これは酷い - 国債の発行残高のグラフ
日経新聞に130年間の日本の債務残高(対GDP比)が掲載されています。
戦後最悪どころか先進国史上最悪な水準に達しそうとの事です。
日本の公的債務残高が先進国の歴史上、最悪の水準に迫りつつあることが分かった。国際通貨基金(IMF)によると、地方も含む一般政府の債務残高は2009年に名目国内総生産(GDP)の217%に達し、統計で確認できる1875年以降で最悪となった。このまま債務が増え続けると、5年程度で第2次世界大戦直後の英国を抜き、先進国史上、最も悪い状況に陥る可能性がある。
これは信じ難い水準です。
グラフは完全に危険信号を出しています。
この130年間GDPは色々変化してきましたが、それでもこれ程の債務残高は早々無いと思います。
まるで発展途上国のようです。
ねじれとか増税とか生ぬるい事を言っていないで、さっさと切るべき物を切っていかないと、本当に取り返しのつかない事になります。
祭りは準備に時間はかかりますが、片付ける時は一瞬です。
それは歴史が証明しています。
日本には無駄、と言うか今まで甘やかしてばら撒いていた部分が多数あります。
八ッ場ダムや諫早湾も良いのですが、これで削れる出費は高が知れています。
今行うべきは減税とそれに見合った予算の削減です。
天下りがよく問題視されますが、彼らを根絶したいなら徹底的に減税して、そもそも予算が余らないようにするしかありません。
医療費とか年金とか社会保障関係に削れそうなところはいっぱいあります。
もちろんそれは国民にとっても痛みを伴うことになりますが、それは仕方の無いことです。
この調子だと後十数年後にはその痛みをいっぺんに受ける事になるでしょう。
国民は早急な改善をする事が必要です。
そして自身のリスクヘッジはちゃんとやっておく事が必要になりそうです。
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