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2010年10月

仕分けしても上がらない支持率

内閣支持率がガシガシ下がっています。
時事通信の調査を皮切りに、各誌が支持率の急落と支持不支持の逆転を伝えています。

不支持率は24ポイント上昇の48%で、6月の菅内閣発足後初めて支持率を上回った。沖縄の尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件への対応や、民主党の小沢一郎元代表の政治資金問題に関する国会招致への対応などが支持率急落を招いたようだ。
>>内閣支持40%に急落、不支持と初の逆転 本社世論調査

内閣支持率

時事通信:【図解・時事世論調査】内閣支持率の推移(2010年10月15日更新)

菅政権が発足してまだ5ヶ月しかたっていないのですが、もう逆転とは先が思いやられます。
鳩山首相よりはマシですが、それでもこのペースは速すぎます。

菅政権発足1年まで、後8ヶ月もあります。
年変わりの首相から半期変わりの首相になりそうです。
日本人の飽きっぽさや変わり身の早さにも驚きです。

この不況を脱するために必要なのは減税や資本誘致の促進など、財政に関わる政策です。
金融緩和ではありません。

そのためには強いリーダーシップと、苦境や非難に立ち向かう強い意志です。
なのにこんなにぶれていては、何時までたっても前に進みません。
本当にこの国は大丈夫なのでしょうか。

一回くらい玉砕覚悟な首相が出てもいいんじゃないんですかね。

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日本の市場は元々信用が無い

最近公募増資が増えていますが、増資公表前に極端な売りがあるようです。
それについて証券取引委員会ががさ入れをしているとか。

公募増資前の不自然な売買をめぐり、東京証券取引所証券取引等監視委員会(SESC)が調査しているとの観測が29日の日本株市場で広がった。仮に具体的なインサイダー取引事件に発展すれば、同市場の信頼性そのものが低下すると警戒するとの声も、一部専門家の間から出ている。
>>増資前の不自然売買めぐる観測、東証も認識-信頼性低下恐れとの声も

誰か別のところから突っつかれたんですかね。
あの証券取引委員会が能動的に動くなんて珍しい事もあったものです。
あまりに派手にやられすぎて、立場がなくなったのでしょうか。

そもそも、日本の株式市場が不透明で信用できない今に始まった事ではありません
1000億円もの粉飾をしてるのに未だに1部上場の企業がいますし、そうかと思えば容疑があるのか無いのかもわからないまま市場から追い出された企業もいます。
そんな市場を信用しろという方が無理な話です。

理経済:インサイダー大国日本

公募増資前の大量の空売りも、前々から散々あり私も遭遇した経験があります。
3,4年前、メモリー大手のエルピーダメモリが増資(第三者割り当てだったかな?)をしました。
しかし株価の方は公表後ではなく、公表の前日に大きく売られていました

当時私はオプションやワラントを売買しまくる短期トレーダーでした。
株価が上昇気味だったエルピーダに狙いをつけ、売りあびせをしていたのですが、その日の昼頃急激に株価が下げました(-6,7%位だったと思います)

特に悪材料は出ていないのになぜこんなに下げたのだろう、と思いつつも儲かったので特に気にもしませんでした。
翌日エルピーダが公募増資を発表、合点がいきました。
その日の株価は殆ど横ばいでした。

とまあこんな感じに、公募増資に乗っかった空売りなんて日常茶飯事です。
見せ玉等、別の反則技も日常的に横行しています。
取り締まるのは結構ですが、正直今まで何やってたの?という気持ちの方が大きいです。

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もしドラがアニメ化するらしい

あのもしドラNHK系でアニメ化するそうです。
マジで( Д) ゚ ゚

NHKは18日、「もしドラ」の愛称で知られる累計発行部数130万部超の大ヒットビジネス小説「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(岩崎夏海著)をアニメ化し、来年3月中旬からNHK総合で放送すると発表した。
>>「もしドラ」アニメ化!NHKで来年3月放送

NHKアニメワールド:もしドラ

しかも教育(3チャン)じゃなくて総合(1チャン)かよ…。

確かにそこそこ面白い本ではあったのですが、それはあくまでドラッカーの言葉を親しみやすくしたからです。
ストーリー的には今一つだった記憶があります。
作者自身途中の過程を端折ってたし。

最近NHK内もオタッキーな人が増えてるみたいですし、その辺りも関係あるのでしょうか。
FREE白熱教室は開拓者として価値のある行動だったと思うのですが、今回のは既に本が馬鹿売れしていますから、その知名度にあやかったという印象を受けます
ノダメや20世紀少年と同じような匂いがします。
しかも絵描きが微妙すぎる…。

折角の学術本からアニメなのですから「お厚いのがお好き?」みたいな雰囲気の方が良いと思います。
いい加減NHKもネタ切れなんですかね。

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CITの好決算 - デフレ不況へまた1歩

米国CITの7-9月決算が発表されました。
中々の好決算で、株価は6%近く上昇しています。
株主としてはホクホクです。

それはいいのですが、問題なのはCITという消費者金融業社が儲かっていると言う事実です。
そもそも私がCITに目を付けたのは、米国が日本型のデフレ不況に陥ると考えたからです。

理経済:歴史は繰り返す③ - 流行りそうな業種

彼らの決算の中身を見ても、中小企業向けの借り換え需要が大きいようです。

The lender to small and mid-sized businesses has been working on refinancing and repaying its credit lines as interest costs have hurt its bottom line. Lately, CIT had seen strong gains, helped by receivable sales and recoveries of charged-off receivables.
>>CIT Posts Profit, Revises First-Half Results Higher

米国の銀行のバランスシートは一向に良くなる気配がありません。
ただでさえ臭い物に蓋をして、不動産の不良債権を誤魔化していたのに、ここに来てロボサイナー問題が浮上し、テンヤワンヤです。

