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日本の雇用は右肩下がり

大学生の内定率が下がっています。
特に百貨店やホテル、国内でしか商売できない日本の保険業界など、内需関連企業の弱さが目立ちます

主要企業の大卒の採用内定者数(11年春入社)は今春実績比6.1%減の約7万2千人にとどまった。製造業は新エネルギー分野の人材確保などで2.9%増と2年ぶりのプラスとなったが、小売りや銀行の抑制で非製造業は2年連続の2ケタ減。新卒者には氷河期並みの就職環境が続く。
>>来春の大卒内定6.1%減 初の3年連続マイナス

大学生の内定率

日本経済新聞:主要業種別2011年4月大卒採用内定状況

一般に新卒は就職口が多いとされていますが、それでもこの数値です。
中途者や新卒以外の正規雇用は極めて少なくなっている事は容易に想像できます。
早急に景気を回復させ雇用や収入の増加をさせないと少子化が加速しかねません。

さて、これはこれで問題なのですがもっと問題なのは今後です。
結論から言うと、次の"売り手市場"の時でも雇用は大きく回復しないでしょう。
今までの傾向から言って、次の雇用回復時もそれほど回復しないでしょう。

有効求人倍率

理経済:運は掴むもの② - 宝くじと正社員

注目していただきたいのは、ピークの推移です。
景気が良くなるたびに雇用は回復しているのですが、その山の高さが少しずつ下がっているように見えます。
チャーチストがよく使う、下降トレンドラインが見えています。

トレンドライン

FXテクニカル分析入門トレンドラインの引き方・見方/アウトライン

次の雇用回復が何時来るのかわかりませんが、次のピークはかなり低いと思います。
残念ながら雇用は右肩下がりと言わざるを得ません。
早急に日本経済の根本的な変革が必要です。

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コメント

2011年卒は現時点なので単純比較はできませんが、2008年~2009年がむしろ異常値だったということもできると思います。
大卒の求人数は2009年卒まで一貫して増えているということはなかなか取り上げられませんね。

「大卒求人数推移(従業員規模別)」(PDF)
http://bit.ly/cukeiZ

投稿: kazemachiroman | 2010年10月26日 (火) 09時45分

kazemachiromanさん
コメントありがとうございます。

仰るとおり、08,09年の雇用情勢は近年稀に見る異常状態でした。
しかし得てして異常は通常に戻った時に初めて認識されるものです。
テレビに出てくるご立派なエコノミストも、新聞の社説も、
やれ団塊世代の退職だとか新興国の台頭だとか理由を付けて異常ではないと言い張っていました。

私は天邪鬼なので大学院の合格も蹴って就職しました。
物理系出身だった事もあり、周囲からは結構彼是言われましたが、
時流を掴む方が重要と考えたのでさっさと就職しました。
残念ながら、人間は異常を異常と認識できない動物のようです。

>大卒の求人数
これは初耳でした。
求人数が増えているのに雇用が悪化していると言う事は、
それ以上に"大卒"が増えていると言う事ですね。
需要と供給があっていないと言う問題は根が深そうです。

投稿: なる | 2010年10月27日 (水) 00時11分

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