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2010年5月

JALの株主優待

JAL株主優待が廃止される事になりました。
国税を投入された以上、株主への還元は後回しになるのは当然ですね。
上場廃止決定後に株を買った方々は記念か投機が目的でしょうから、文句も出ないでしょうし。

前原国土交通大臣は閣議のあとの会見で、会社更生法の適用を申請し、経営再建中の日本航空が株主優待券を今後も続けるかどうか検討していることについて、「一般の国民からは理解されない」と述べ、発行すべきではないという考えを示しました。
>>日航株主優待券“理解されない”

この調子だと、マイレージにも手が入りそうです。
株主優待とは違い、マイレージは顧客に配布されるものですが、顧客の利益を国税で賄うという理論は説得力に乏しく、其処までするなら国営にすれば、となりかねません。
おそらく減価の形で手が入るでしょう。

理経済:JALも倒産か… 若者の日本離れ

それにしても、本来これで資本流出が若干抑えられるはずなのですが、経営の方は芳しくないようです。
再建計画は遅延気味で、この調子だと10年は再建できませんね。
りそなは7年掛けても再建できませんでしたが、JALはどうなるんでしょうかね。

可哀想なのはJALの新入社員。
少なくとも10年は安月給でヘコヘコ働かされる事になります。
管理職は割り増し退職金を受け取っておさらばですから、まだマシかもしれません。

まあ、経営状態もよく調べずに就職した学生側も悪いんですが。
どうなることやら。

理経済:市場の声なき声を聞く - JALから学んだこと

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iPad熱が凄いけど

予想はしていましたが、iPadは持ち運びが不便のようです。
元々A4サイズですから、基本は鞄の中でしょう。
音楽機能や携帯機能は本当に必要なのかは悩ましい所です。

ipadの携帯袋

WSJ.com:持ち運びに頭を悩ますアイパッドユーザー

まるでカンガルーの袋か、コアラの子供のようですね。
少なくともスタイリッシュではないし、ジョブスの言うように「生活の一部」でも無いですね。
元々本や新聞は鞄の中とかに入ってたのですから、携帯する理由は無いのですが、その辺についてアップルはどう考えているんですかね。

以前、私はアマゾンなどがスマートフォンに参入するだろうと予想しましたが、逆にスマートフォン会社が電子書籍に参入してきました。
googleもクラウドを活用した電子書籍に参入するそうですから、携帯各社の電子書籍熱は凄まじいものです。

理経済:携帯電話のクラウド化 おまけ - 今後の経営戦略について
ITmedia:Google、「Google Editions」で電子書籍販売に参入

ただこれ等はあくまで媒体ですから、提供書籍の量や著名作家の囲い込み、何より民間の個々人が参入し易い環境とアプリを整えないとただの箱です。
グーグルやアマゾンはその辺を分かっているようですからいいのですが、ソニーとか大丈夫ですかね。

いずれにせよ、長い目で見るとこれ等はネットブログなどと同様、新規参入が大量に起こりそれほどうまみの無い分野になりそうです。
企業はここで得られた利益を何所に分配するかと言う次の戦略に移りそうです。

CNN.jp:「iPhone」は輝きを失ったのか?

ところで、目の不自由な老人がiPadを結構使っているようです。
だから言ったのに…

理経済:痒い所に手が届く商品作りを - iPhone3GSを売るために

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不便はチャンス③ - 砂糖の味

シリーズ3回目です。
私一押しの食品産業がらみのネタです。

理経済:不便はチャンス - 小さい電子レンジ
理経済:不便はチャンス② - 貴重な個人情報

先日、和食ファーストフードのなか卯に行ってきました。
新メニューの「和風牛丼」を食べる為です。

皆様もご存知の通り、7年前に起きた米国牛のBSE問題を発端に、米国からの牛の輸入ができなくなりました。
これにより吉野屋松屋が一斉に豚丼を売り出しました。

Wikipedia:BSE問題

一部の店舗では和牛を使った牛丼を出していたようですが、暫くの間牛丼は縁遠くなりました。
その後すき屋などがオーストラリア産を使ったりして牛丼販売を再開しました。
しかし味の方はどうも以前のそれと違うものになっていました
今でもそれは続いています。

米国産牛肉が輸入禁止なった時、吉野家は「米国産しか吉野家の牛丼の味を出せる量が調達できないのですよ」なんて言っていましたが、味が変わったところを見ると、肉質の問題ではなかったようです

livedoorニュース:吉野家が米国産牛肉を選んだ本当の理由とは?