WSJ.com:バンカメ、住宅差し押さえ問題で今後の日程示す
Market Hack:ロボ・サイナー問題とは何か? アメリカの不動産市場、オワタ

一番中小企業に近そうなバンクオブアメリカが一番煽りを食らっているようですから、メガバンクの中小企業への貸し出しは期待できそうにありません。
行き着く先は消費者金融というわけです。

この決算だけで、即米国が日本型デフレになるとは言いません。
しかし、赤信号の一つである事は確かです。

他から上がる青信号でカバーできればいいのですが、最近は綱引き状態なので期待できません。
CITの好決算は株主にとってはうれしい事ですが、米国の長期経済を考えた場合悪材料としての色が強いようです。

ところで、ぜんぜん知りませんでしたがCITはバフェットの後継者が一生懸命買っているそうです。
誰がバフェットの後継者になるのかはわかりませんが、この人も中々よさそうです。

Photo

WSJ.com:Buffett Flags a Successor

どうなる事やら。

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証券取引所の温度差

東証が昼休み撤廃を取りやめ、現状維持を貫くようです。
今後は維持と撤廃の間を取って昼休みを30分短縮するそうです。

一方、海の向こうのシンガポールではオーストラリアの証取を大枚はたいて買収するそうです。
シンガポールは着々と環太平洋の輪を広げているようです。

東京証券取引所が売買の活性化の一環として検討している「昼休み時間の廃止・短縮」は、廃止は見送り、30分短縮の方向で調整する見通しとなった。
>>東証の昼休み、30分短縮で決着へ

シンガポール取引所は25日、オーストラリア証券取引所を運営するASXに対して、現金と株式による総額約84億豪ドル(約6750億円)の買収案を提示した。
>>シンガポール取引所:ASXに約6750億円で買収を提案

随分やっていることに差がありますね。
東証は上場の話をわきに置いて、昼休み如きでもめています。
一方諸外国の取引所はドンドン再編しています。

NYSEとAMEXも合併しましたし、欧州も買収合戦が活発です。
国境を超えての買収劇や証取株式の大量保有も目立っています。

証券取引所の再編

みずほ総合研究所:世界の証券取引所再編の動向 PDF

東証は上場していないので、防御力は高そうですが、それは決して喜ぶべきことではありません。
自分の殻に閉じこもって昼休みの議論などしているようでは先が思いやられます。

世界の活気に逆境するかのような東証の行動はKYとしか言えません。
自己を貫いていると言うのなら許せるのですが、特別そういうわけでもなさそうです。
外敵がいないと中々強くなれないんですかね。

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日本の雇用は右肩下がり

大学生の内定率が下がっています。
特に百貨店やホテル、国内でしか商売できない日本の保険業界など、内需関連企業の弱さが目立ちます

主要企業の大卒の採用内定者数(11年春入社)は今春実績比6.1%減の約7万2千人にとどまった。製造業は新エネルギー分野の人材確保などで2.9%増と2年ぶりのプラスとなったが、小売りや銀行の抑制で非製造業は2年連続の2ケタ減。新卒者には氷河期並みの就職環境が続く。
>>来春の大卒内定6.1%減 初の3年連続マイナス

大学生の内定率

日本経済新聞:主要業種別2011年4月大卒採用内定状況

一般に新卒は就職口が多いとされていますが、それでもこの数値です。
中途者や新卒以外の正規雇用は極めて少なくなっている事は容易に想像できます。
早急に景気を回復させ雇用や収入の増加をさせないと少子化が加速しかねません。

さて、これはこれで問題なのですがもっと問題なのは今後です。
結論から言うと、次の"売り手市場"の時でも雇用は大きく回復しないでしょう。
今までの傾向から言って、次の雇用回復時もそれほど回復しないでしょう。

有効求人倍率

理経済:運は掴むもの② - 宝くじと正社員

注目していただきたいのは、ピークの推移です。
景気が良くなるたびに雇用は回復しているのですが、その山の高さが少しずつ下がっているように見えます。
チャーチストがよく使う、下降トレンドラインが見えています。

トレンドライン

FXテクニカル分析入門トレンドラインの引き方・見方/アウトライン

次の雇用回復が何時来るのかわかりませんが、次のピークはかなり低いと思います。
残念ながら雇用は右肩下がりと言わざるを得ません。
早急に日本経済の根本的な変革が必要です。

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日銀のリスク引き受けは愚策

日銀BBB格の債権まで買い取るそうです。
随分なリスクを取りますね。

日銀は、創設に向けて準備を進めている資産買入基金における社債やコマーシャルペーパー(CP)の買入条件について、格付けが低めの銘柄も買い取る方針を固めた。過去に日銀が買い取りを実施した時よりも基準を引き下げ、社債は「トリプルB格」以上、CPは「a2格」も対象とする方針。
>>日銀の基金での社債購入、「トリプルB」も対象に=関係筋

中央銀行がやるべき事なんですかね。

米国のFRBと同じで、中央銀行が買ったところでリスクが雲散霧消するわけではありません
ただ官製企業(?)が持っているのか金融機関が持っているのかの違いに過ぎません。
誰が持っていようとリスクはリスクです。

リスクとは未来そのものです。
リスクが無いと言う事は、電車のレールのように未来が決まっていると言う事です。
どんな状況であれリスクが無いなんて事はありません。

理経済:FRBも一枚岩ではない

さて、通常は多くの人がリスクに対して寛容なため、民にも官にも幅広く受け入れられる為あまり問題にはなりませんし、一気に一方向へ行く事はありません。
リスク民主主義とでも言うんですかね。

しかし不況になると皆がリスクに対して否定的になるため、債権の価値がバシバシ下がります。
これは不景気の証拠となり政治や中央銀行に対して強いプレッシャーがかかります。

今回はプレッシャーに負けた中央銀行が動きました。
日銀もFRBが動いているから動きやすかったんですね。
株とか買うと言っちゃいましたから、ぎりぎりジャンクな債券もOKにしやすかったんですね。

