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J-GATE稼動で各証券会社が苦戦

昨日から大阪証券取引所J-GATEが稼動しました。
単純に時間が延びるだけではなく、注文方法も色々追加されます。
結構大幅に改定された為、各証券会社がてんてこ舞になっています。

14日にはSBI証券岡三オンライン証券トレイダーズ証券アイディーオー証券の顧客の一部がネット上の取引画面に接続できず、注文できなくなる障害が発生。4社は代替手段で取引自体は実行できたという。また、アイディーオー証券は同日夕までに障害が解消した。
>>大証:新デリバティブ売買システム稼働 一部で障害も

事前のテストでは特に問題なかったそうですが、この手の大規模なシステムは何が起こるかわからないですからね。
例えば注文後即キャンセルとか、IDの近しい人が偶然同一銘柄を同数量売買するとか、予想もしなかった事がしばしば起こります。

どんなプログラムを組んでいるのかわかりませんが、これだけ大量で複雑な注文を、瞬時に正確に捌くのは至難の業です。
テストでは到底こなせないような、ありとあらゆるパターンの注文が飛んできたのでしょう

また、この手のシステムでは裏側で大量のバッチ(≒定時処理)が流れています。
某掲示板では「バッチは夜だけ~」というような書き込みもありましたが、これは緊急性を要しない処理だけです。

今回の金融機関のシステムやJRのSuicaシステムなど、お金を扱いかつ半リアルタイムで情報更新が必要なものは、それらの更新の為に数分に一回位の割合でバッチ処理をします

例えばSuicaの場合、端末(自動改札機とか)でスキャンしたデータが、一旦各駅のサーバーに集められ、その後バッチ処理で中央に送信します。

Suicaのサーバ処理

情報処理学会:高性能、高信頼のSuicaシステムの実現 PDF

このバッチ処理のタイミングは書かれていませんが、おそらく1,2分に一回でしょう。
なぜならば、ある人が東京駅で乗って隣りの神田駅で降りたとすれば、たった4,5分で入出金等の処理をしなければならないからです。

バッチの間隔が長く、例えば10分とかになれば、この人が神田から降りる段階で東京から乗ったという情報が読み込めません。
これでは運賃の計算やキセル行為の防止ができません。

とてもカードに書き込んでいるようには見えませんから、情報だけを読み取って中央で管理しているのでしょう。
駅と駅の間隔を考えると、長くとも3分位に一度は処理する必要があります。

証券会社のシステムも、おそらく大量のバッチが流れているはずです。
システムはとてもデリケートですから、管理は非常に大変です。

今日も今日とて大証の表示が遅れていたようです
ニュースにはなっていませんが、掲示板では話題になっていました。
彼ら自身も結構苦労しているんですね。

しばらくすれば沈静化するでしょうから、今は生暖かく見守ってあげましょう。

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