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2010年7月

やっぱりよくわからない円高傾向

つい先日まであまり動いていなかった為替レートが急に動き出しました。
相場が動かないときは往々にして"嵐の前の静けさ"である事が多いのですが、今回もそうだったようです。
お蔭様でクロスレートが軒並み円高に振れています。

30日の東京外国為替市場は、アメリカ経済の先行きに対する不透明感などからドルが売られる展開となって、円相場は、一時、1ドル=86円17銭まで値上がりし、ことしの最高値を更新しました
>>円相場 一時ことし最高値に

私の資産の半分は外貨なため、円高局面だと円ベース資産が減ってしまうので、気分もちょっと降下気味です。
まあどの通貨で換算するかは視点の違いに過ぎないのですが。
幸い米ドル/加ドルでは加ドル高傾向なのでありがたいです。

しかしつくづく理解できないのは、なぜここまで円が買われるのかということです。
勿論、ブログやアナリストのデータを見れば尤もらしい事がつらつらと書かれていますが、その解説が如何程信用できるのかは考え物です。
相場は所詮感情や妄信で動いているのであって、機械のようにサイコロで動いているわけではないのですから。

3. 「エコノミストの予想によると・・・」 
ちょっと待った。ブローカーに所属エコノミストが今回のリセッションを予想していたかどうか聞こう。そうであれば時期も尋ねる。 …(中略)…ウォーレン・バフェット氏はかつて、予想屋のおかげで占い師が立派に見えると言った。
>>不朽の株式投資神話10選-真偽のほどを検証

こんなに借金が多くて、資産の中身も微妙で、外貨建ての格付けが低い国の通貨が買われる理由がやっぱりよくわかりません。
流れに乗るのが相場ですから、理由を追求する事にあまり意味がないとは思いますが、気にはなります。
皆同じような理由で円を買っているんですかね。

Bloomberg:ムーディーズ:日本国債格付け「Aa2」に統一-円建て引き上げ

政府も企業も円安を期待していますが、次に蛇口が開いた時はもう閉まらない状態になるこま知れません。
何らかの対策は採って置いた方がよさそうです。

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やることはどこでも同じ

アメリカで漫画の著作権侵害がすごいそうです。
中国の著作権侵害が話題になっていますが、特定の分野に限っては日本やアメリカも同じのようです。

米国ではこのところ、出版社や著作権者の許諾を得ずに漫画をスキャンし、吹き出しなどのテキストを英語に翻訳した「スキャンレーション」がちょっとしたブームになっているようだ。
>>【ブログ】日本から米国へ:「漫画の著作権侵害を停止せよ」

Youtubeを検索してみると英語に翻訳された歌やらアニメやらが大量にあがっています。
しかも結構再生回数が多い。
特に権利に寛容な角川の作品は波及が多いようです。

ITmedia:「YouTubeは世界共通語」――角川会長の考える“次の著作権”

やっていることはどの国でも大差ないんですね。
逆に言えばそれだけ潜在的な需要があるわけです。

まあアメリカの著作権はネズミを守る為に存在するようなものですから、対外的なイメージと国民の感覚にはギャップがあるのかもしれません。
日本だって似たようなものですし。

イメージの力は大きいんですね。

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Yahoo!…、恐ろしい子。

今日はなんだか訪問者数が多いな、と思ったらヤフーの株掲示板に紹介されていたようです。
ちょっとした記事なのにえらく高いアクセス数ですね。
宣伝してくださったqwertyui758さんありがとうございます。

Yahoo!掲示板:中国のソーラー

それにしても、見ている人の絶対数がそれほど多いのでしょうか。
著名な銘柄の掲示板なら兎も角、JASDAQのマイナーな銘柄なのに。
Yahoo!の集客力はすごいですね。

以前、ライフネット生命岩瀬さんにお会いした際に、格安で宣伝する方法を教えてくれました。
ずばりYahoo!ニュースのトップに載る事だそうです。

単純な意見ブログだと掲載されにくいのですが、統計的な情報は転載しやすくニュースでも載せ易いとか。
その時は確か幸福度かなにかの、生保とは殆ど関係ない内容だったそうですが、岩瀬さんの狙い通りトップに表示されました。

アクセス数も猛烈に伸びたそうです。
そういえば世界四季報のsu-Zさんも似たような事を仰っていました。
考えている事はみんな大体同じなんですね。

また、アクセス数を集約する検索サイトはそれだけで意味があると言う事が良くわかりました。
ヤフーグーグルが提携するそうですが、この巨大な検索シェアは非常に意味がありそうです。

ロイター通信:ヤフーが米グーグルの検索エンジンを採用へ、年内にも

Yahoo!侮りがたし。

余談ですが、このセイクレストという会社の決算書は非常興味深いものです。
よほど優秀な財務担当がいるのでしょう。

3年間赤字なのに純資産が増えている上、負債の額がコロコロ変わっています
どうやったらこんな決算書が作れるのでしょうか。
ちょっと弟子入りしたいw。

セイクレストの決算書

Yahoo!ファイナンス:(株)セイクレスト【8900】

もう一つ余談ですが、やっぱり日経新聞とネタが被っているようです。
今日は""を形成する話。
この前書いたネタじゃまいかww

理経済:胴元は儲かる① - 宝くじの場合
理経済:流行りと廃り④ - コミュニケーションを売る
理経済:東方というコンテンツのオープンソース化①

ネタをパクるならうちのブログを宣伝してくれw。

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やっぱり落ち武者じゃ駄目だよ - 野村とリーマン

野村が赤字ぎりぎりなようです。
トレーディングが振るわなかったようで、利益を圧迫しているとか。
投資銀行として名高かったリーマンも、案外役に立たないようです。

国内証券最大手の野村ホールディングスの第1四半期(4-6月)の連結決算は、純損益が赤字に転落した可能性がある。赤字になれば5四半期ぶり。アナリスト予想によるもので、欧州で発生した財政、金融不安の影響などでトレーディング損益が低迷したほか、投資銀行業務などが振るわなかったようだ
>>野村HD:4-6月赤字もトレーディングや投資銀行業務が不振-予想

やはりリーマンなんか買収しても意味なかったんじゃないですかね。
有能な人材を含んでいるなら兎も角、所詮彼らは社を破綻させた連中ですからね。
しかも破綻がほぼ確定した辺りから人材の引抜が激しかったようなので、買収された人々はいわば"あまりもの"だったわけですからね。