しかしリスクが一箇所に集中する事が良い事なのかはかなり疑問です。
皆で彼らに寄りかかって、もし彼らが倒れたらどうするつもりなのでしょうか。

さらに中央銀行の力は日に日に強まります。
彼らが株を売ると言ったら株価が下がり、彼らが債券を買うと言えば一気に利率が下がります。
先のがリスク民主主義ならこちらはリスク独裁主義です。
規模もヘッジファンドやSWFの比ではありません。

さらに格付けがBBB以上との事ですが、多分R&IJCRの定義でBBBなのでしょう。
日本の格付け機関は日本の企業に対して甘めです。
JALソニー諸外国からのそれと比較して甘めな感じがします。

後々問題になりそうでなりません。

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BATICを取ろうかと思う

今日、某資格の大原で色々な資格について聞いてきました。
魅力的な資格は色々あったのですが、特に興味深かったのはBATIC、英文会計学の資格です。
TOEICと同じ点数制の試験です。

国際会計検定BATICバティック】。この名称はBookkeeping and Accounting Test for International Communication(国際コミュニケーションのための英文会計テスト)の頭文字を取ったもので、英語による基本的な会計取引(英文簿記)の理解度を問う「Subject 1」と、その応用的な知識である国際会計理論の理解度を問う「Subject 2」の2科目で構成されています。
>>BATIC(国際会計検定)とは

その名の通り英文で会計を行う試験です。
日本の商工会議所がやっているため日本で受けられます。

中身の方は確かに英文で書かれてはいるものの、割と楽な感じでした。
簿記で言うと3級レベルです。
和訳した問題なら皆高得点でしょう。

現在世界的な流れとして会計基準をIFRSに移行しようとしています。
グローバル化が進んだため、言語における英語と同様、会計にも世界的に共通した会計体系が必要になっているわけです。

特に金融庁もこれに力を入れているようで2016年頃から国内会計も一気に切り替えていくそうです。

ITpro:「2016年度 IFRS移行」が決まった企業とは?

私は来年中に簿記1級を取る予定だったのですが、予定変更してこちらに傾倒しようかと考えだしました

理由は希少性と需要です。
本屋の棚を見たところ、簿記1級の書籍は何冊もあるのにBATICの書籍はありませんでした。
これはつまり簿記の方が社会的に強く認知され、持っている人間も多いであろうと言う事です。

しかし簿記はあくまで日本語です。
今後の国際的な会計では通用しません。
3,4年後には英文での会計がどうしても必要になるでしょう。

また、日本国の人口は減少傾向、法人数も下がり気味です。
今後のことを考えれば日本語オンリーの会計資格は飯の種が減っていく事になるでしょう。
公認会計士でさえ例外ではありません。

企業数の推移

統計局:会社企業数の推移

そう考えれば比較的有名な簿記よりもマイナーながら今後の需要が見込まれる資格の方が良いと思います。

簿記はBATICの後にやれば済む事です。
英語の勉強にもなりますし、挑戦してみましょうかね。
学生の皆さんも、履歴書に国際会計検定とか英文会計と書いた方が、簿記と書くよりインパクトがあるかもしれませんね。

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財政再建は痛みを伴うもの

この前政権交代をしたイギリスが、財政再建に向けて本腰を入れています。

英政府は20日、財政赤字削減を目指し、大規模な歳出削減策を発表した。年金受給資格年齢の引き上げや公務員の削減、社会保障関連支出の追加削減などが柱。削減規模は史上最大規模となる。
>>英政府が歳出削減策を発表、年金受給年齢引き上げなど柱

英国の債務比率はここ最近急上昇しており、財政問題が注目されています。
先日も信用格付けが引き下げられるのか否かでもめました。
世界各国で財政が悪化しているものの、イギリスの上昇率は群を抜いています。
アメリカと日本は自転車操業なのでもっと酷いのですが。

各国の債務比率

財務省:債務残高の国際比較(対GDP比)

政権交代を切欠に、この不況と債務の悪化に終止符を打ちたいと言うのが彼らの思いなのでしょう。
その為には多少の痛みも耐えるという心構えのようです。
年金を削ったあげく、公務員の1割の首切りとは、随分思い切っています。

往々にして現在の快楽は将来の苦労に繫がるものです。
私も学生時代にサボってしまった為、今苦労しています。

現在の雇用や年金制度を守るために借金をしたのなら、その皺寄せは後の世代に行きます。
しかしわかっていてもそう簡単には直せない、忌むべき悪癖です。

これを何とかするには強い覚悟が必要です。
英国はまだ一歩しか踏み出せていませんが、大事な一歩です
今後の展開に期待します。

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ようやく特会に手を付けるらしい

今までずっとスルーされ続けた特別会計に、ようやくメスを入れる気になったようです。
今更な感じもしますが、まあ初めの一歩として良しと考えましょう。

政府の行政刷新会議は20日夕の会合で、特別会計を取り上げる「事業仕分け」第3弾で、公共事業を行う「社会資本整備事業」など8特会48事業を重点対象にすることや、民間有識者の仕分け人を正式決定した。
>>首相、特会抜本的見直しを指示

特別会計は今までずっとスルー、と言うか腫れ物に触るような状態でした。
この制度は象徴の聖域としての面が強く、明らかに天下りなど官側が有利になるように作られています。
悪名高い暫定税率も、つい最近まで道路整備特別会計という特別会計の一部でした。

省庁の反発を恐れてか、政治はなぜかこれに介入せずずっと放置され続けていました。
50年もの間、"暫定"税率が使われ続けたのが何よりの証拠です。
政治家もマスコミも一般会計に彼是言うわりに、ここの話はまったく出ません

理経済:民主党も変わらずか… - スルーされる特別会計

官僚のパワーは相変わらず強いようです。
事業仕分けなど、波に乗っている時に突っ込んどけば良かったのに、政権維持にかまけてしまって後手に回ってしまいました。
後は野となれ山となれ精神で菅首相ががんばってくれればいいのですが。