私は牛丼のこの味の差は何なのかずっと考えていました。
結論は砂糖が足りないのではという事でした。
砂糖が大目の甘辛タレに戻る事を願っていたのですが、今でも戻っていません。
正直どうでも良さそうな悩みなのですが、車や住宅の購入と違い、毎日の食生活に関わる事なのでボディーブローのようにじわじわ効きます。

この牛丼の味には皆さん似たような事を考えていたようで、「牛丼+ハチミツ」とか「牛丼+小豆」等別途糖分を追加しだす始末。
少々際物のように思えますが、意外といけそうです。
不満を自分達の工夫で穴埋めしているんですね。

ちょい足し

テレビ朝日:ちょい足しランキング

何故牛丼各社が砂糖を減らしたのかはよく分かりません。
単なる味付けの問題なのか、材料費をケチる為だったのかは商品開発部の人に聞かないと分かりません。
砂糖が値上がりしてたからかな?

いずれにせよ消費者の中に不満を持つ人も多かったようです。
この部分を解消したのが「和風牛丼」です。

値段は350円ですが、吉野家よりは安いです。
シラタキやシメジなど必要なのか不要なのか分からないものも付いてきますが、その程度は我慢です。

なか卯はすき屋と同じゼンショーグループの一員です。
5年前にゼンショーがジャスダックに上場していたなか卯を買収し始め、現在では完全子会社となっています。

このため、安さを売りにするすき屋と、ちょっと高いけど味がいいなか卯で役割分担できるようになりました。
最初からその予定だったのでしょうね。
これによりなか卯側は値下げ競争はさほど意識せずに行動できます。

民間の不満を吸収し、上手い事工夫に繋げてるんですね。
明日も食べに行くか(*^-^)

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金のバブルはいつまで続く?

ウォールストリートジャーナルに金価格の動向について書かれています。

一部の賢い投資家は既にこう疑い始めている。「金を買うべきときは1999年だった。2010年ではない」こう語るのは、ハーバード大学のニーアル・ファーガソン教授だ。だが、ファーガソン教授は、現在の勢いはまだもう少し続き、さらに価格を押し上げる可能性もあると述べる。また、「賢い投資家は、もう何カ月も前に金市場から去っている」との声も聞かれる。だが、これは何年も前から言われ続けていることだ
>>次のバブル崩壊は金市場?

金価格の推移

まあ、これから起こる事象なんて誰でも想像できます。
できないのはタイミングの予想ですから、この教授は答えるふりをして何も答えていません。
おいおい。

毎度の事ですが何か変化があると、やたらとある一つの銘柄がクローズアップされ値を上げます。
しかし暫くすると人気が無くなり値を戻します。

金も同じような匂いがします。
私は金については比較的楽観的です。
なぜならばインフレを強く懸念しているから。

それでも現在の相場はまだ冷め切ってないのかなと感じます。
貯金代わりに買っておくのはありですが、売る事が前提ならやめたほうがいいと思います。

記事によると、過去の例から見て1オンス=6300$まで上がるとか。
ちょっと現実離れしているような気もしますが、原油だって150$近くまで行ったのですから、案外これを上回るかもしれませんね。

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東芝の英断

東芝がウラン濃縮作業を行う会社に出資しました。
垂直統合と原子力へ集中するための第一歩です。

大手電機メーカーの「東芝」は、原発の燃料の生産に必要なウラン濃縮事業を行うアメリカの会社におよそ100億円出資することを発表し、国内企業では初めて、燃料の供給から発電所の建設まで原子力事業の一貫体制を構築できることになりました。
>>東芝 米ウラン会社出資を発表

ニュースでは一貫体制といっていますが、正確にはリオ・ティントカメコのような、「ウランを掘る会社」もいるので、一貫ではありません。
しかし、供給を安定化しコストを削減する第一歩です。
目指せアレバ

