼって100億ドル前後の大規模な自社株買いを発表した企業の株価の推移をまとめてみた。自社株買いの発表以降、調査を行った6社のうち4社で株価は市場をアンダーパフォームしている
>>【バロンズ】流行の自社株買いには要注意 - 株価に貢献した証拠は乏しい

自社株買い自体は悪くは無いものの、割高に買ってしまえば損をするのは、通常の投資家と変わらないということです。
また割安なときは大概、自身の手元資金が逼迫していたり、経済の状態が悪く手元資金を残しておきたい時なので、機を逸してしまう事がしばしばあるようです。
この辺も個人投資家と同じですね。

一般的には自社株買いは株価にとって良い兆候と考えられていますが、確かにこう考えるとそうとも言え無そうです。
WSJ調べでは6社中4社がアウトパフォームだったそうですから、少し分が悪いと言う事になります。
この程度でははっきり差があるとは言えませんが。

不況期には買い、好況期には売るという流れは企業であっても個人であっても変わらないようです。
また如何に恐怖に打ち勝ち立ち向かって行くのかも、企業と個人で差は無いようです。

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コメント

過去のデータではアメリカ株は
過去10年割高な局面だったので
自社株買いに否定的なデータが出て
当然かなぁと思います。
バックミラーは当てにならないと予想しておきますw

投稿: | 2011年2月22日 (火) 01時59分

コメントありがとうございます。

>割高な局面

確かにここ数十年の間、ずいぶん高い水準にあったように思います。
自社株買いのデータも言うほど当てにはならないでしょう。

数値的にもはっきりと否定的と言えないレベルですし、
バックミラーはいつもはっきりとそれらしく映るものです。

ただ、悲しいかな人間というものはあまり学習しない動物です。
根本的なところではいつも同じようなミスをします。
例えば、やたらと流行りものに飛びついたり。

そういう部分を汲み取ってやれば、
ミラーに写る虚像にも本質的な部分が見えそうです。

投稿: なる | 2011年2月22日 (火) 21時04分

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