理経済:リーマンの攻勢 - 失敗だらけの買収劇

さらに酷い事に、どうやらリーマン組は給料だけでなくプライドも高いようで、本当に言う事を聞いてくれるのか、"会社の利益"を創出してくれるのか疑問です。
どこかのテレビでリーマン組がこんな事を話していました。

野村は賢明だ。
なぜならば我々を雇い入れたからだ。

だったらもうちょっと利益を出してもいいんじゃないですかね。
赤字だろうが黒字だろうががっぽり給料を取るのでしょうし。
株価の方も明らかに冴えません

NMR vs InvestmentBank

Yahoo!finance:Nomura Holdings Inc. (NMR)

青が野村、緑がダウ平均、他はゴールドマンモルガンです。
08年10月にリーマンを買収したわけですが、まだ相乗効果は出ていないようです。

この赤字は今期だけのものかもしれませんが、長い目で見ても良くなさそうです。
どうなる事やら。

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激安タブレットが早くも登場

iPadを中心に、最近ではタブレット型の端末が流行しています。
電子書籍機能が魅力のようですがその程度の事はノートPCでもできますから、流行の部分が大きいと思います。

どこかの新聞で、電子書籍の普及の鍵は値段だと書かれていました。
現在は5万円ほどと高値ですが、これが1万5千円程度まで下がれば普及するとの事です。
確かにスマートフォンの普及に弾みがついたのは初期型の値下げが大きかったようですから、タブレットも同様の現象がおきても不思議ではありません。

理経済:ゲーム機化が進むiPhone - ソフト開発の開放と値下げ

そんな中、インドで激安タブレットが開発されたそうです。
自動車にしてもタブレットにしても、インドには激安商品が多いですね。

インド政府は15日、35ドルの格安小型パソコンのプロトタイプを発表した。学生や教育機関を対象としたもので、同政府が進める学生や教員にインターネット接続を手頃な価格で提供する計画の一環となる。新型パソコンはタッチパネル式で、OSにLinuxを採用し、インターネットブラウザ、PDFリーダーなどを備える。カピル・シバル人的資源開発相によると、最終的には価格を1台10ドルまで引き下げる予定だという。
>>35ドルの格安タッチパネルPCを開発 インド

35ドルですか。
う~ん安いですね。
これなら買ってもいいかも知れません。
iPadに興味はありませんが、電子書籍自体には興味もありますし。

さすがにちょっと安すぎる感もあるので、もう少し高くてもっと高性能な端末を期待します。

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GMの再上場

09年6月に破綻した米国ゼネラル・モーターズが再度上場する事になりました。
破綻から14ヶ月半で再び上場企業になるとは、その再生力は大したものですね。
同じ境遇にあるJALはあと8ヶ月で再上場までこぎつけるのでしょうか。

理経済:曖昧な態度 - 日航の公的管理

複数の関係筋によると、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は、8月16日の週に新規株式公開(IPO)を申請する方針。第2・四半期決算の発表直後に証券取引委員会(SEC)にIPOを申請するという。
>>米GM、8月16日の週にIPO申請=関係筋

GMは米国内での大損が報道され続けたためか、ボロボロの会社だと考えられていますが、実はそうではありません。
特に新興国では根強い人気とシェアがあるため、中央の弱い部分さえ取り除けば何とかなります。

東京新聞:GM、支えは中国市場 販売、米国内を上回る

また、GMのブラジル部門は特に好調で、シェアは20%近くを誇ります。
さらにブラジルの新車販売台数はドイツを抜いて世界第4位に浮上しています

ブラジルの新車販売台数が国別で世界4位のドイツに肉薄している。ブラジル自動車工業会(ANFAVEA)によると、1~6月の新車販売台数(登録ベース、トラック・バスを含む)は前年同期比9%増の157万9700台となった。
>>ブラジル、自動車販売世界4位へ 年間で独抜く勢い

IBTimes:米GM、ブラジル子会社に350億円超投資-新「シボレー」生産へ

GMはいわば心臓病にかかっていたようなもので、その他は健全といったところです。
破綻と言う外科手術を経て、悪い部分は随分なくなりました
破綻時は物凄い問題になりましたが、結果としてより強い企業に生まれ変わったようです。

日本の自動車会社にとっては悪報かもしれません。

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茨城空港に期待 - 春秋航空の就航とLCCの波

先日、窮地に立たされていた茨城空港(百里飛行場)に朗報が入りました。
中国の格安航空会社である春秋航空が乗り入れる事が決定しました。

茨城空港は唯一の国内線会社であるスカイマークが撤退を表明し、一時は空港の存続自体が怪しくなりましたが、春秋航空の乗り入れとスカイマークとの和解で首の皮が繫がりました。

しかも春秋航空は中国までの往復運賃を4000円に設定しており、今後の活躍が期待されます。
夏休みは中国に行こうかなw。

茨城空港に就航予定の中国の格安航空会社、春秋航空。徹底した経費削減と高い集客力で一気に頭角を現した。中国で実現した低コストの経営モデルを日本に持ち込む。
>>「日本便往復4000円」の衝撃

ここまで安いと貨物航空としての価値も生まれそうです。
現在は上記2社に加え、アシアナ航空が就航しています。
アジア系の格安航空を誘致できれば、空港としての価値が大きく上がりそうです。

この茨城空港、現在はめちゃくちゃ交通の便が悪く、行くまでに非常に時間がかかります。
昔あの辺りに住んでいましたが、車がないと移動ができず、電車も快速がほとんどありませんでした。
このため現在の茨城空港の価値は最悪です。

時は金なりというように、行くまでに時間がかかってしまうと、それ自体がコストになってしまいます。
このため航空チケットが多少安くても、消費者はこの不便分をマイナスするため結果として費用対効果が下がってしまいます

これが続くと就航している会社も撤退してしまい、加速度的に価値が下がります。
空港側は交通の便をよくするか、チケットの値段が下がるようにするか、何か別の付加価値を作る必要があります。

ここでポイントとなるのはチケットの値段です。
交通の便は電車を引いたりバスを出したりと大変ですが、チケットを安くするのは割りと簡単です。
基本的に自分達の裁量だけで出来るからです。

格安航空、所謂LCCは世界中を飛び回っており、各国の老舗航空会社と火花を散らしています。
中には敗北する老舗企業もあります。
JALだってLCCの影響がなかったとは言えません。
誘致候補のLCCはたくさんいます。

世界四季報:アリタリア

さらに空港の着陸料を大幅に割り引いたり、規制をそぎ落とせば誘致しやすくなります。
空港側の儲けは土産屋とかの店舗料、それに投資の呼び込みが期待できます。
薄利でも多売ならカバーもできますし。

成田空港サーバー:「着陸料世界一」キャンペーンと利用者負担

LCCの価格設定はダンピングではないかと思えるほど安いです。
例えばLCCとして有名なマレーシアのエアアジアですが、日本人の金銭感覚では理解しがたいのではないでしょうか?