ウラン濃縮とは何かと言うと、核分裂の材料であるウラン235をかき集める(濃度を高める)作業です。

ウランは重い元素で中性子が多く、たくさんの同位体が存在します。
有名なのは中性子数が238個のウラン238と、前述の235個の中性子を持つウラン235です。
他にもウラン236(劣化ウラン弾で有名)などがあります。

教えて!goo:ウラン236について

原子力で重要なのはウラン235なのですが、放って置くと勝手に分裂してしまう為、天然にはほとんど存在しません
以前は天然には無いと言われていましたが、同位体であるウラン238と化合する事で、わずかながら現存する事が確認されました。

Wikipedia:ウラン235

この少量のウラン235を人工的に集めるのがウラン濃縮です。
やり方は色々ありますが、有名なのは重量の差(中性子数が違うので重さも違います)を利用した遠心分離法です。
これにより少しだけウラン235の濃度を上げ、原子力発電の材料にします。

ウラン濃縮

青森県庁:ウラン濃縮

東芝はこの技術を持つ会社に出資する訳です。
コスト低減が見込まれます。

東芝は、かつて米国の老舗、ウェスティングハウスを買収し、加圧水型原子炉沸騰水型原子炉の両方を扱える企業となりました。
世界的にも極めて珍しい会社です。

原子力発電所の種類

翻訳関連情報:東芝、原発1兆4000億円受注・米で4基、WH買収後最大

この原子力に関する総合力は是非とも活かしていただきたいものです。
更なる前進を期待します。

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不便はチャンス② - 貴重な個人情報

シリーズ2回目です。
今回は宅急便のお話です。

理経済:不便はチャンス - 小さい電子レンジ

先日、ヤマトに再配達をお願いしました。
私は佐川カンガルー派ですが、相手がヤマトで送ってくるので仕方ありません。

このヤマト運輸滅茶苦茶融通が利きません
時間に正確と言えば聞こえがは良いですが、それが必ずしも顧客にとってありがたい話とは限りません。

佐川やカンガルーは担当と仲良くなると、最後に配達してくれたり、比較的早めに来てくれたりと時間が読み易く、重宝します
最初はヤマトの担当と相性が悪かったのかなとも思ったのですが、どうもそういうことではないようです。

Yahoo!知恵袋:ヤマトの再配達で20~21時間で頼んだらヤマトが8時1分に来

ここでも議論されていますが、確かに指定した時間にいない顧客も悪いと思います。
担当からすれば、「言われた通り来たのに、居ないのはどういうことかannoy」と言いたくなるのも分かります。
自分がやられても同じ事を考えるでしょう。

とは言え、元々この時間枠は運輸業者側が決めた区切りですから、押し付けられた消費者は不満が募り、ネットで愚痴ったりする事になります。
おそらく似たような不満や経験がある方は少なくないのではないでしょうか?

業者に非が無いのは確かですが、これでは業者も消費者もこのヤローで喧嘩別れになります。
お互い不幸ですね。
しかし得てしてこういう歪みや不満が次のビジネスチャンスになります

即ち、如何に顧客の要望を読み取り先回りできるかがサービスの優劣を決める訳です。
値段が安く、毎回タイムリーに配達してくれる運送業者って、魅力的だと思いませんか?
それが合理的に可能になるならば、これは新規参入やシェア拡大のチャンスです。

まずタイムリーに配送を行う為に、現在行っている配送ルート最適化に"居住時間"の項目を追加すべきです。
居ない事が分かっているのなら、その時間そこに行くのは浪費以外の何ものでもありません。

ここ数十年の話ですが、コンピューターの発達と低価格化により、誰もが複雑な計算を一瞬でできるようなりました。

これによりいくつもの項を持つ数理計画を難なく解けるようになりました。
倉庫や配達拠点、今日の配達先などを入力すると、最短かつ最もコストの低いルートを弾き出します。

配送ルート最適化

IBM東京基礎研究所:ロジスティックス最適化

多分、4コアとか積んだ現代の高性能家庭用PCなら、ものの数秒で一県全体の配送ルート最適解が求められるでしょう。
今のパソコンは明らかにオーバースペックですからね。
先日父に頼まれて作った930iのPCも、真価の10分の1も出せていないんだろうなorz

また、道路では渋滞が予想できないと思われる方もいらっしゃるでしょうが、渋滞も科学されており、ある程度予想できます
拠点のネットワークや公共機関の情報を統合すれば、かなり迅速に対応方法を配信できるでしょう。

