« 証券取引所の温度差 | トップページ | もしドラがアニメ化するらしい »

CITの好決算 - デフレ不況へまた1歩

米国CITの7-9月決算が発表されました。
中々の好決算で、株価は6%近く上昇しています。
株主としてはホクホクです。

それはいいのですが、問題なのはCITという消費者金融業社が儲かっていると言う事実です。
そもそも私がCITに目を付けたのは、米国が日本型のデフレ不況に陥ると考えたからです。

理経済:歴史は繰り返す③ - 流行りそうな業種

彼らの決算の中身を見ても、中小企業向けの借り換え需要が大きいようです。

The lender to small and mid-sized businesses has been working on refinancing and repaying its credit lines as interest costs have hurt its bottom line. Lately, CIT had seen strong gains, helped by receivable sales and recoveries of charged-off receivables.
>>CIT Posts Profit, Revises First-Half Results Higher

米国の銀行のバランスシートは一向に良くなる気配がありません。
ただでさえ臭い物に蓋をして、不動産の不良債権を誤魔化していたのに、ここに来てロボサイナー問題が浮上し、テンヤワンヤです。

WSJ.com:バンカメ、住宅差し押さえ問題で今後の日程示す
Market Hack:ロボ・サイナー問題とは何か? アメリカの不動産市場、オワタ

一番中小企業に近そうなバンクオブアメリカが一番煽りを食らっているようですから、メガバンクの中小企業への貸し出しは期待できそうにありません。
行き着く先は消費者金融というわけです。

この決算だけで、即米国が日本型デフレになるとは言いません。
しかし、赤信号の一つである事は確かです。

他から上がる青信号でカバーできればいいのですが、最近は綱引き状態なので期待できません。
CITの好決算は株主にとってはうれしい事ですが、米国の長期経済を考えた場合悪材料としての色が強いようです。

ところで、ぜんぜん知りませんでしたがCITはバフェットの後継者が一生懸命買っているそうです。
誰がバフェットの後継者になるのかはわかりませんが、この人も中々よさそうです。

Photo

WSJ.com:Buffett Flags a Successor

どうなる事やら。

|

« 証券取引所の温度差 | トップページ | もしドラがアニメ化するらしい »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/528305/49856858

この記事へのトラックバック一覧です: CITの好決算 - デフレ不況へまた1歩:

« 証券取引所の温度差 | トップページ | もしドラがアニメ化するらしい »