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紙の媒体はなくならない

アメリカの学者様が、「近いうちに紙の本は無くなる」と豪語しています。

電子書籍と携帯情報機器の普及にともない、伝統的な「紙の本」は今後5年以内に姿を消すだろう――。途上国の子どもたちにノート型パソコンを配布するプロジェクトを立ち上げた米科学者、ニコラス・ネグロポンテ氏がこのほど、CNNの番組で自説を紹介した。
>>「紙の本」は5年以内に消える? 米科学者が見通し示す

この手の話は至る所でよく聞きます。

例えば最近行ったITの展示会でも、アンドロイドタブレットの開発者に同じ事を言われました。
私は「意外とそうでもないと思いますよ」と返したら、めちゃくちゃキレられました。
よっぽど自分の理論に自信があったんでしょうね。

そもそもこの「紙媒体が無くなる!」理論が浮上したのは何時頃だか御存知でしょうか?
私が知っている中で一番最初に言われ始めた時期は、かれこれ60年も前です。

この当時、各国でテレビの普及が本格的に始まりました。
これを見た学者やらアナリストやらが「新聞などの紙媒体はテレビに取って代わられる!」と声高に叫んでいました。
この辺りの経緯はこちら↓の本に色々書かれています。

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この時も紙は無くなるといわれましたが、見ての通り私達の周りには今もまだ紙媒体が溢れています。

そもそも紙の歴史は非常に古く、人間と紙の関係は2000年以上にもなります。
パピルスなども含めればさらに古くなるでしょう。
人間の技術が進歩しても細く長く続くものはあるものです。

理経済:流行りと廃り③ - 変わらないもの

iPadもいいのですが、紙の本は紙の本で良さがあります。
例えば電池は切れませんし、ページ数が少なければiPadより軽くなります。
紙の質感やペラペラ捲る感覚も、電子書籍にはまだありません。
古本屋巡りも中々面白いです。

世間では紙媒体がなくなると大袈裟に言っていますが、思っている以上にしぶといと思います
勿論、今後紙書籍は変革を迫られるでしょうが、だからといって紙媒体はなくならないと思います。

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円高に助けられる - 一次産品の上昇

最近の日本では円高が常に話題になっています。
15年ぶりの水準ですから当然ですね。
この円高に日本の輸出企業は悲鳴を上げています。
しかし円高も様様で、家計としては助かっている状態です。

為替動向

Yahoo!Finance

こちら↑はここ半年間の為替動向です。
下に行くほどドル高、上に行くほどドル安になっています。
赤は日本円、青は印ルピー(固定相場制)、緑はユーロ、黄色はブラジルレアル(変動相場制)です。

パッと見で円高になっている事がわかります。
それ以外に、日本以外の国では米ドルとだいたい一致しています
新興国であるブラジルでさえあまり変わっていません。
日本円だけ独歩高なんですね。

これにより問題になるのはインフレです。
先日金価格について述べました
円建てでは金価格は動いていませんが、他の通貨ではジャンジャン上がっていると言う事です。

勿論上がっているのは金だけではありません。
先日出たインドの9月第3週の一次産品卸売インフレ率は、なんと前年比18.31%増です。
上昇のテンポが早いのがわかります。

9月第3週の一次産品卸売インフレ率が前年比18.31%へ、うち食料インフレ率が同16.44%へと上昇したことや、新規の買い材料不足などから、活気に乏しい軟調な展開となっている。
>>【インド株】9/30午前、食料インフレ率の上昇など影響

この調子では通貨バスケットしている人民元も、内実と合わない位通貨安に抑えられているのでしょう。
食品インフレ率も高くなっているはずです。

中国の人民元問題が政治的テーマになっていますが、アメリカがドル安政策を打ち続けるのなら、中国側から何らかのアクションが出るかもしれませんね。
多分国債買い上げなど、切り上げではない何か…。

翻って日本はというと、野菜価格などが上がってはいるものの、そこまでキツイものではありません。
と言うか、今のこの日本で強烈なインフレが起きれば国が立ち行かなくなります
日本の不景気はインフレにならないからではありません。

理経済:需要を掘り起こせ!② - デフレの元凶

少なくとも、今の日本の家計簿は円高によって助けられています。
円高によっで苦しむ一方、円高で家計は丸く収まっています
世の中よくわかりませんな。

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試験が終わった

やっと試験が終わった…
すごく疲れました_ノフ○ グッタリ

IT企業勤めということで情報処理系の国家資格に挑戦してきました。
私は学生の時にサボっていた人なので、今更ながら勉強中です。
何で時間が余っていた学生時代にもっとやっておかなかったんでしょうね。

当ブログの閲覧者は100%学生ですが、悪い事言いませんので時間のあるうちに勉強しておいた方がいいです。
まあ就業後は報奨金が出たりしますので、空き時間とお金のトレードオフですが。

訪問者データ

取り合えず午前問題は通ったので、後は午後だけ。
解答速報は3日後との事です。

自信はそこそこ、と言うのは嘘で、正直ヤバイです。
受かっていると良いのですが。

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麻薬や煙草はやめられない - 止まらない金融緩和

先日、煙草が大幅値上げとなりました。
これを機に禁煙を始める人も多いとか。

しかしデータを見ていると、確かに喫煙者数は減っているものの、税金増や所得減の勢いを勘案すると、その中毒性は高さが伺えます。

喫煙者数の推移

産経ニュース:禁煙関連市場が活況 たばこ値上げを前に火がつく

50年間のたばこ価格の推移

Garbagenews:50年間の主要たばこの価格推移をグラフ化してみる

タバコでこのレベルですから、中毒性の強そうな麻薬とかはもっと凄まじいのでしょうね。
このように中毒性の強いものは、はじめは興味本位でもしばらくやっていると止められなくなります
自分の首を絞めていると知りつつも、止められない止まらないのです。

さて、本日その麻薬に手を染めてしまった人が、「すぐ止める」とほざいています。
国債を買い始めてからかれこれ半年近くになる方々の台詞とは思えません。

欧州中央銀行(ECB)シュタルク専務理事は15日、シュツットガルトで講演し、ECBによるユーロ圏国債の買い入れは一時的な措置であり、金融危機対応で導入した非伝統的措置の解除は今後も続けていくと述べた。
>>ECBの国債買い入れ、一時的な措置=シュタルク専務理事

