上がらない金の価値
最近金価格の動向がやたらとニュースで取り上げられています。
私の職場でも「金、上がっててすごいね。自分も買おうかな」なんて話もちらほら。
なるは金の動向には否定的なので、やめた方が良いと思います。
まあチキンな私には恐れ多くて言えませんが。
株と違い、日本人にとっても金は身近な投資対象です。
宝飾品としても有名ですし、CMもジャンジャンやっています。
預金の代わりに延べ棒持っている人もいるとか。
不動産ほどではありませんが保有者も結構いるのでしょう。
さてそんな金ですが、価格の方はさっぱり上がっていません。
連日の報道はドル安の概念が抜けており、円建ての金価格が上がっていない事はまったく報道されていません。
要するに金の価値自体はさっぱり変わっていないのです。
こちら↓はドル建ての金価格(上)と円建ての金価格(下)のチャートです。
1単元の量は違いますが、推移は同じなのでご安心を。
表示期間もほぼ同じ(2010年4月~10月)です。
こうやって見ると、ドル建てだと綺麗に右肩上がりですが、円建てだとむしろ下落気味なのがわかります。
以前、金価格に対して否定的な意見を書きました。
あれから1年半経ちましたが、円建ての金は14%の上昇、一方日経平均は23%上昇しています。
金の価格よりドルの価格を注視した方がよさそうです。
金の本質的な価値は、さっぱり上がっていないのです。
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