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今期の決算も引当金頼み - 本業を覆い隠す会計操作

第4四半期の決算がぞろぞろと出てきています。
大手銀行の決算を見ると、相変わらず引当金の取り崩しによって会計操作をしているようです。

同行が14日発表予定の10年10-12月(第4四半期)の利益は42億ドル(1株当たり1ドル)が見込まれる。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト予想平均が示した。1-9月の利益の約4割は引当金の戻し入れによるもので、収入が圧迫されている実態を隠してしまう。
>>米JPモルガン、昨年は過去最高益か-引当金戻し入れで決算ゆがむ

特にJPモルガンは前から同じようなことをしており、利益管理をしまくっています。
ダイモンCEOは優秀なんですが、少々せこい感じがします。

理経済:JPモルガンの引当金マジック - JPモルガンの決算

しかもこの現象は米国の銀行全体に蔓延しており、地銀を中心に貸倒引当金を積みまくっており、会計操作をする気満々です。
おそらく今期も大量の引当金の取り崩しをしてくるでしょう。
決算をどこまで信用できるのか不安です。

こちらは3ヶ月前のWSJの記事です。
今の銀行の利益の殆どは引当金です。

引当金からの戻し入れが第3四半期の利益の大部分を占めた銀行もある。シティグループの22億ドルの利益のうち、92%が引当金取り崩しによるものだ。バージニア州のキャピタル・ワン・ファイナンシャルではこのような取り崩しの割合が82%、オハイオ州コロンバスのハンチントン・バンクシェアーズでは65%だった。
>>米銀、貸倒引当金の戻入益が利益押し上げ

FRBは資金を融通しまくっていますが、こんな状況では市場にお金は回らないでしょう。
本業はさっぱり儲かっていません。
しかも取り崩している引当金はまだまだ必要そうです。

WSJ:【コラム】米銀の差し押さえ住宅保有リスク、増大へ

本来はこういったリスクに備える為のものなのに、いつもなぜか別の所に使われてしまいます。
だめだこりゃ。

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