Bloomberg:ユーロ圏各国中銀:10日に国債買い入れ-ECB発表を実践

金融政策やら経済対策やらは麻薬のようなものです。
少量をうまく使えば麻酔として効果がありますが、過度に使えば全身がヘロヘロになってしまい、逆に体を壊します。

脱却しようとしても、中毒になってしまい中々止められません。
日本のエコカー減税やエコポイント制度だって、何だかんだで延長されています
スパッと止めるはずじゃなかったのでしょうか。
あまりダラダラやると焦らせる為の制度として機能しなくなるのですが。

景気が悪いから続けてる?
それって喫煙者が「タバコがないとイライラする」と言って吸い続けるのと大差ないのではないでしょうか。

だいたい、どこの国でもどこの中央銀行でも「異常な景気対策はすぐ止める」とか行っているのですが、実際に止めた例はあまり聞きません
まずそういうところから認識し理解しないと前に進めないのですが。

この発言が実行できるのか、お手並みを拝見させていただきます。

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上がらない金の価値

最近金価格の動向がやたらとニュースで取り上げられています。
私の職場でも「金、上がっててすごいね。自分も買おうかな」なんて話もちらほら。
なるは金の動向には否定的なので、やめた方が良いと思います
まあチキンな私には恐れ多くて言えませんが。

株と違い、日本人にとっても金は身近な投資対象です。
宝飾品としても有名ですし、CMもジャンジャンやっています。
預金の代わりに延べ棒持っている人もいるとか。
不動産ほどではありませんが保有者も結構いるのでしょう。

さてそんな金ですが、価格の方はさっぱり上がっていません。
連日の報道はドル安の概念が抜けており、円建ての金価格が上がっていない事はまったく報道されていません。
要するに金の価値自体はさっぱり変わっていないのです。

こちら↓はドル建ての金価格(上)と円建ての金価格(下)のチャートです。
1単元の量は違いますが、推移は同じなのでご安心を。
表示期間もほぼ同じ(2010年4月~10月)です。

ドル建て金価格

円建ての金価格

フジフューチャーズ:国内/海外主要銘柄 「終値折れ線一覧」

こうやって見ると、ドル建てだと綺麗に右肩上がりですが、円建てだとむしろ下落気味なのがわかります。

以前、金価格に対して否定的な意見を書きました。
あれから1年半経ちましたが、円建ての金は14%の上昇、一方日経平均は23%上昇しています。
金の価格よりドルの価格を注視した方がよさそうです。

理経済:金の価格が心配
理経済:金の動向 - 生産量と埋蔵量

金の本質的な価値は、さっぱり上がっていないのです。

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半導体市場に立ち込める暗雲

半導体の在庫が積みあがっているようです。
関係者は現在の水準を問題ないとしつつも、今後の展開について警戒を強めているようです。

半導体の在庫水準は、7-9月期に過剰供給の領域に入った可能性もある。業界調査会社iSuppliが明らかにした。これは、半導体とパソコン需要が景気後退(リセッション)時に見られた後退からの急回復の後に、再び低迷することを示す新たな証拠となった
>>半導体の在庫が7-9月期に過剰領域に達した可能性=調査会社

どうせそうなるだろうと思っていましたが、やっぱりこうなりました。

理経済:LGが再び半導体事業へ?

この↑記事を書いて3ヶ月経ちましたが、半導体価格はあれから5%下落しています。
大きな下落を繰り返しながら全体的に右肩下がりと、お世辞にも良い状況とは言えません。

3ヶ月前には日本をはじめ、各国の半導体メーカーがバラ色予想を出していましたが結果は見ての通りです。
毎度の事ですが、こういう甘く浅い考えが事態を悪化させているのですが、何時になったら気付くのでしょうね。

半導体業界の曇り空はドンドン深まると思います。

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このアニメ面白いな~ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがない

10月は番組改変期。
新しく色々なアニメが始まったわけなのですが、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」と言うアニメが滅茶苦茶面白いです。
今回はそんな話、本当に趣味的な記事です。

普通、この手のタイトルだと主人公がオタクで甲斐甲斐しい妹がいて云々、と言うパターンが多いのですが、この作品は逆で、妹の方がオタクです。
作画も綺麗だし内容も面白い良作です。
声優の配役もバッチリで、立木と渡辺の夫婦役はいい感じです。
今後の展開にも期待大です。

この妹、かなり強烈な性格で兄に対してツンケンしていますが、兄を慕う妹が可愛くてしょうがないとか。
二次元と三次元は違うと言い、DVDを買い揃える事をお布施と言ってのける強者です。

またこの兄が非常に良い奴で一見がさつですが、理解があり、こいつの方が甲斐甲斐しい位です。
良い兄貴だな。
私にも妹が一人いますが、こんな良い兄貴だった記憶が無い…
今から穴埋めするかな。

ところで、この作品はオタクネタという事で秋葉も2話から出てきます。
この秋葉原、テレビなどでは観光客がジャンジャン来てウハウハ状態のように報道されていますが、実際はかなり空洞化が進んでいます。

例えばこちら↓はJR秋葉原駅から徒歩3分のビル。

Img_0619

そしてこちら↓は徒歩1分のビル。

Img_0620

まるで去年行った信州みたい。

理経済:信州たびにっき 1日目

伝え聞く情報だけでなく、自分の目で見る事は重要ですね。
日本の空洞化現象は都心にも、そして秋葉原にも影を落としているようです。

理経済:世界的過疎化(Global Underpopulation)

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市場に思い知らせなければ介入なんて意味が無い

円高がどんどん進んでいます。
"史上最大の介入"なんて無かったかのような円高ぶりです。

11日の外国為替市場では、米ドルが一時、円に対して15年ぶりの安値水準を更新し81.40円をつけた。米連邦準備理事会(FRB)の追加緩和観測のほか、為替に関して国際的な合意が形成されていないことで、ドル売りが膨らんだ。
>>米ドルが一時81.40円に下落、為替の国際合意欠如で

