アメリカにお米を売るには
先日、東京MXテレビのゴールデンアワーという番組で、「世界に通用する日本の庶民の味とは?」という特集をやっていました。
タイトルにあるとおり、各国に持って行ってもうけそうな食べ物や調味料が、外国人パネリストも交えて議論されていました。
想像通り、日本の食文化は極めて発達しており、世界的に見ても美味しいそうです。
話された体験談で面白かったのは、インド人が「家の嫁のカレーはインド一だ」と言って、客人を招いてはご馳走していたそうです。
しかし実はそのカレーは日本で普通に市販されているカレールーを使った、日本では誰でも作れる普通のカレーだったそうです。
日本のカレールーは偉大ですね。
また調味料も人気で、日本のマヨネーズは味がいいと評判だそうです。
米国にもマヨネーズはあるそうですが、油っぽくてとても食べられないそうです(パネリストのアメリカ人談)。
またソースも、発祥は外国でありながら日本で独自の発展を遂げ、アメリカでバカ売れしているそうです。
ヨシダソース:吉田潤喜ストーリー
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番組中ではこれから世界に出して行けそうな食べ物を投稿形式で募集していました。
興味深かったのは「ご飯」つまり白米を海外に出しては?という投稿でした。
パネリストの外国人もウンウン肯いていたのですが、これもアメリカ出身のパネリストが、
美味しいのは認めますが、それは無理です。何故ならアメリカ人は直に計量カップを失くしてしまうから、美味しいご飯を炊けません。
と言っていました。
以前炊飯器と共にプレゼントしたら、カップだけ速攻失くされたそうです。
その後ペットボトルを切り抜いてカップを作ってあげたそうですが、こちらも直に失くしてしまったそうです。
電器屋に行っても、炊飯器は売っているのにカップは売ってもいなければ付いてもいないそうで、未だにお米を上手く炊けないそうです。
確かにこれでは普及しませんね。
アメリカ人は割とアバウトで、細かい事は気にしないようです。
証券会社から送られてくる資料の宛先が、何度訂正しても間違っている辺り、これは国民性なのでしょう。
また郵便番号も無い、住所も間違っているのにちゃんと手紙が届くのも、日本人の国民性なのでしょう。
郵政もこのノウハウ売ったら儲かるんじゃないですかね?
さてそんなアメリカ人ですが、白米の美味しさは好まれそうです。
ご飯にマヨネーズとか、ご飯にステーキとか、結構良さそうです。
と言う訳で、どうやって売ればいいか考えてみました。
(@_@)σずばり!
お米を小分けにし、ペットボトル1本分の水量で上手く炊けるように、お米一袋の量を調整するのです。
そもそも米1合に水180ccなんて日本人が考え出した概念です。
外国人にまでそれを押し付ける必要はありません。
一般に、ご飯の水加減は米1に対し水1.2と言われています。
ですから例えばペットボトル(500ml)の水を基準に考えれば、お米は420g(約3合)でちょうどよくなります。
お米(もちろん無洗米)一袋を420gに切り分け、「これ一袋と、500mlペットボトルの水を一本入れるだけ!」と表紙に大きく書いて売れば、カップを使わずに美味しいご飯が炊けます。
水の量の方を調整すれば、飲料水もセットで販売できるかもしれません。
或いはペプシコなど飲料水ビジネスで出遅れている清涼飲料系メーカーを捕まえれば、彼らのお金で広告を打てるかもしれません。
小分けにするので売上は下がりますが、利益率は上げ易いです。
更に500mlで標準化すれば、ペプシコーラご飯とかゲータレードご飯とかも作れます。
私は不味いだろうと思いますが、外国人には外国人の味覚が有りますから、よさげかどうかは現地で調べるしかありません。
リゾットとかパエリアとか煮込みご飯みたいなものもありますから、調理法自体は受け入れられそうですし。
とまあこんな感じのアイデアです。
ヨシダソースみたいにアメリカンドリーム掴めるかな?
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