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年金の安定運用は難しい

年金積立金の運用方針について国民のアンケートが出ています。

内閣府が行った「年金積立金の運用に関する世論調査」で、現在、運用の方針として、長期的に安全な収益を確保することを重視していることについて、「賛成」と答えた人は69%で、「反対」の16%を大幅に上回りました。
>>年金積立金“安全な収益確保を”

長期安定運用を望むのは至極当然です。
自分がもらう時に運用に失敗してお金がなくなりましたでは済まされませんから、あまり過度なリスクを取らないようにして欲しい気持ちは良くわかります。

ただ注意しなければいけないのは日本の年金が賦課式であるという事です。
日本の年金はネズミ講みたいなところがあり、下のお金で上が年金をもらう仕組みになっています。
ですから人口が減少して下が少なくなってくると、年金財政は逼迫してきます。

今はまだ積立方式の時の残りと人口増加時代の貯金があるので何とかなっていますが、それも今後は取り崩すばかりで暫くすればなくなってしまいます。

これを何とかするには収入を増やすか制度を変えて支出を減らすかしかありません。
支出を減らすために給付開始年齢を引き上げたり、給付額を引き下げるのは非難が多く選挙で負けてしまいます。

となると収入を増やすしかありません。
保険料を値上げするとやっぱり選挙に負けてしまいますし、少子化対策で下を増やすのもうまくいきません。

一方給付の利回りは国債の金利より高く設定しなければなりません
国債と同じならわざわざ年金なんて仕組みを作る必要が無いからです。

AllAbout:国民年金 配当利回り12%!?

結局無難で批判が表面化し無そうな市場運用に回すわけです。

そう考えると市場運用の利回りは大事です。
彼らの利益が人口減少分の収入源を穴埋めし、かつ増え続ける給付総額の分を補わねばなりません。

どんな著名投資家を連れてきても、利回り12%分なんて確保できないと思うのですが。
制度改革は避けては通れないと思います。

ちなみに年金の運用結果等はネットから簡単に検索できます。

厚生労働省:厚生年金保険 収支状況の推移(厚生年金勘定)

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