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日銀のリスク引き受けは愚策

日銀BBB格の債権まで買い取るそうです。
随分なリスクを取りますね。

日銀は、創設に向けて準備を進めている資産買入基金における社債やコマーシャルペーパー(CP)の買入条件について、格付けが低めの銘柄も買い取る方針を固めた。過去に日銀が買い取りを実施した時よりも基準を引き下げ、社債は「トリプルB格」以上、CPは「a2格」も対象とする方針。
>>日銀の基金での社債購入、「トリプルB」も対象に=関係筋

中央銀行がやるべき事なんですかね。

米国のFRBと同じで、中央銀行が買ったところでリスクが雲散霧消するわけではありません
ただ官製企業(?)が持っているのか金融機関が持っているのかの違いに過ぎません。
誰が持っていようとリスクはリスクです。

リスクとは未来そのものです。
リスクが無いと言う事は、電車のレールのように未来が決まっていると言う事です。
どんな状況であれリスクが無いなんて事はありません。

理経済:FRBも一枚岩ではない

さて、通常は多くの人がリスクに対して寛容なため、民にも官にも幅広く受け入れられる為あまり問題にはなりませんし、一気に一方向へ行く事はありません。
リスク民主主義とでも言うんですかね。

しかし不況になると皆がリスクに対して否定的になるため、債権の価値がバシバシ下がります。
これは不景気の証拠となり政治や中央銀行に対して強いプレッシャーがかかります。

今回はプレッシャーに負けた中央銀行が動きました。
日銀もFRBが動いているから動きやすかったんですね。
株とか買うと言っちゃいましたから、ぎりぎりジャンクな債券もOKにしやすかったんですね。

しかしリスクが一箇所に集中する事が良い事なのかはかなり疑問です。
皆で彼らに寄りかかって、もし彼らが倒れたらどうするつもりなのでしょうか。

さらに中央銀行の力は日に日に強まります。
彼らが株を売ると言ったら株価が下がり、彼らが債券を買うと言えば一気に利率が下がります。
先のがリスク民主主義ならこちらはリスク独裁主義です。
規模もヘッジファンドやSWFの比ではありません。

さらに格付けがBBB以上との事ですが、多分R&IJCRの定義でBBBなのでしょう。
日本の格付け機関は日本の企業に対して甘めです。
JALソニー諸外国からのそれと比較して甘めな感じがします。

後々問題になりそうでなりません。

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