10月頭の介入で、日銀が平均いくらでドル買いしたか知りませんが、仮に83円とすると既に1.5%程含み損を抱えている計算になります

結局、たった2週間で300億円もの含み損を抱える事になりました。
一体何のための介入だったんですかね。

市場と言うものは面白いもので、思い通りに動かそうとすると動きませんが、何も考えないで流れに従うと結構思った通りに動きます
史上最大の介入と言っても高々2兆円。
一日100兆円が動く為替相場では大した力はありません。

特に今回は介入しそうだと言う噂がずっと流れており、市場関係者もずっと介入時期と水準の予想ばかりしていました。
これでは本当に介入したとしても、市場にとっては単なる通過儀礼になってしまい、驚きも駆け引きもありません

だいたい、テレビに金融関係者がぞろぞろ出てきて、一つのテーマでガヤガヤ話している時は、市場はその事を織り込んでいる時です。
後からノコノコ出てきて実行しても、何の意味もありません。
押し目になるだけで、ただの無駄遣いです。

これを打開するためには2通りの手法しかありません。
一つは市場の流れに従う事です。

円高基調ならそれに決して逆らわず、相場が拮抗するまで待ちます。
介入はそうなった時にこそ行うべきであり、綱引きの綱に切れ目を入れるような行為をするべきです。

後は市場が勝手に動いてくれるでしょう。
長期投資家の手法を見ていると、単純な逆張りではなく、このような潮目を感じ取る感覚が優れているように見えます

もう一つは市場を出し抜く事です。
例えば円買い介入するとか。

市場は円売り介入する事を前提に話を進めています。
そこに大量の円買いが入れば市場は混乱し、一時的に大きく円高に傾くでしょう。
そこで今度は一気に反対売買を行い、ついでに円売りを行います
売った円分の現物は、日銀が新規にお札を刷って差し入れます。

これは特に仕手で行われる手法で、株価操縦(為替操縦)として槍玉に挙げられかねません。
しかしそもそも介入だって株価操縦の一種なのですから、多少の批判は折込済みです。

円高を狙っていた国内のFXトレーダーや、外資系ヘッジファンドは大損をこきます。
下手するとFX破産する人もいるかもしれませんが、そういった犠牲の下、大量の反対売買(円売り)が行われ一気に円安に傾くでしょう
そうすれば彼らも、日銀の怖さを多少は理解するはずです。

市場は駄々っ子のようなもので、親に厳しく叱られ、思い知ってこそちょっとだけ言う事を聞くようになります。
彼らを出し抜けないようでは、日銀も政府もなめられっぱなしで、市場にブンブン振り回されるでしょう。

政府や日銀の中には優秀な金融屋はいないんですかね。
今井雅人とかに介入担当とかやらせてみれば良いのに。
榊原英資よりよっぽどうまそうなのですが。

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漫画「トリコ」が面白い - 作者と読者

最近トリコという漫画に嵌っています。
漫画「トリコ」はジャンプに載っている格闘(?)漫画で、主人公の美食家トリコが、うまい食材を求めて旅をし敵や食材と戦う漫画です。

著者は「世紀末リーダー伝たけし!」を書いていた島袋先生です。
センチュリースープ編の頭辺りから読み始めたのですが、中々面白いです。

さてこの漫画、内容も面白いのですが、もっと面白いのは作品中に多数出てくる食材です。
例えば「イチゴ飯」や「骨付きコーン」、「生姜豚」等々様々な創作食材が出てきます。
戦闘に入ると出てくる食材数が少なくなりますが、1話あたり3種位出てきます

トリコ・データベース

この食材達、島袋先生が独自に考えているかと言うと必ずしもそうではなく、読者からの投稿が多いようです。
投稿ものは必ずPNが書かれているのでわかりやすいです。

これは実に革新的な手法です。
以前、ケータイ小説がブームになった時に、多くの経済人がそのメカニズムを研究していました。
いくつか理由が挙げられていますが、その一つに「読者によるアイデア投稿が良かった」というものがあります。

クローズアップ現代:手軽な文学? ケータイ小説

ケータイ小説の場合、通常の小説と違い公開された段階では作者自身最後まで書き終えていません。
また携帯電話という媒体の為か、読者は気軽に作者に感想やアイデアを投稿します。
それを受けた作者が話の軌道修正を行ったりします。

話が変な方向に言ってしまうのでは、と思われがちですが、これが意外と成功したわけです。
読者の意見を取り込むことで、その読者のロイヤリティーが大幅に向上し、宣伝までしてくれたなんて事例もしばしばあるそうです。

トリコもこの手法とかなり近いです。
作者としても自身のアイデアには限界がありますから、読者からの積極的な投稿は有難いでしょう。

読者からしても自分のアイデアが全国紙に載るわけですから、採用されればうれしいです。
はがき職人みたいなのも多数出るでしょう。
両者の欲求を同時に満たす良い方法です。
場合によっては一つの食材から長編も出来そうです。

最近、アンドロイドOSにしてもアップアプリにしても、ユーザの力を取り込む手法が増えています。
漫画だってそういう手法があっても良いと思います。
今後の作品展開に期待です。

理経済:東方というコンテンツのオープンソース化①
理経済:事実は小説より奇なり - アルビン・トフラー
理経済:ブランドにも変化が必要

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金利を下げるデメリット

一般に、金利を下げると市中で回るお金が円滑になったり増えたりするため、景気によいと言われています。
度が過ぎればインフレになるため、景気の良い時には上げてお金の動きを抑制し、景気が悪化した時には下げてお金を循環させるのが教科書的な手法です。

しかし、得てして世の中は本の通りには進みません。
事実は小説より奇なりと言いますが、まさしくその通りです。

金利上昇時に地方銀行が損失を抱えるリスクが膨らんでいる。金利が1%上昇した場合に保有国債などから発生する推定損失額は、2009年度末に約4兆1200億円と過去最大になった。地銀は貸し出しの伸び悩みで余った資産を相対的に安全な国債に振り向けており、期間の長い国債に投資する傾向も強まっている。
>>地銀の金利上昇リスク、過去最大の4兆円に

