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歴史は繰り返す② - アメリカの場合

シリーズ2回目です。
日本の現状はわかりましたが、ではアメリカはどうなのでしょう。
当ブログでは度々米国が日本化していると述べてきましたが、実際のところどうなのでしょうか。

理経済:歴史は繰り返す① - 日本の現状

最近のアメリカの動向を見ていると、激安商品が流行ったり百貨店売り上げが下がったりと、バブル崩壊後の日本に似ています。
特徴的なのはパートタイム労働者が明らかに増えている事です。
日本で派遣労働者が増えているのとよく似ています。

米国のパートタイマー

Seeking Alpha:'Forced' Part-Time Employment Increases

こちら↑は米国のパートタイム労働者数の推移です。
長期的に見て上昇傾向です。
人口の伸びを考えてもハイペース。
一方全体の失業率や就業者数の推移は低空飛行です。

米失業率と就業者数の増減

時事ドットコム:【図解・国際】米国・米失業率の推移(最新・2010年8月6日更新)

これを見ると米国内の就労者に変化がおきている事がわかります。
労働者に占める時給型労働者が急速に増えていると言う事です。
世界的な大企業ですらその懸念が囁かれています。
就職氷河期も到来している模様。

WSJ.com:【ブログ】ウォール街に近づく首切りの嵐
WSJ.com:【日本版コラム】「日本化」する新卒の米国就職事情―雇用回復がない息苦しさ

アメリカの場合、日本と違って首切りは普通に行われているそうですが、それでもフルタイム(FTE)とパートタイム(PTE)の違いはあります。

同一労働同一賃金の国ですから、時給換算にすれば差は無いのでしょうが、労働時間が少なくなりますから当然収入は下がります。
余った時間で、他の場所で働ければいいのですが、まともな働き口が少ない状況で果たしてFTEからPTEにされた人が本当に這い上がれるのか疑問です。

またアメリカの保険料は高額な事で有名です。
収入の下がった人間に払えるかどうかも疑問です。

企業が提供する医療保険に加入するアメリカ人は現在、1世帯当たり年間8000ドルの保険料を支払っているが、大統領経済諮問委員会によれば、25年までにはそれが2万5000ドルまで増加するという。
>>アメリカの医療保険制度は最高だ!

年8000$と言う事は月670$です。
私にはちょっと払えないな。
でも米国は保険に入っていないと冷たいから、がんばって払うか辛くても我慢するんでしょうね。
収入の無い人程負担の割合が大きくなります。

まあ私だって国民保険にあれこれ払っているわけですし、彼らがくたばった農民保険など勝手に加入させられている場合もあるので一概には言えませんが。

このように、日本のようにはっきりとした正規非正規社員は無いようですが、格差の拡大はさらに進んでいるようです。
ジニ係数の最新のグラフが無かったのでわかりませんが、米国のそれは日に日に上がっていると思われます。
日本もそうでしたから。

また、中小企業と大企業の格差も広がっているようです。
さらに米国内で稼ぐ内需企業より輸出企業が堅調だとか。

失業率が高水準にとどまるなか、輸出に依存する製造業者の多くは熟練労働者を確保できない状態だ。一方、かつて米国の労働者のセーフティネットであった仕事(例えば小売り業)は、ほとんど求人がない
>>拡大する米企業間格差─堅調な多国籍型と伸び悩む国内型

日本でもそうですが、国内に縛られがちな資金力の無い企業は国と共に衰退していくわけです。
今のアメリカもどんどん日本化しているわけです。

さて、ではこのような社会的変化がどのような生活の変化をもたらすのでしょうか。
それがわかればどんな市場にニーズがあるのか理解できます。

続く…
理経済:歴史は繰り返す③ - 流行りそうな業種
理経済:歴史は繰り返す④ - そもそもどういう現象なのか。

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