エアアジア

AirAsia.com

なんとクアラルンプール/ラングカウイ島間がたったの900円ポッキリ(1リンギット≒28円)です。
距離にすると約400km、東京/三重間位の距離です。
休日千円とか言うレベルではありませんね。

マレーシア

なぜ今まで日本にはこういう会社が来なかったかというと、規制によるものが大きいです。JALやANA等の国産航空会社を保護するために、頑なに規制緩和を拒否し続けました。

しかし時代の流れと小泉さんの影響で、安部内閣の辺りから次々とオープンスカイ協定を結びだしました。
今回の春秋航空もこれが大きいようです。

日本には空港特会のおかげで寂れた赤字の地方空港がたくさんあります。
辺鄙な場所にあったり変な滑走路だったりしますが、世界にはそういう空港もたくさんあります

例えばこちら↓はブレーキに失敗すると海に落ちる空港です。
現在は閉鎖していますが、昔は各国の飛行機が飛び交っていました。

Wikipedia:香港啓徳国際空港

潰れかけの地方空港でもやれる事はまだまだあるのです。
ようはやり方の問題です。

偶発的ではありますが、茨城空港は地方空港逆襲の為の先陣を切る事となりました。
彼らの動向に注目です。

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政府の対応は大事

参院選も終わり、民主党内では次の代表戦の話題で持ちきり、国会はねじれ問題で持ちきりと、相変わらず内輪ネタで揺れています
与党も野党も、ネタさえあればあっちにフラフラこっちにフラフラ、同じ議論を何度も堂々巡りと、まるで飲み会の席みたいです。

47NEWS:鳩山、小沢両氏が会食 菅首相との面会仲介か

そんな日本の政治をさておいて、中国やインドなどの新興国と米英等の先進国はエネルギー資源の話で持ちきりです。
話題の中心にいるのは勿論BPです。

先進国は補償と雇用の話題に揺れ、首脳会談でも話が出る始末。
一方の新興国では官民問わずBPからし産を買い叩き、場合によっては権益の独占まで図ろうとしています。
インドにいたっては閣僚まで出てきて買収交渉をしています。

インドデオラ石油・天然ガス相は21日、公式訪問中のベトナムから電話で、インド石油ガス公社(ONGC)との合弁事業である「同ガス田の権益を、BPが売りに出す可能性があると理解しており、それについて検討できれば非常に満足だ」と語った。同相は22日にベトナムのズン首相と同計画について協議することを明らかにした。
>>インド政府:ベトナム天然ガス田のBP保有権益に買収提案の可能性

ロイター通信:インド石油ガス公社、BPのベトナムガス田権益買収に関心
Bloomberg:英BP:パン・アメリカン株や南米油田などの資産売却を検討-関係者

本当は日本政府にこんな感じで動いてほしかったんですが、内輪ネタで盛り上がっている彼らには無理か…。
資源の少ない国であると同時に、資源の獲得に無頓着な国でもあるのでしょうか。
自国の周辺の資源もろくろく調査しない国ですし。

THE FLINTSTONE:新たなエネルギー源となるか!? メタンハイドレートの可能性に迫る!
理経済:BPが買収されそうとの報道

自分から求めていかなければ、何も手に入りません。
虎穴に入らずんば虎児を得ずと言うやつでしょうか。

いい加減内輪の議論から離れてほしいものです。

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自信がない人々 - 格付け会社の愚行

米国の新金融規制法案が成立しました。
オバマ大統領は物凄く喜んでいるようです。

Bloomberg:米大統領:金融規制改革法は消費者保護で「史上最強」-21日に署名

まあそれはいいのですが、問題なのはこの法案に及び腰な格付け機関が、自分達の付与した格付けを使わないでほしいと頼み込んでいることです。

スタンダード&プアーズ(S&P)、ムーディーズ・インベスターズ・サービス、フィッチ・レーティングスの主要格付け3社は、顧客に緊急の要請を行った ─ われわれの信用格付けを使用しないでほしい。
(中略)
格付け会社の今回の要請は、住宅ローンや自動車・学生ローン、クレジットカードといった計1兆4000億ドルの市場で新発債の発行が実質的に滞ることを意味している。
>>格付けの使用禁止─格付け会社の要請で米債券市場が混乱

ちょっと信じがたい要請ですね。

確かに、法律の改正によって色々なところに影響が出るでしょう。
直接的な影響だけではなく、企業の資産価値が変化し間接的に影響を被るかもしれません。
ですから、自分達が付与した信用格付けに不安を持つのはよくわかります

しかし本当に自分の仕事や発言に自信や誇りがあるなら、そんなに簡単に自分の意見を引っ込めるものでしょうか
如何に適当な仕事をしているのかがよくわかります。

揃いも揃って、よくもまあこんな馬鹿な事を恥かしげもなく言えたものです。
こんな連中の言葉が1兆4000億ドルの市場を動かしているなんて、ちょっと信じがたいです。
これも一種のバブルなんですかね。
バブルとは詰まる所"妄信"ですから

理経済:格付け機関の糾弾 - 鵜呑みは厳禁

フィッチだけは信じていたのですが、最近の格付けはどうも好きになれないんですよね。
ただ過敏なだけで、信念の下に言っているわけではないような…。
あくまで感覚的な問題ですが。

やはり自分の目を養う事が大事なんですかね。
どこかに答えが転がっていると思うのは安易過ぎると思います。
年金運用の基準作りなどで苦労しそうですが、よく考えてこそ良い案が出るように思います。

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カナダがまた利上げ

カナダがまた利上げをしています。
市場予想と一致していますから、早くもなく遅くもなくと言うところでしょうか。
私もこの位のペースでいいと思います。

カナダ銀行(中央銀行)は20日、政策金利を0.25ポイント引き上げ0.75%に設定した。利上げは2カ月連続。
>>カナダ中銀、政策金利0.75%に引き上げ-景気減速の継続を予想

