ようやく特会に手を付けるらしい
今までずっとスルーされ続けた特別会計に、ようやくメスを入れる気になったようです。
今更な感じもしますが、まあ初めの一歩として良しと考えましょう。
政府の行政刷新会議は20日夕の会合で、特別会計を取り上げる「事業仕分け」第3弾で、公共事業を行う「社会資本整備事業」など8特会48事業を重点対象にすることや、民間有識者の仕分け人を正式決定した。
>>首相、特会抜本的見直しを指示
特別会計は今までずっとスルー、と言うか腫れ物に触るような状態でした。
この制度は象徴の聖域としての面が強く、明らかに天下りなど官側が有利になるように作られています。
悪名高い暫定税率も、つい最近まで道路整備特別会計という特別会計の一部でした。
省庁の反発を恐れてか、政治はなぜかこれに介入せずずっと放置され続けていました。
50年もの間、"暫定"税率が使われ続けたのが何よりの証拠です。
政治家もマスコミも一般会計に彼是言うわりに、ここの話はまったく出ません。
官僚のパワーは相変わらず強いようです。
事業仕分けなど、波に乗っている時に突っ込んどけば良かったのに、政権維持にかまけてしまって後手に回ってしまいました。
後は野となれ山となれ精神で菅首相ががんばってくれればいいのですが。
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