渋滞予測

大阪大学:フェロモンコミュニケーションモデルによる 短期的渋滞予測システムの構築 PDF

このように、最適解を導く方法は充実しています。
それでも前述のような不満が溜まるのは、おそらく不在の記録が曖昧だからだと思います。

不在だった場合、業者はその指定時刻と配達時刻を記録しているのでしょうか?
ご丁寧に不在票には時間を書いてくれますが、それは会社に伝わっていますか?
勿論仕事やら何やらの都合で、顧客の在宅時間は変わってくるでしょうが、傾向は出るはずです。
例えば平日は遅く、土日は休みとか。

これが分かればそれだけでルートを修正できます。
平日遅めの指定なら配送を遅めにし、加えて過去の例から20:30に居る確率は30%だからその時間に行くには…、逆に休日指定なら早めでもOKとか。
これだけで随分顧客の不満は減るでしょう。

更に時間の浪費も少なくできます
皆が遅くに帰るなら、その時間に合わせて従業員を割り当てますし、集中する時間があるならそこの配達員を厚くします。

サービスを提供する相手が居る時は対応しますが、それ以外は別のことをしていてもかまいません。
伝票整理や倉庫での作業を割り当てる方法が有ります。
これにより無駄な時間と人件費、そして軽油代がケチれます。
上手くすれば倉庫の地代もケチれるかもしれません。

更にここで得られた居住時間帯は、門外不出の最重要個人情報になります
だって、誰がどの時間にいるか分かるんですよ?
営業職の人には涎物ですし、泥棒にとっては宝のリストです。

個人情報に当るのかはグレーですが、このリストを活用すれば新たな事業もできそうです。
特に郵政みたいに郵便事業とその他がくっ付いているなら、使い方は色々ありそうです。
銀行の営業時間とか、簡保の売込みとか。
チャンスの種はつきません。

続く…
理経済:不便はチャンス③ - 砂糖の味

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納豆を売り込む人々

和食ブームに乗じて、米国に納豆を売ろうとする人たちがいるそうです。
中々面白い試みですね。

【セバストポール(カリフォルニア州)】先月、佐藤南(53)さんが経営するジャパン・トラディショナル・フーズ(JFT)は、オーガニックの納豆を「メグミ納豆」のブランド名で正式に発売した。

      …(中略)

佐藤さんは、米国人の嗜好に合わせた納豆レシピを提案している。例えば、納豆にオリーブオイルやマヨネーズを加え、パン、ベーグル、トルティーヤなどに乗せて食べる方法だ。

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納豆をシーザーサラダのドレッシングに混ぜたり、刻んだリンゴやアボカドと和えてもおいしいという。
>>「納豆」を米国の食卓に-日本人経営者の挑戦

納豆が外国人にうけるかどうかはかなり不透明です。
日本人でも嫌いな人は結構います。

私は普通に食べますが、確かにあの匂いや粘つきは独特です。
栄養価が高く、先進国の健康志向にも適う食材ではありますが、慣れないと難しいでしょう。

しかしこのJFT社長の佐藤さん、レシピもしっかり紹介し、現地の人が食べ易いメニューや味を提示しています
これは広義の現地化戦略の一種で、最近では食品に限らず色々なメーカーがやっています。
納豆とマヨネーズなんて日本でも流行るかもしれませんね。

最近話題のお寿司も、伝統的な日本のものだけではなく、カリフォルニアロールなど日本に逆輸入したメニューも結構有ります。
現地の人が美味しいと思える調理法をする事が鍵ですね。

以前韓国に行ったとき、現地の「本場中華料理」でお昼を頂きました。
その時酢豚を頼んだのですが、日本のそれとは随分違いました。
こちら↓がその時の写真。
左側が酢豚、右のが餃子です。

Img_0408

理経済:韓国放浪記① - 仁川国際空港

日本のそれと違い、たれが全くありません。
どうやら揚げた豚をたれと共に炒めたようです。
想像したのと違いましたが、美味しかったです。
餃子も揚げ餃子がデフォルトでした。

同じ料理でも所変われば調理法や味付けも変わるようです。
早く現地の人が美味しいと思える納豆料理が開発できるといいですね。
アメリカで納豆を食べられる日は近そうです。
出資できないのかな?