最近再び円高に動いており、加ドルも御多分に漏れず安くなっています。
しかし、なるは今でもカナダ推しです。

先日ブログを見ている知り合いから「まだカナダドル買ってるの?」と笑われましたが、勿論買っています。
そんなにコロコロ気が変わるほど移り気ではないので(笑)

理経済:カナダの国際比較③ - 加ドルで貯金中

ポートフォリオが資源や素材に偏っているような気もしますが、まあそういうこともあります。
投資家からは渋い顔をされそうですが、一歩一歩着実に上っていってくれる事を望みます。

なお、カナダの株価の方は意外と堅調です。
投資家はそこまで渋面ではないようです。

Yahoo!Finance:S&P/TSX Composite index

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アップルを売ろうか悩み中

最近アップルの株を売ろうかと悩み中です。
ただ、私は売りから入ると失敗するのでかなり悩んでいます。

また、私は空売りが嫌いなのでたぶんプットオプションを買う事になるでしょう。
正直オプションも好きじゃないので余計に悩みます。
ちなみに買うとすればこの辺り。

AAPLのオプション

売ろうと思った切欠はiPhone4の「非推奨」騒動です。

CNN:「ケースがあってもiPhone 4は推奨しない」米誌
WSJ.com:米アップルCEOのアンテナ問題めぐる発言、新たな議論喚起

世間はアップルの売り上げ減と補償費用を気にしているようですが、私は株価の下落を気にしています。

この報道がなされただけでアップルの株価は大幅下落しました。
彼らの時価総額はトヨタの倍近くあるのに、ちょっと過敏すぎる気がします。
投資家が如何にiPhoneシリーズに期待しているかが伺えます。
もしかするとアップル=iPhoneとさえ思っているのかも知れません

ロイター通信:米アップルの株価下落、「iPhone4」リコールの憶測も

期待が高いのは結構なのですが、得てしてこういう期待は前のめりであり、実体以上に高い評価をしている事がしばしばあります。
ですから株を売ろうか悩んでいるわけです。

色々調べてみると、アップルの株価が割高に推移している形跡が結構あります。

例えばPERが20倍(AAPL)と若干高めです。
平常時なら20倍で適正なのですが、マイクロソフト(MSFT)IBM(IBM)が13倍程度なのを考えると、やはり高めです。

また、私が一番気にするPBRもアップル5.78倍、マイクロソフト4.77倍、IBM7.45倍と若干高めです。
まあIT業界のPBRは概ね高めなのであてにはなりませんが。
IBMの方が高いし。

最近はスマートフォン競争も激化していますし、google等が自由なコンテンツ市場の形成を行っていますから、アップストアでやたらと規制の厳しいアップルは不利でしょう。
自由主義が強いことは、彼らが一番知っているはずなのに。

TechCrunch:Apple、App Storeへの規制を強める―水着禁止、スケートタイツ禁止、ほのめかしも禁止

手持ちの株だったら躊躇なく売ったでしょうが、売りから入るのは悩みますな。
う~ん、ここは傍観かな…。

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JPモルガンの引当金マジック - JPモルガンの決算

米国では4-6月期の決算発表が始まっています。
毎回発表の早い米金融機関は、予定通り早々に決算を出しています。
日本の金融機関にも見習ってもらいたい…。

問題はこの決算内容です。
概要は以下の見出しの通り。

Bloomberg:米BOA:4-6月期は減収減益、自社株買い計画せず-株価急落
Bloomberg:シティ4-6月期:38%減益-トレーディング収入不振

案の定トレーディングが不振で両者とも減益です。
この調子だと前期にトレーディング頼みだった金融機関の決算はひどそうです。
所詮政府のばら撒きの結果として得た利益ですから、ドーピングが切れれば惨めなものです。

Bloomeberg:ソロス氏:ウォール街の利益は政府からの「密かな贈り物」

一方JPモルガンのは一人異彩を放っています。
一見すると華々しい業績なのですが、よく読むと話はそんなに単純ではないようです。

資産規模で米2位の銀行、JPモルガン・チェースの2010年4-6月(第2四半期)決算は、前年同期比76%増益となった。貸倒引当金の減少が寄与した

(中略)

全部門での信用損失に対する引当金は33億6000万ドルに減らした。前四半期は70億ドル、前年同期は97億ドルだった。リテール銀行部門では引当金を20億ドル減らした。
>>JPモルガンの4-6月:76%増益、不良債権引き当て減少

純利益48億ドルに対して引当金戻入益が37億ドル(70億-33億)にも上ります
これで増益と言われても、数字のマジックとしか言い様がありません。
2年前に積み上げておいた貸倒引当金で帳尻を合わせた格好です。

マーケット関係者もその辺の見せ掛けに気付いたようで、アナリスト予想を大幅に上回ったにも関わらず、株価の方はさえません。
さすがに誤魔化しでは通じないんですね。

Yahoo! Finance:JPMorgan Chase & Co.

もともと貸倒引当金は不透明で、節税対策や利益操作がしやすい勘定科目です。

会計学を学んでわかりましたが、"節税"のスキームはかなりいろいろあります。
源泉徴収されているのが馬鹿馬鹿しくなるほどです。

証券用語辞典:節税

日本の場合、貸倒引当金は実績繰入率法廷繰入率の2種があり、企業側に有利なほうを選択できます。
特に大企業の場合は法廷繰入率は0、実績繰入率と言う極端な設定をしています。
こういった極端なスキームは使い勝手が良いようです。

貸倒引当金繰入率

杉野泰雄公認会計士事務所:貸倒損失・貸倒引当金
国税庁:別表十一(一の二)  「一括評価金銭債権に係る貸倒引当金の損金算入に関する明細書」

例えば景気の悪いときに実績繰入率で多額の貸倒引当金を積んでおき、今のようにある程度景気が良くなった時に、法廷繰入率を適用して引当金を取り崩せば利益水準を操作できます。

積みました時は大幅な減益要因になりますが、景気が悪い時はすべてが悪材料なので、この積み増しだけで材料視はされず、決算が良かろうが悪かろうが一律で株価が大幅下落します
取り崩し時は他企業を出し抜けるので株価は大幅続伸です。
使いやすいですね。

