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アメリカの低迷は長引きそう

世間は円高ネタで盛り上がっています。
確かに歴史的な水準ですから盛り上がるのも頷けます。

この円高、一説には欧米を始めとする各国が自国の通貨安を容認、と言うか故意にやっているのではないかと言われています
対応がどんくさく、政府も中央銀行も碌に働かない日本円は、投機家や各国中央銀行にとって格好の鴨なわけです。

読売オンライン:閣僚、相次ぐ日銀批判…追加金融緩和求める

さてそんな各国の私利私欲が渦巻く市場ですが、案外そうでもないかもしれません。
各国は自分に都合のいいように市場を操作しているつもりなのでしょうが、実はキャピタルフライトと時期が重なっているだけかもしれません

米国の経済は相変わらず不調です。
企業決算など、なんとなく明るい数字が出ていますが、所詮政府からのドーピングで作った空元気です。
政府の手が止まればすぐに失速します。

何より肝心の個人消費がおぼつかず、全体的に保守的になっています。
特にアメリカ。

アトランティック・エクイティーズのアナリスト、リチャード・ステート氏は「米景気が急激に落ち込めばリスクが生じる」と指摘。シティグループの一部の投資家は「最も高い価格での売却ができなくても、同行が消費者金融事業から撤退することを望んでいる」と語った。
>>米シティ消費者金融部門:返済遅延が予想上回る増加-合理化の影響で

消費も雇用も低迷し延滞率が増加、貸倒率も増加、しかも本業の不良債権処理で手一杯では、消費者金融に手が回らないのもわかります。
しかも公的資金まで突っ込まれた大銀行ですから、派手な取立てはできません。
まあ妥当な判断です。

昔の日本でも似たような現象がありましたが、その時は派手な事ができるノンバンクが台頭し、銀行をバックにしたりして、大手のいない入れ食い市場を席巻しました。
案外アメリカでサラ金事業をやったら儲かるかもしれませんね
銀行のサラ金部門を買い叩けそうですし。

キャッシング講座(消費者金融の歴史)

アメリカの経済学者や機関投資家は景気に対してやたらと強気です。
これをさらに加速させ、景気回復につなげようと政府もFRBも躍起です。
しかし、もしそれが単なる妄想だとするれば、通貨安は自然な流れと言う事になります。

通貨安政策はあくまでFRBが主導しているように思えますが、本当のところはただの便乗通貨売りなのかもしれません
政府も後押ししてるんだから丁度いいかな、てな感じ。

そうなると外国人の保有比率が高い米国債は不利です。
仮に日本のように国民が米国債を買い支えたとしても、それはつまり個人消費の鈍化に繫がると言う事です。
いずれにしても、米景気の低迷は長引きそうです。

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