金利を下げると金融機関の調達金利も下がりますが、貸し出した時の金利収入も下がってしまいます

借金しまくっている中小企業のオーナーに貸しても、国家にお金を貸しても利益が大して変わらないのなら、安全そうな国債に資金が向かうのは当然です。
世の中思い通りになりませんね。

地銀もその誘惑に駆られ、国債を買い捲っていました。
国債保有残高は35兆6600億円にもなるそうです。

日銀が金利を上げると日本国債の価格は下がります。
金利を上げる ⇒ これから新たに発行される国債は今までと同じ価格でより高い利回りを得られる ⇒ 既存の国債の需要が下がり値段が下がるからです。

記事では細かく書かれていませんが、おそらくここでいう損失は含み損なのでしょう。
満期保有か否かわかりませんが、どちらにしても多くの含み損や含み益の減少が出ます。
簿価は変わらずとも中身の価値は日々変化しています。

さらにここでは触れられていませんが、メガバンクやゆうちょがさらに多額の国債を保有しています
特にゆうちょは150兆円もの国債を保有しています(図は少し古いデータです)

Photo

日本国債/財政赤字問題に国民が取るべき選択:主要銀行(メガバンク) 国債保有残高
日本郵政:第5期(2010年3月期)

単純に考えれば金利を1%上げると郵政だけで17兆円超の損が出ます。
会社が潰れますな。
メガバンクも、地銀の残高総額と同じ位の額を各々保有していますから、数兆円単位で損を出す事になります。

これでは日銀も金利を上げようがありません。
しばらく上げる事もないから良いのかもしれませんが、将来を考えれば決して良い事ではありません。
3年前のように物価が急騰した場合、迅速な対応は出来ないでしょう。

低金利を続けた結果、思ってもいない状況が起きています。
"異常な低金利"なんて安易に続けるものではないのです。
良いことより悪いことのほうが多いのです。
何時になったら理解するんですかね。

WSJ.com:新興国市場を引っかき回す低金利資金
理経済:資産バブルの行き着く先④ - インフレを輸出する

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ノーベル財団は中国に圧力をかけたいらしい

またノーベル平和賞を反共産党派に授与しました。
ノーベル平和賞は内政干渉的な意味合いが強く、政治色の強い賞です。
ノーベル財団側の意向なのか、スウェーデンノルウェー政府の意向なのかわかりませんが、よほど中国に圧力をかけたいのですね。

2010年のノーベル平和賞は、服役中の中国の反体制活動家、劉暁波氏に授与されることが決まった。民主主義と人権向上に向けた取り組みが評価された。
>>ノーベル平和賞:中国の反体制作家、服役中の劉暁波氏に

20年前にもダライ・ラマにノーベル平和賞を与え揉めましたが、今回も揉める事を覚悟で授与したようです。

確かに中国は法輪功の問題やダルフールの問題など、目に余る行為を続けています。
中国人がやっているのか共産党がやっているのかはわかりませんが、ちょっとやりすぎです。

民主化も大事でしょうが、明らかに外国にまで影響を及ぼすような問題は優先度高です。
ノーベル財団はその辺りを考慮して、国際世論を動かそうと考えているのだと思います。

平和賞一つで中国が変わるとも思いませんし、経済の強さを背景にかなりの強硬姿勢を見せていますから、むしろ国家レベルで圧力を加えようとするでしょう。
英断ではありますが、事態の収拾は面倒な事になりそうです。
劉氏が辞退なんて事もあるかもしれませんね。

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土地価格が問題

日銀が追加の金融緩和を発表しています。
何でも、国債などの安定資産だけでなくREIT等のリスクが高めな資産も買い取るそうです。
株も買うそうなので、株価が下がったら「買い上げろ!」とか言われそう

「物価の安定」が展望できる情勢になるまで実質ゼロ金利政策を継続することも表明した。また、国債、コマーシャルペーパー(CP)、社債、指数連動型上場投資信託(ETF)、不動産投資信託(J-REIT)など金融資産を買い入れる5兆円規模の基金を創設することも検討する。
>>日銀:政策金利を0-0.1%に-5兆円の資産買入基金創設

そもそも緩和に意味があるのか私には疑問ですが、それは置いておいて、この決定は確かに大きいです。
FRBもモーゲージを買っていますが、日本の場合地価が下がりまくっていて今後の上昇が怪しい資産です。

地価総額

理経済:資産バブルの行き着く先③ - 借金した結果

買い上げるのはちょっと気が引けます。
地価が下がれ日銀も損します。
買い入れが増えれば、地価が景気を決定するようになってしまうでしょう。
まあ今もそうか…

まあ、インフレにならなければ日銀も大損を出す訳で、買い入れを行えば日銀の利害と市場の利害が一致します
そう考えればいい政策なのかもしれません。

ただ今までのパターンから言って、日本の借金が増えると地価が下がります
国家の借り入れも促す金融緩和政策では、地価は上がらず市場も日銀も大損をしそうです。
利害が一致しても、それが景気を押し上げるとは限りません。

これまでの緩和政策も含めて、今回の決定で将来の選択肢を少なくしそうです。

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とうしくんがかわいい

日本証券業協会が投資呼び込みのためのマスコットを作っていたそうです。
ゆるキャラブームに乗っかったキャラなのですが、個人的にはかなり好きです。
ひこにゃんばりに良い感じ。

とうしくん

毎日.jp:ゆるキャラ:「とうしくん」がPR 10月4日は投資の日

"とうし"にちなんで牛系のキャラとなっているそうですが、ブル相場も意味しているそうです。
ウォール街の牛像とはえらい違いですね。

「とうしくん」は、上げ相場の象徴であるブル(Bull:雄牛)であり、10月4日の「証券投資の日」にちなんで「投資(とうし)」から名付けられました。
>>「証券投資の日」記念イベント及び「とうしくん」について