本来は税務署や投資家がチェックせねばならないのですが、税務署的には払うものを払ってくれれば良いわけですし、投資家は大量の企業を捌かねばならない為、有価証券報告書を嘗め回したりはしません。

粉飾決算や破綻した企業の決算書を見直すと、なぜあの時はわからなかったんだろうと思う事がしばしばあります

結局会計の網の目をすり抜けてしまうわけです。
会計士はこのあたりを指摘しているんですかね?
あまりそういう話は聞きませんが。

これらはあくまで日本の話ですが、今回のJPモルガンの決算を見ると、ある程度アメリカでもできるようです。

やはり今期の金融機関の決算は微妙そうです。
ゴールドマンあたりも似たような事をしてきそうですが、先行きは中々きつそうです。

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流出止まったヽ(´▽`)/

ここ最近ニュースをざっとしか見ていなかったので気付きませんでしたが、BPが事故ってた油田の噴出が止まってたんですね。
思ったより早かったですね。
現在は政府からのテストを延長継続中だそうです。

メキシコ湾の原油流出事故で、国際石油資本(メジャー)の英BPは17日、流出口に設置した新たなキャップによる密閉テストを24時間延長することで当局側と合意した。
BPは12日、流出口のキャップ交換作業を完了。15日午後にはキャップのバルブをすべて閉めて流出を完全に止め、48時間の予定で圧力などを監視するテストを開始していた。
>>BP、原油流出口の密閉テストを24時間延長

これのおかげで株価も上昇、わーい。
こんなに情報に疎くても誰からも文句を言われず、出資するにもわけのわからない承認を必要としないのは個人投資家の特権ですね。

追試が残ってはいますが、多分大丈夫でしょう。
しかも流出分を吸い上げてストックしているみたいですから、売り物にもなるんですかね。
このまま何事もなく流出が止まってくれればいいのですが、もうちょっと続きそうです。

幸い流出が止まってくれれば新たな訴訟も減少するでしょう。
株主やCEOの心労がひとつ減りそうです。
早く流出が止まると良いですね。

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LGが再び半導体事業へ?

LG半導体大手のハイニックスに興味を示しております。
どうやらハイニックス側の内紛が切欠のようです。

韓国のハイニックス半導体の主要株主が、LGグループに対して5%の株式売却を提案している。聯合ニュースが14日伝えた。
>>ハイニックスの主要株主、LGグループに株式を売却か

ハイニックスは韓国の大手半導体メーカーで08年の半導体売上高は世界第9位です。
規模的にはエルピーダメモリの倍くらいです。

調べて見ると、もともとLGがやっていた半導体部門をハイニックスが引き取って成長してきたんですね。
ハイニックスが現代系だったのはちょっと意外でした。
自動車部門で使うためにやってたんですかね。

Wikipedia:ハイニックス半導体
ロイター通信:ルネサスとの統合で300ミリの2工場を維持、営業利益率5%必要

電気自動車やハイブリットカーは半導体の塊でし通常の自動車もかなり使っていますから、グループ外社内に半導体部門がある方が都合が良かったんですね。
今回LGに戻るのは、ある意味元の鞘に戻る感じでしょうか。

LGは携帯電話の年間生産台数がノキア、サムスンに次ぐ世界第3位で、日本一携帯電話を作っているシャープのおよそ11倍の規模です。
さらにCDMA型携帯電話では世界シェア1位です。

理経済:LG電子が時計型携帯を発表

半導体部門を吸収すれば、垂直統合でよく使用されるDRAMの価格変動に柔軟に対応できそうです。

半導体需要は意外と低迷しており、今年の3月決算発表ごろには各社「V字回復!」と喜んでいましたが、直近の価格を考えるとそれほど楽観視はできないと言うのが実感です。

ロイター通信:米アプライド・マテリアルズCEO、前向きな需要見通し示す

半導体自体の需要が回復しているのは確かなのですが、肝心の価格は再び下落に転じています。

DXI

DRAMeXchange:DXI

半導体の中でもたくさん売れるDRAMは各国が価格競争をしており、固定費がどんどん下がっていきます。
付加価値の低いDRAMは、底打ちをしても上昇はしないように思います。
日本の企業がなぜSRAMではなくDRMAに拘る理由がぜんぜんわかりません。
SRAMの方がDRAMの30倍くらい割高に売れるんですけどね。(1MB=8Mb)

DRAMを製造するメーカーは、安く入荷し柔軟に生産調整をできるよう体制を作る必要がありそうです。
最終製品までを含む垂直統合を行えば、高い時は自社製品比率を高め、安ければ外部から調達できるようになり、資材調達の弾力性が増します。

中抜きコストを抑え、最終製品価格を抑えれば世界的な競争力を下支えできるでしょう。
幸運にもLGにはそのチャンスが廻って来たようです。

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障害対応は大変ですな

ここ数日、なるは障害対応に追われています。
今までもちょっとした障害は度々あったのですが、今回は本格的です。

うちの会社では障害対応は保守チームの方がメインなのですが、だからと言ってプログラムを組んだ開発チームが一緒にいないわけにはいきません。
私はまだまだ未熟で、障害対応に参加させられても何ができるわけでもありませんが、勉強と思って後ろで見ています。

私が障害で大変だと思ったのは、何より突発的であるということです。
規模が大きいのか小さいのかも今ひとつわかりません。
障害の被害が大きくても、ミスしている箇所が大きいとは限りませんし、減少はなくてもボディブローのように効いてくるバグもあります。

かぶろぐ:クローズアップ現代「ソフトウエア危機~誤作動相次ぐハイテク製品~」

対応するに際しても、まずどうやったら同じ現象が起こせるのかから始まります。
しかし膨大なプログラムの中から、ほんの数箇所のミスが引き起こす現象を再現するのは容易ではありません。
今回の対応で思い知らされました。

しかも突発的におきるものだから、普段の業務が停滞しています。
とほほ。

来週もこの対応が続きそうです。

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みずほ銀行の増資 - 追い詰められるみずほ

みずほFGの追加増資額がほぼ決定しました。
当初の目論見より12%低い、7500億円だそうです。

みずほフィナンシャルグループは13日、公募増資の発行価格を1株あたり130円に決定したと発表した。13日終値比3.7%のディスカウントで、調達額は手取り概算金で最大7480億円となる。
>>みずほFG、公募増資での調達金額は約7480億円