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コンプレックスプライムローン - 懲りない奴ら

手を変え品を変え、病んだ金融商品は出てくるものです。
サブプライムローンは詐欺的みたいな話がありましたし、銀行等とはトラブルが耐えません。
しかし、いつになってもそういう商品は無くならないものです。

英住宅ローン会社は「ほぼプライム(優良)」な借り手のほか、「信用履歴に多少の傷」を負った人々に融資を提供している。融資の名称にサブプライム(信用力の低い個人向け)は使わない。その呼び名は「コンプレックスプライム」だ。…(中略)…米ゼネラル・エレクトリック(GE)のGEマネーや英インベステックのケンジントン部門は、主要銀行から融資を拒まれた英顧客に再び住宅ローンを提供している。
>>実態はサブプライムか-拡大中の英「コンプレックスプライム融資」

いつの時代でも、銀行は儲かれば良いと言う精神を捨てません。
変額保険騒動は日本でも有名です。
口では甘い事を言いながら、裏ではこういう事が絶えないのですね。
この商品も同じ末路をたどりそうです。

理経済:咽元過ぎれば熱さを忘れる おまけ - 怒りの原因

資本主義なのだから仕方ないと言えばその通りなのですが、長い目で見て、金融が社会の主役になるような国は碌な結果にならないようです。
彼らは社会の土台であって、その上に来るべきではありません。
皆があることを感じないくらいでちょうどいいと思います。

それにしても、GEも手を出しているんですね。
やっぱりこの部門は売却か大幅縮小が必要です。
ここだけはイメルトCEOに物申したい部分です。

理経済:GEの経営に思うこと - 株主と経営者の関係

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不便はチャンス - 小さい電子レンジ

「あー、電子レンジが欲しいな。
私の家は狭いから、小さい方がいいかなー。」

「(20:20頃に帰宅)今日8~9時に頼んだ宅急便の不在届けが入ってる。おや、20:01に来たのか。さすがに8時ぴったりは無理だよ…」

「今日は牛丼でも食べるか。お、なか卯の和風牛丼おいしーなー。」

これ等は最近私が感じた他愛も無い事柄です。
世の中意外に不便ですね。
皆さんもこんな経験ありませんか?
流そうと思えばなんてことは無いことなのですが、こういったところにビジネスのチャンスが隠れているものです。

理経済:需要を掘り起こせ!① - 日本の携帯電話事情

まず前提条件ですが、資本主義とはスキマ産業です。
それはニッチ市場とかそういうレベルの話ではなく、全体的にそうです。

「自分の暮らしはこんなに豊かになった。でもよく考えてみるとコレはアレが足りないね。」

そういう消費者の気持ちを汲み取る、或いは先回りする事でビジネスが成り立ち、資本が回るようになります。
何がしかの需要がなければ、資本も動き様がありません。
そしてそのココロのスキマが多くの人にあればあるほど、潜在市場は大きくなります。

プレジデントロイターにジャック・ウェルチ元GECEOのコメントが有ります。
消費者との関係について語っています。

つまり「顧客は常に正しいと言われているが、本当にそうか」ということですね。

答えは明らかで「本当にそう」です。事業を成功させようと思っているのなら、あらゆる顧客を満足させる努力をしなければなりません。
>>「厄介な客」は切り捨てても構いませんか

スキマはゴールドマンの詐欺行為やギリシャの財政問題など、スケールの大きい話ばかりではありません。
そして、スケールの大きさがそのまま市場の大きさになるとは限らないのも興味深い点です。

前置きはこの位にして、本題に入ります。
今回は電子レンジについてです。

うちにはレンジがありません。
弁当を食べる事が多いのにレンジが無いのはちょっと辛いです。
冷凍食品も温められませんし、最近流行の内食グッズも使えません。
この皿とか欲しいんですけどね。

と言う訳で、秋葉原の電器屋さんをグルグル回ってみたのですが、小さい我が家に置けるような小さいタイプはありませんでした。
どんなに小さくともA3位の面積は必要です。

調べてみると、似たような事を感じている人も少なくないようです。
しかも重量もかなりあるので、何かの上に置く事も難しいです。

そこで提案です。
円柱形の電子レンジを作ってみてはいかがでしょうか
不思議な事に、どのメーカーのレンジを見ても直方体型で横にスイッチがあります。
型に嵌ったタイプしかありません。

