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歴史は繰り返す① - 日本の現状

相変わらず日本の景気はだらだらしています。
円高が悪材料となり株も低調。
話題の金価格も、日本では円高が重なっている為今ひとつ。

そんな冴えない日本と対照的に思われているのが米国です。
FRBの英断で景気が持ちなおしていると言われていますが、本当のところはどうなのでしょうか。
今回はそんなお話。

かつて日本は新興国として世界を席巻してきました。
しかしプラザ合意などの激変と国内金利の急激な低下を経て、日本国内のお金がダブつきました
これがバブルを生み、その後は皆さんのご存知の通りです。

日銀の政策金利推移

ゆかりのFX (国債利回りの推移も)
日本銀行:長・短期プライムレート(主要行)の推移 <1966年~1988年>

プラザ合意があった1985年から金利を大幅に下げ、バブルが終わった後に金利を上げまくっている辺り、如何に場当たり的な行動していたかがわかります。

バブル崩壊後の日本では様々な事が起こりましたが、注目したい企業を取り巻く環境についてです。

バブル崩壊後、日本では規模の大小に関わらず多くの企業が大量の首切りを行いました。
流行語にリストラと言う言葉が載るくらいですから、相当ひどかったんですね。

失業率の推移

社会実情データ図録:失業率の推移

一方就職の方も絶望的な状態となり、有効求人倍率が日に日に下がりました。
特に調整弁として機能していたパート職の下がり方は凄まじいです。
優れた技能工と単純労働者が若干不足気味、販売員が余り気味なのも特徴的です。

有効求人倍率(一般・パート)の推移

職種別雇用過剰感の推移

厚生労働省:平成14年労働経済の推移と特徴 - 3) 求人倍率の動向

景気が下向きの時はこの首切りと保守的採用でも特に問題は無かったのですが、01年頃から中国の好景気に引っ張られる形で景気が徐々に上向いてきます。

こうなると企業は人手が足らなくなります。
しかし「人は欲しいが固定費はいらない」と言う経営者が多数現れ、派遣社員等の所謂非正規雇用が増加、逆に所謂正社員は減少します。

内閣府:平成21年度 年次経済財政報告 第3章 雇用・社会保障と家計行動 P200 PDF

もともと非正規雇用者は15~20%程度存在していたのですが、加速させたのは法改正(99年)と"世界"景気の好転です。
さらに企業のグローバル化も重なり、どんどん外国人労働者にシフトしていきました
単純工なら別に日本人でなくてもいいのです。

これにより外需企業は外国に現地工場を建てて行きます。
世界の追い風を受ける輸出企業はジャンジャン儲かりますが、一方の内需は消費者マインドが萎縮してしまい全く好転の気配がありません。

さらに国内に留まる中小企業は間接的に新興国の製品と戦う事となり、その上銀行側の貸し渋りにあっています。
頼みの綱は消費者金融ですが、金利が高い上に貸金業方の改定で死滅状態です。

理経済:米CIT問題と日本のノンバンク問題 - 総量規制とサラ金難民

かくして外需型大企業とその他の企業の格差は大きく開いていくわけです。

これが日本の現状です。
マニアックな人なら誰でも知っています。

しかし米国でも似たような現象がおきていると述べると、色々な人が疑義をはさみます。
アナリストもエコノミストも口をそろえてNoと言います。
米国の現状は本当の所どうなのでしょうか。

続く…
理経済:歴史は繰り返す② - アメリカの場合
理経済:歴史は繰り返す③ - 流行りそうな業種
理経済:歴史は繰り返す④ - そもそもどういう現象なのか。

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