みずほFGはこのお金を自己資本の強化に充てるようです。
以前ダイヤモンドかなにかの雑誌でも、みずほの自己資本の弱さを指摘する意見が相次ぎました。
サブプライムでの損失が尾を引いているんですかね。

Bloomberg:ウォール街の悪しき輸出品「CDO」-みずほFGが見た悪夢

しかし増資をしても自己資本比率は1%ポイント程度しか上がらず、如何程効果があるのかはよくわかりません。
再びサブプライムみたいな大損をすれば、すぐに穴が開きます。

さらに問題なのは、これで普通株の発行がほぼ上限に達してしまった事。
これで市場からの資金調達手段が大きく減ってしまいました。
後は優先株の枠ぐらいでしょうか。

普通株は発行できる株数に上限があります。
会社設立時等に定款で何株までOKとはっきりと明記します。
上場企業であれば、投資家はこの株数を一つの判断材料にして(私は見ませんが)売買を行います。

会社設立博士:発行可能株式総数を決めましょう

少なすぎれば自身の首を絞め、多すぎれば投資家に嫌われます。
新株の発行は既存の株主の利益を害しますからね。

定款を変更するためには株主総会の特別決議を経ねばなりません。
すなわち出席議決権数の3分の2が賛同しないといけません。

しかし発行できる株式の総数を増やすという事は、既存の株主は損を覚悟するという事です。
この為安易に変える事は難しく、ましてみずほFG位の規模だとかなり困難です。

となると今後は優先株(議決権制限株式)に頼るしかありません。
しかしこちらも上限があるため、あまりにバンバン刷るとすぐに上限に達してしまいます。
それほど当てにはできません。

金融用語辞典:議決権制限株式

ここで調達したお金を、どのように効率的に増やすかが重要になりそうです。

続きを読む "みずほ銀行の増資 - 追い詰められるみずほ"

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BPが買収されそうとの報道

なんと、石油大手のBPを丸ごと飲み込もうとする動きがあるようです。
共同通信の記事では具体的な買収額まで出ています。

11日付の英紙サンデー・タイムズは、米石油大手エクソンモービルが最大1千億ポンド(約13兆3千億円)で英BPの買収を検討していると報じた。BP株価はメキシコ湾の原油流出事故で大幅に下落、企業イメージも低下しているため割安と判断したとみられる。
>>13兆円でBPの買収検討? 米エクソンモービルと英紙

ついこの間まで、各誌も投資家も潰れる潰れると騒いでいたのに、えらい変貌振りですね。
まあ、真剣に考えれば行き着く結論は皆大体同じという事でしょうか。

理経済:BP(NYSE:BP)破綻懸念?

当事者達はだんまりですから、本当のところはどうなるのかよくわかりませんが、はっきり言えるのは窮地のBPが投売りするであろう優良資産を、ごっそり頂こうと考えている会社が多いという事です。

すでにアラスカのプルドー・ベイ油田の売却やアルゼンチンの石油大手、パン・アメリカンの株を売却すると公表しています。
足元を見るようですが、これに乗らない手はありません。

個人的には、是非日本の国際帝石石油資源開発などに、この買収合戦に参加していただきたかったと思っています。
日本のエネルギー確保のためにも、世界的な企業を作るためにも是非筆頭株主になってほしかったです。

先日国際帝石は増資を行い、5800億円の資金調達を宣言しました。
6年後までに4兆円を投じてオーストラリア沖の油田を開発するためだそうです。

読売Online:国際帝石 5800億円公募増資

まあ本業に投資するのはいいのですが、どれだけ出るかもまだまだ未知数なところに投資するのは、ちょっと効率が悪そうです。
5800億円あれば、BPの筆頭株主になれるのに。
4兆円あれば実質支配して、連結対象にできるのに。

BPの原油・ガスの可採埋蔵量は182億バレル、資源ベースでの総計は616億バレルにもなります。
対する国際帝石は立ったの44億バレルです。

BP:BPは追加埋蔵量121%を確保、 2020年末まで年間生産量は増加見込み
国際石油開発帝石:生産量・埋蔵量はどのくらい?

穴を掘るのもいいのですが、時にはお金の力に頼っても良いと思うんですがね。
まあ私は彼らの株主ではないのでこれ以上言いませんが。

ともあれ、BPの行方は国家の資源戦略にも関わる重要案件です。
注意深く見守りたいと思います。

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政権の混乱 - 縮まる格差

参院選の結果が続々と出ています。
与党大敗、自民が再び票を伸ばしています。

結果がどうなるにせよ問題なのは、またねじれ国会に突入しそうであるという事。
無論連立によって与党が過半数を取ることになると思いますが、重要なのは消去法的に自民党に再び票が流れたという事。

2大政党と言えば聞こえは良いですが、つい1年程前に政権交代が起こったばかりでこの体たらくです。
要するに魅力のある政党が少ないという事ではないでしょうか。

この調子だと次回の参院選や衆院選でも似たような事が起こり、常に与党が過半数割れ、ねじれを解消するためだけに与党が奔走し、結局何も決まらずただただ時間だけが過ぎていくような気がしてなりません。

先日竹中平蔵さんにお会いしました。
そこで彼はリチャード・フロリダの言葉を例に取り、このように言っていました。

日本は今、岐路に立たされています。
尖った(spiky)才能、所得の人間が存在する社会か、平均的(flat)な社会かの選択を迫られています。
もし平均的な社会を望めば、確実に所得は下がります

私もそう思います。
残念ながらこのグローバリゼーションの中で、今の所得水準を平均的に維持するのは不可能です。

よく「格差が拡大している」という人がいます。
これは確かに事実です。
ジニ係数なども確かに上がっていますし、周りを見ても派遣等の所謂非正規雇用が増えています

財務省:税制調査会第9 回基礎問題小委員会の概要 PDF

しかし、これはあくまで日本国内での話です。
世界的に見れば、国家的な格差はどんどん縮んでいます

日本の一人当たりGDPと対世界倍率の推移

社会実情データ図録:1人当たりGDPの歴史的推移
日本海学のホームページ:世界の所得格差縮小の可能性

世界には奴隷みたいな人がいっぱいいます。
いくら給料が低いといっても、一日1,2$で生活する彼らよりは遥かに裕福です。
もし世界平均にあわせるなら、年収を3分の1くらいにしないといけません。