そもそもスイッチが横に無いといけない理由なんて有るのでしょうか?
スチームオーブンは上や下にあるのに何でレンジには横にしかないのでしょう。
これで随分小さく見えるはずです。
原理を見ても横でなければいけない理由なんて無いのに。

ターンテーブルだって丸いんだから、レンジ全体が丸くてもいいはずです。
開閉は電気ジャーみたいに上半分だけ開くとか、斜めに開くようにすればいいでしょう。
高さもそんなにいりませんから、サイズは片手で持てる程度にできるでしょう。
全体の重量も軽くできるので、置き場所も増えます

マイクロ波が均等に当らないと言われるかもしれませんが、照射装置の方を洗濯機みたいに回す方法もあります。
その辺の工夫は日本人のお家芸です。
調べてみると、これについて議論されたり開発されたりしたケースはあまり無いようです。

NEXT→:なぜ電子レンジは円柱状ではないのか~モノのカタチ~

電器屋にもネット通販にも無いと言う事は、本当に開発されていないんでしょうね。
今後は日本の世帯数も、世帯あたりの人数も減少傾向ですから、小さい家にも置けるような小型家電は重宝されると思うんですがね。

世帯数の推移

国立社会保障・人口問題研究所:日本の世帯数の将来推計(全国推計) PDF

丸型レンジが出たら、少なくとも私は買います。
と言うか探してます。(;´Д`A ```
高機能なレンジはたくさん有りますが、改良の余地はまだまだ有りそうです。

続く…
理経済:不便はチャンス② - 貴重な個人情報
理経済:不便はチャンス③ - 砂糖の味

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競争力でもアジアの力が目立つ

先日、アジア限定の大学ランキングを掲載しましたが、今度は世界全体における競争力ランキングです。
香港やシンガポールのみならず、アジアの前進が目立ちます

2010年国際競争力1位はシンガポール(昨年3位)、2位は香港(同2位)、3位は米国(同1位)、4位はスイス(同4位)、5位はオーストラリア(同7位)だった。さらに6位スウェーデン (同6位)、7位カナダ (同8位)9位台湾 (同23位)、9位ノルウェー(同11位)、10位マレーシア(18位)と続く。
>>インドの競争力58カ国中31位:日本27位、アジア中位以下に

日本は27位(昨年17位)と、ベスト10から遠のいています。

前述の通り、アジア圏のランキング上昇が目立ちます。
特に台湾は並居る強者を牛蒡抜きです

台湾にはiPhoneを製造するフォックスコンや、グーグル携帯を製造するHTCがあります。
またノートPCのエイサーなどの本拠地でもあります。
電子機器はお手の物です。
スマートフォンの追い風が大きかったのでしょう。

日本もこういった勢いのある企業を育成したり招いたりしないと、飯の種が無くなりそうです。

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フィンランドの教師も - 答えの無い問題

教育は難しいですね。
私も教育実習に参加したので分かりますが、教職はかなり大変です。
やたらと長い労働時間、難解な教育方法や授業設計、なぜかなされる教師批判。
過労やストレス自殺が多いのも頷けます。
朝7:30登校は辛い…。

さて、そんな日本で度々名前が挙がるのがフィンランドです。
「教育の手本」として大学の授業でも習いましたし、テレビや本でもそれっぽいものがたくさん有ります。
教師は尊敬され、高い社会的地位を持つ職業とも習いました。

しかし現実はそんなにバラ色なものではなく、日本同様様々な問題を抱えているようです。
特に学校裏サイトは万国共通の悩みのようです。

フィンランドの教育労働組合の調査によると、同国でインターネット上で嫌がらせや中傷を受けたことのある教師が、全体の1割以上に達することが明らかになった。最も対象になりやすいのは、小学校高学年を担当する40歳以下の女性教師だという。
>>フィンランドの教師、全体の1割がネット中傷を経験=調査

理経済:フィンランドの教育問題

答えの見えない難しい問題ですね。
特に教育は下の学年にいくほど難しいです。
小学生を教えるのは至難の業ですし、下手に怒ったりすると親が出てくるし。
一体どう指導すればいいやら。

