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若者の無気力は上の世代の所為でもある

最近安定を目指す若者が増えていると、いたるところで報道されています。
しかし"安定"も見た目だけで、実体を伴わない場合がしばしばありますから、これに安寧とするのはむしろ危険です。

理経済:安定志向も考えもの① - 安定職と賃金

こんな状況を見て大前研一氏が、かなりのいちゃもんをつけています。

最近は熾烈な競争とは無縁なNPOやNGOを立ち上げたいという人が大幅に増えている。全員が全員、クリーンでグリーンな“目付き”でやってくる。人を押しのけてまで成功してやろうというギラギラしたタイプは皆無だ。この10年間で人種、染色体までが変わってしまった観がある。
>>人も国も劣化!無能政権による「最小不幸社会」

すごい言われようです。
彼らにとって"今時の若者"はそんなに純真無垢に見えるのでしょうか。
否定は出来ませんが、肯定もしかねます。
どちらかというと"近頃の若い者は"的な感覚なのでしょう。

私の知る限り、確かに安定志向な人も周りに多く存在しますが、物凄い野心家な人もしばしば見かけます
少なくとも統計で出ているような数%(大卒や院卒も同じ位と仮定)というレベルではありません。

ただ残念ながらそういった方々は日本の企業風土が肌に合わないため、海外に行ってしまったり、ベンチャーに入社してやっぱり海外に行ってしまうため、所謂日本の大企業にはあまり残っていません(そういう気概があれば海外勢に負けたりしません)

日本の場合年功序列が厳しいため、上に行くためには実力ではなく年齢を重ねるしかありません。
早く経営に関与したい野心的な若者にとって、これは大きなマイナスポイントです。

逆に年齢さえ重ねれば勝手に地位や肩書きが上がっていき、給料も上がっていきます。
結局生涯自分の市場価値を知らないままです。
彼らも労働市場に"新規上場"してみれば色々得る物もあると思うのですが。

そんな企業風土なので、就職活動にも影響が出ます。
採用する時もギラギラした人間より上下関係に敏感な人で、純朴な感じの人が好まれます。
体育会系が就職に有利なのは有名な話です(そういえばもしドラでもそんなエピソードがありましたね)

ギラギラした人は就職前から色々積み上げているのですが、就職活動の時には無意味です。
既存の枠組みでは彼らにとっては不利にしかなりません。
周りから見れば「何がしたいかわからない人」になってしまいます。

プレジデントロイター:就活迷子が陥った「虚無のサイクル」

「野心が足りない」と言われますが、それは社会のシステムとしてそういった芽を摘んでしまう構造になっているからなのではないでしょうか。
上の世代にも改善すべき点があると思います。

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