理経済:資本主義と社会主義① - お昼ご飯と富裕層

インターネットの発達で、情報がすぐに海を渡るようになりました。
経理やコールセンターなど、"誰でもできる"分野はどんどん別の国に流れていきます。

当然余った人は首になり、所得平均自体はどんどん世界平均に近付きます。
結果として国家間の格差が縮まっていくわけです。
グローバル化とは、ありとあらゆる面で国境の意味が極めて薄くなることなのです。

理経済:世界的過疎化(Global Underpopulation)

このような強烈な競争社会の中で、内輪のネタだけで混乱するのはかなり危険です。
立ち止まるのはいいのですが、ボーっとしているとドンドン追い詰められ、選択肢が少なくなっていくでしょう。
たとえ痛みを伴ったとしても、挑戦していく必要があると思います。

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貿易ゲーム

参院選の行方が気になる今日この頃ですが、今回は経済の話題です。

大学にいたころ、経済教育法の一環として「貿易ゲーム」というものを習いました。
もともとは小中学生向けの教育法なのですが、大学生がやっても面白いと思いました。
多分、新社会人や管理職の人が集まってワイワイやっても楽しめると思います。

京大ユニセフクラブ機関誌:「貿易ゲーム」報告

この教育法の優れたところは、非常に詳細に経済の体系を表している事。
例えば資源を持つ国、技術を持つ国、何も持たない国など最初からある程度分かれていたり、商品を納入する際に技術力の高い国の商品を優遇するなど、現実に起きている事を盛り込む事ができます

私がやった時は、商品の買い取り価格が突然大幅に変わりました。
今まで量産していた高付加価値商品が在庫になってしまい大変でしたww。
他にもはさみや定規等の"技術"をオークションにかける国もありました。

この動画の終盤では子供達が連合を組んだり、紙(資源)の出し惜しみをしたりしています。
現実社会でもEUFTAOPEC等に繫がる、極めて重要な発想です。
子供のポテンシャルはすごいですね。
皆さんもぜひ試してみては?

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明日は参院選

明日はいよいよ参議院選挙ですね。
結果次第で管政権の進退論も出てくるであろう割と重要な選挙です。
外国メディアの皆様方も注目しており、各誌で取り上げています。

WSJ.com:【ビデオ】参院選―民主党の過半数獲得は厳しい情勢
ロイター通信:シナリオ:民主50議席割れなら株売り、クロス円売りに波及も

今回は期日前投票も多かったようで、すでに趨勢は決まっているようです。
候補者は今日までワーワーやっていたようですが。

ただ、この選挙結果自体は為替や株価にそれほど影響は与えなさそうです。
ここ数年日本の首相がころころ変わり、政治が混乱している事は外国でも知られているようで、もう慣れっこのようです。

また月曜日から米国の中間決算(4-6月期)の発表が本格化します

アルコア:企業イベント

米国企業ではありませんが、世界最大の電機メーカー、サムスンの好決算見通しの報道もあり、期待が高まっています。
たった3ヶ月で41億ドルの営業利益をたたき出しています。
これはソニーが一年かけて稼ぐ金額です。

どちらかと言うと、そっちに皆の目が行ってしまい日本の政局には目がいかないと思います。
2.,3日騒がれると思いますが、そこから先には行かないそうです。

どうなる事やら。

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ギリシャ国債を買いたいが…

先日、NHKスペシャル「狙われた国債」を見ていると、件のギリシャ首相が出演しコメントをしていました。

NHKオンデマンド:NHKスペシャル 「狙われた国債~ギリシャ発・世界への衝撃」

曰く「財政赤字を隠す事より、透明性の方が大事だ」だそうです。
平たく言えば正直なんですね。

おかげさまでギリシャは大混乱、ユーロも暴落、株価も暴落と大変です。
赤字を発表したギリシャ首相に対して恨みを抱いている人は、ギリシャ国外には多そうです。
ちなみにパパンドレウ首相のギリシャ国内での支持率は比較的高いそうです。

パパンドレウ首相に対する支持率は50.8%と、GPOによる3月調査の52%からやや低下したものの、高水準を維持。同首相の政党である全ギリシャ社会主義運動(PASOK)に対する支持率は3月調査の31.8%から30.6%に小幅低下した。
>>ギリシャ、国民の大半がEU・IMFへの支援要請を支持せず=世論調査

ちょっと意外。

さてそんなギリシャの行動ですが、私は良い事だと思います
赤字も借金も、どこまで行っても負の遺産でしかありません。
遅かれ早かれいずれ問題になります。

景気が回復すればとか甘い考えを持っている人達も多いようですが、経験的に言って奇跡は願ってもおきないものです。
まして頼るなんてありえません。

--ユダヤ人の叡智--:奇跡を願っても良い。しかし奇跡を頼ってはならない。

いずれは告白しないといけない事です。
悪い事を正直に話すのは辛い事ですが、より早めにより正直に話すべきでしょう
皆さんも入社時に報連相を習ったと思います。
私も教えられ、特に悪い報告ほど早くしろと言われました。

しかしこれは口で言うほど簡単ではないようです。
国家元首や大企業経営者ですらできないのですから。
人間の考える事なんて、皆大体おんなじなのです。

部下はなぜ上司にホウレンソウをしないのだろうか。わたしは、次のような理由があると考えている。

1. 怒られたくないと思っている。
2. 責任を取らされるのが恐いと思っている
3. 自分の評価を下げたくないと思っている
4. ホウレンソウをするほどの問題ではないと考えている
5. 自分で問題を解決できると考えている
>>ホウレンソウをしない部下に悩む上司

日本の悪報は一体どれ位隠されているのでしょうね。
番組によると、ヘッジファンドはCDSを買い占める事で間接的にギリシャ国債価格を操作したそうです。
今の時代、たとえ95%を日本人が持っていても、それだけでは安心できなそうです。

ギリシャはこの誘惑に打ち勝ち、真実を告白しました。
これは賞賛に値します。
確かに一時的な混乱はあると思いますが、長い目で見ると良い結果を生むと思います。

そんな彼らに出資したいなるですが、調べてみるとギリシャ単体の国債やCDSは、個人で買うのは難しいようです。
ギリシャ国債を含むETFはあるのですが、ギリシャ単体を買おうと思うとロンドンやユーロネクストにアクセスしないと駄目なようです。

