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理想と現実のギャップ

マーケティングとは本当に難しいですね。
就職活動において、学生はPCスキルを重要視し、企業は国際情勢への感性を大切にしているそうです。

学生が就職活動に向け身につけようとするスキルの1位は、パソコンで38・4%を占め、次いで英検・TOEIC(35.0%)、3位が経済・国際情勢に関する知識(19.0%)となっている。これに対し、採用担当者にPCスキルをアピールされて受ける印象をたずねたところ、「身につける努力をして当然」(34.5%)、「他の学生と大差ない」(23.8%)との回答が多数を占め、アピールしても効果は薄いようだ。
>>就活でPCスキルはペケ、国際情勢に好印象 学生と企業に認識ズレ

酔うぞの遠めがね:学生と会社の認識にズレ、だそうです。

売り手と買い手の間で齟齬が生じる事はよくあります。
実際の経済でも頻繁に起こります。
例えば過剰性能な日本の携帯電話とか。

作り手がどんなに良い商品だと思っても、良し悪しを決めるのはマーケットであり作り手ではありません
この記事は企業側の視点で見ていますが、学生側も安定が良いとか人間関係がよい方が良いとか、企業を選別しています。
海外まで就職先を求める人もチラホラ。
お互いの意見を調整するのは大変です。

「国際情勢に好印象」とは言っても、言うは易く行うは難しで企業内でも理想と現実に随分ギャップがあると思います。

私は2年前の就職活動のとき、こういった国際情勢とか経済についての見解をエントリーシートに書きましたが、そのほとんどが面接にさえ行けませんでした。
私の経済観はそれほど駄目なのでしょうか?
少なくとも日経テスト(第1回)700点レベルの能力では駄目なようです。

往々にして理想と現実にはギャップがあります。
例えば、企業内の人が「これは売れる!」「自信の商品です!」と言っていたものが、なぜかコケる事がしばしばあります。

理由は簡単で、「絶賛している企業内の人でさえ買わないような商品だからです。
褒め言葉は自画自賛どころか、社内の関係を保つ為の言葉となっているのが現実です。
自分達が欲しくもないものを、一般の顧客が買うだろうというのは少々甘い考えです。

おそらく多くの人が似たような光景を見た事があるでしょう。
他人には勧めても自分は買わなかったり。
時には自分が当事者の一人になる事もあるかもしれません。

しかしだからといって、他者が提案した物をはっきり意見できる訳でも無く、上司に進言できる訳でも無く、流れで開発、そして販売になります。
「こうしないと売れない」という理想や考えはあっても、現実では意外と言えないものです。

このアンケートも、企業側の理想は「経済・国際情勢に関する知識」が豊富である事を望んでいたとしても、当の企業内での悶着と人間関係でものが言えず、今の現実に落ち着いてしまっているのだと思います。
理想を堂々と語る人間がいないと、結局強くなれないんですがね。

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