投資家の心理
su-Zさんの世界四季報で、投資家の心理について言及していました。
非常に的を射ているので、ちょっと転載いたします。
人にもよるので一概には言えませんですが、非常によく市場の心理を捉えていると思います。
人間はかなり昔からこれと同じようなサイクルを繰り返しています。
特筆すべきは「5.最高の買いチャンス」と「13.欝的な状態」です。
株価が上昇し右肩上がりの時、人は得てして株価に惑わされてしまい決算書を読みません。
目に映る数字はどれも魅力的に映ってしまい、あらゆる状況を肯定的に捉えてしまいます。
決算書を見ているようで、実は"見ているだけ"の状態になっており、株価ばかりを見るようになります。
株価が上がるのも当然と考えてしまい油断してしまいます。
アナリストも揃って買い推奨を行います。
例えば先日書いたアップルなどもこんな感じです。
Yahoo!Finance:Apple Inc. (AAPL)
理経済:アップルを売ろうか悩み中
ピークの時は皆がそこの株を持っており、どれぐらい儲かるかな、と皮算用をしています。
本当はそういう時が最高の売り時なのですが、周りの空気に押され、売りたいとは言えないのです。
「株価が高いは七難隠す」と言うわけです。
一方株価が下がりだすと途端にみなが弱気になります。
特に企業ではなく株価を見ていた人々はさっさと去っていきます。
どん底辺りではまともな買い手まで去ってしまい、アナリストも粗探ししかしません。
アナリストはその性質上、相場の流れに沿う事しか言えません。
逆張り的な事は上司に説明し難いですからね。
このような心理から株は必要以上に売られてしまいます。
私はこういう時に参入するのですが、大概次の瞬間には下落しています。
かなり欝です。
人間の歴史はそこそこありますが、大体いつもこんな感じです。
中々良くできた図だと思います。
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