残念。

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やっとPCが復旧

PCが凡そ6割復旧しました。
まだまだ穴だらけですが、取りあえず一通りの事ができる様になりました。

復旧していて気付いたのですが、SATAのHDDって意外と不安定なんですね。
ATAPIの時は比較的安定していたのですが、SATAだと「デフラグしながら仮想DVDドライバを使う」とか、iTunesを動かしながらHDDの移行をしたりすると、急に動きが不安定になります。

CPUの使用率もメモリの使用率も低いのに、なぜか音飛びしたり動きが鈍くなります。
SATAだからなのかはわかりませんが、今より性能の低いHDDのほうが安定していた事を考えると、やっぱりSATAの所為なのではと考えてしまいます。

さて新しいPCですが、カタログスペックは前回のものより飛躍的に良くなりました。
しかし意外とスピードが実感できません。

ネット接続やリロードは早くなったのですが、今一。
メモリ容量が大幅に下がったからですかね。
以前は7Gがありましたが今は2Gですからね。
早速増設かなww

ブログは明日から再開いたします。
皆様またよろしくお願いします。
コメント返信が遅くなってしまってごめんなさい(人><。)

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HDDの移行中

やっとIEがまともに動くようになりました。
結局復元機能でHDD内をほぼまっさらにして再インストール。
どうやらSP3が良くなかったみたい。

現在旧HDDからヘコヘコとデータを移行中です。
ぜんぜん知りませんでしたが、HDDにも権限がいろいろ付与されているんですね。

抜き取ったHDDを、USB接続して中身を抜き取ろうとしたのですが、旧ユーザに守られているため「アクセス拒否」とか言われてしまいました。
どうも管理者権限のユーザであっても、自身の名前を持ったユーザを作ると、自動的に権限がルート(WinではAdministorator)から外れるようです。

ネットで調べた結果、セーフモードを利用することで解除できるそうです。

パソコントラブル出張修理・サポート日記:元のハードディスクからファイルが取り出せない。

セーフモードって、権限変更なんてマニアックなこともできるんですね
恐るべし。
実際にやってみると、確かに権限変更ができました。

セーフモードの場合、通常は表示されないAdministoratorユーザが表示、選択できるようになります。
通常のユーザのさらに上位にいるユーザで、普通の人は多分知らないでしょう。
私は知りませんでした。

この最上位権限者で前述のサイトに書かれている方法でアクセス権を奪取。
ただしこれだけではAdministoratorユーザしか使えないので、今度はメインのユーザに権限を与えます。
やり方は先ほどと同じです。

これで目出度くアクセスできるようになりました。
う~ん、奥が深いなー。

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パソコンを買い換えた

長らく使用していたPCを、ついに作り変えました。
うちは製品版ではなくみんな自作です。
以前のPCは作ってからパーツを変えたりして8年使い続けましたが、今回は何年持つでしょうか。

スペックはAMDの3コア。 メモリは2Gです。 それほど良い性能ではありませんが、私のPCレベルならこれ位で十分です。
以前使っていたXPをインストール、電話でライセンスを認証した後あれこれいじったのですが、なんか調子が悪い。

性能は飛躍的に上昇したはずなのに今ひとつ動きが良くない…。
さらにIEの調子が最悪で、なぜかアドビリーダもフラッシュもインストールできません。
このブログも、正常に動いてくれるクロームで書いています。

クロームもまともに動くので良いかなと思ったのですが、なぜかgoogleツールバーが使えない点や、ブログがHTML形式でかけないなど、かなり不便です。 やはりIEを使えるようにしないと駄目そうです。 2,3日ブログが停滞するかもしれません(;ω;)

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やっぱり甘えるJAL

JALがまた金の無心です。
やはり公的資金という麻薬を注入されると、抜けられないんですかね。

経営再建中の「日本航空」は、来月中に更生計画を裁判所に提出するため、1日から主力銀行との間で本格的な交渉を始め、債権放棄、借金の棒引きの上積みなどに加えて総額3600億円に上る融資を求めました。
>>日航 更生計画策定へ交渉開始

今まで散々銀行に棒引きさせておいて、また銀行に融資のお願いをしても、さすがにそれは無理があります。
再生するだけの根性があればいいのですが、今までの風習はそう簡単に抜けないでしょう。

JAL内部の若い人たちは頑張っているようですが、相変わらず上層部は疎いようですし、30歳後半以上の方々は相変わらずいい加減なようです。
年金ももめそうですし。

プレジデントロイター:JAL崩壊!今回を逃したら、退職金は出ない!?
ロイター通信:商売人感覚ある人少ない、再建容易でない=JAL稲盛会長

政府のお金なんてただの麻薬なんですが、目先の快楽とその後の苦労では前者の方が強いようです。
所詮ツケの積み重ねなんですけどね。

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サーキットブレーカーはいらないような気がする

ニューヨークでシティ株に特異な注文が入り、サーキットブレーカーが発動したそうです。

 ニューヨーク証券取引所の運営会社NYSEユーロネクストの広報担当者によると、シティ株式の取引は米東部時間午後1時3分に停止された。シティ株式の取引は5分間の停止後に、約5.5%安で再開された。
>>米シティ株式、サーキットブレーカー発動で一時取引停止

原因は「シティ株1株当たり3.3174ドルで8820株の注文」があったからだそうです。
その時点の株価、$3.8から12.7%低い値だそうです。

確かに株価が13%落ちるのは脅威でしょうが、この程度の注文でサーキットブレーカーが発動するなんて過敏すぎです。

$3.8で8820株と言う事は、額にするとたったの3.4万$でしかありません。
一方シティの時価総額は1100億$です。
300万円そこらで大企業の株価の動きが止められるなら、故意に"誤発注"を出して市場の動きを止める人が出そうです。

私は以前から東証のストップ高安が嫌いでした。
NYSEがサーキットブレーカーを導入すると言い出した時は目尻に皺ができました。
あんなものは東証が自身のシステムを保護する為にあると考えているからです。

理経済:珍しくニューヨーク証取が停止

確かに誤発注もありますが、ニューヨークの場合はシステムダウンがありません。
また株価も大概すぐに戻ります。
コンピュータは売り浴びせもしますが買い浴びせもするからです。

態々こんな規制をせずともいいように思います。
せめて注文に対して反応するのではなく、取引株価や発注株数に対してだけでよいのではないでしょうか。

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