こちら↓がウォール街の牛さん。
写真を探すとお尻の画像が多いのはなぜww

ウォール街の牛像

建物・オブジェのフリー写真素材 無料画像060:「ウォール街(Wall Street) 雄牛像」

やはりとうしくんの方が良いです。
海外でも流行らないかな。

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米国証券会社の芸が細かい

最近気付いたのですが、私が愛用している証券会社、Firstrade証券は毎月口座のレポートを出しているようです。
こちら↓がその一部で、取引内容や現金比率までしっかり出ています。

現金比率

前からメールで「取引内容をまとめました」的な内容のものが届いていましたが、普通にスルーしていました。
毎月懇切丁寧に書いていてくれていたんですね。
楽天証券を使っていた時もちょっとした資産の推移が出ていましたが、こんなに詳しくはありませんでした。
芸が細かい。

グラフには出ていませんが、保有銘柄が資産に占める割合もしっかり書いています。
こうやって見ると、現金20%に重石銘柄が30%と相変わらずの保守ポートフォリオです。
だから稼いでくれる連中にめいっぱい稼いでもらわないといけないんですね。
もうちょっと組み替えようかなsweat02

まあ分散投資が空売りより嫌いななるは、組み替えるタイミングも市場任せ。
分散した時のように柔軟なリバランスは出来ません。
ETFとか混ぜた方がいいのかな?
気長に行くしかないようです。

ちなみに、Firstrade証券友達紹介キャンペーンをしているそうです。
先日、突然読者の方から「紹介して欲しい」とメールが来て驚きました。
手続き的には簡単でした。
マルチ商法も使いようと言う事ですね。

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FRBも一枚岩ではない

最近FRBの中の人が結構好き勝手な事を言っています。
昔から似たような事は度々ありましたが、議長の意見を真っ向から意見する記事がいつもより多い気がします。

米ダラス地区連銀フィッシャー総裁は1日、連邦準備理事会(FRB)による追加の量的緩和策について、効果よりも悪影響を生む可能性があるとして懐疑的な見方を示した。
>>追加量的緩和のコスト、恩恵を上回る可能性=米ダラス地区連銀総裁

私はインフレにならないと思いますが、地区連銀の偉い人が公然と追加緩和をけん制するとは随分ですね。
市場関係者は追加緩和を期待しているようですが、鍵を握るFRBも一枚岩ではないんですね。

Wikipedia:連邦準備制度

要するに混乱しているのでしょう、プロの間でも。
教科書的に言えば、確かに景気が悪い時は大量の資金を供給すべし、と言われていますが、実際にやってみると思っていたほどの効果が上がっていません。
景気後退は終わったと言われていますが、国民はそうは思っていません。

CNN:米国民の7割強、景気後退は「終わっていない」

一方でマネーの供給量は日に日に増えており、FRBの資産も明らかに膨れ上がっています。

FRBのバランスシート

クリーブランド連邦準備制度
ロイター通信:米連銀貸し出しは減少、バランスシートは過去最大に=FRB

リーマンショック以降、総資産が目に見えて増えています
しかも増えているのはモーゲージ証券です。

証券用語辞典:貸付債権担保住宅金融公庫債券
野村證券:モーゲージ証券

地価が持ち直しているうちは良いのですが、逆転すると大変ですね。
所詮銀行のリスクをFRBに移しただけですから、地価が上がれば万事解決ですが、下がればすべて終わります
問題は何も解決していません

資産が下落すれば市場や政府からの締め付けがきつくなります。
今の緩和政策の所為で将来の選択肢が少なくなり、自分の首を絞める事になりかねません。
まともな神経をしていれば、静観は出来ません。

経済人である理事会の方々だって、本当にこのまま突き進んで良いのか迷っているのでしょう。
特に彼らは教科書をバッチリ読んでいるでしょうし、市場についても詳しいはずです。
知っているが故に余計混乱するのです。

現状にも自身が持てず、さりとて自身の意見にも自信が持てない。
だから小出しに小声で話すのでしょう。
FRB内部も市場と同様に迷っており、一枚岩ではないようです。

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地球に似た星

地球の近くに、「地球に似た環境の惑星」が見つかったそうです。
なるは元々宇宙学を学んでいたので、こういう分野はとても興味があります。

新たに見つかった惑星のうちの1つについて、▽光や熱を発する「グリーゼ581」との距離が、水が凍ることなく液体のまま存在できるとみられる、ちょうどよい距離にあるほか、▽重力が地球とほぼ同じで、大気を保つことができる可能性が高く、生物が住みやすい環境を備えていることがわかりました。
>>生物住める可能性ある新惑星

この広い宇宙でたった20光年の距離にあるなんて、奇跡的ですね。
この距離だったら、近い将来行けるようになるのではないでしょうか。
宇宙には思っているよりも遥かに多くの"地球型天体"があるのかもしれません

宇宙は本当に広大で、私が調査していた天体も5000万光年位離れていました。
兵は億光年単位の天体を調べていました。

さらに宇宙の大きさには諸説あり、宇宙の年齢から考えられている137億光年を遥かに凌ぐという理論が大勢です。

Wikipedia:観測可能な宇宙

この項目でご立派な事が多数書かれていますが、これらもすべて仮説であり、信憑性はありますが確定的なものではありません。

例えば「時空連続体は宇宙スケール上でかなり歪んでおり」と書かれていますが、宇宙が閉じているのか開いているのかはわかっていません。
宇宙論はまだまだわからない事が多く、日々進歩しています
今後これらの定説が覆る事は度々あるでしょう。

宇宙が広ければ、それだけ多くの恒星があり惑星もあるでしょうから、地球型惑星は思っているよりもあるでしょう。
宇宙人も意外と多いと思います。

100億年も経てば、大概の恒星は無くなるか冷たくなるかするでしょうから、惑星の寿命もこのくらいでしょう。
広いからといって沢山あるとは言えませんが、ロマンは尽きません。

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