話は逸れますが、教育は下の学年ほど難しいと言うのが現場の実感だそうです。
確かに大学の内容は高度ですが、それは教えている事が高度なのであって、教え方が高度なのではありません。
大学生は分からなければ自分で調べますが、小学生はそういう術を知らない場合が間々あります

小学校は教える内容は簡単でも、教え方が難しく、ちょっとしたことで生徒は悲鳴を上げます。
まるで一文字間違えただけでシンボルエラーが出るプログラム開発のようです。
新人で小学生を任された知人がいましたら、気にかけた方がいいかもしれません。

話を戻します。
教育にしても福祉にしても、日本では兎角他国の名前を挙げ、"成功例を見習え"となりますが、そもそもその成功例自体、中々無いようです。
或いは普遍の解答は見込めないのかもしれません。
手探りで場当たり的に進むしかないのかもしれません。

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ハイペリオン社が凄い事を - ザクのパーツができそう

米国にある中小企業、ハイペリオン(Hyperion Power Generation)が、冷蔵庫サイズの原子炉を作ろうと画策しているようです。
かなり真面目に。

ハイペリオン・パワー・ジェネレーションのジョン・ディール最高経営責任者(CEO)にとって、世界の電力需要拡大に対応するための解決策は冷蔵庫ほどの大きさの原子炉を開発することだ。
>>冷蔵庫サイズの原子炉、開発進む-12.5兆円規模の市場狙い競争激化

この会社、過去に物置サイズの原子炉を開発しており、その実力は折り紙つきです。

NetSphere:米Hyperion Power Generation社、「ポータブル原子力電池」を開発
WIRED VISION:浴槽サイズの「ポータブルな原子力電池」

原子炉はマーケットとしての注目度が急激に増しており、参入や技術革新が激しいようです。

理経済:次世代型原子炉、ESBWR

昔、常温核融合を使って"一家に一台原子炉を"みたいな話が有りました。
ですがこの常温核融合自体、本当にあるのかどうか疑問が多く、いつの間にか忘れられてしまいました。
しかしこの調子だと、案外早いうちに実現するかもしれませんね。

ところで、冷蔵庫くらい小さいな動力源が有るならば、ガンダムに出てくるザクみたいなロボットが作れるかもしれません。

オタクの間では有名な話ですが、ザクは原子力で動いています
乗れるかどうかは別にして、動力が用意できるなら本当に作れるかもしれませんね。
アトムも夢ではありません。

ちなみに、アニメ中でザクは度々破壊されます。
色々まずいんじゃ(笑)

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ゴールドマンへの集中砲火

先日SECに呼び出されたゴールドマンが、今度は上院から呼び出しを食らいそうです。
ちょっと政治的過ぎるかも。

米金融大手、ゴールドマン・サックス・グループは、住宅ローン関連債券の取引で顧客の利害に反する取引をしていたことが問題になっているが、顧客企業の株式についても、同様の取引を行っていたことが、米上院小委員会の公表した同社の社内文書によって明らかになった。
>>ゴールドマン、個別株オプション取引でも顧客の利害に反する取引

そもそも一言で投資銀行といっても、内部では大きく3つに別れているそうで、各部門は基本的に独立しているそうです。

曰く、

  • 投資銀行部門:会社へのアドバイス業務。
  • 引受業務部門:新株や公開株発行時の引受業務。
  • 自己勘定部門:所謂トレーディング業務。有価証券を売買。

があるそうです。

特に投資銀行部門と自己勘定部門はその性質上、ハッキリ独立しておりお互いの交流はあまり無いそうです。
あったらインサイダーになりかねませんからね。

しかし、外側の人間から見ると同じ会社なのですから、自己勘定部門が売り、投資銀行部門が買い推奨のような利益相反行為が日常的にあるそうです。

更に投資銀行部門と自己勘定部門は仲が悪いのが普通のようです。
顔も合わせない上に、利益を稼いでいない投資銀行部門が、ガッポリ稼いでいる自己勘定部門より上に位置するのが、彼らにとって気に食わないとか。

Wikipedia:投資銀行

その結果、顧客から見ると利益相反行為が蔓延しているように感じてしまいます。
仲の悪さによってお互い出し抜こうとしますから、余計に顧客の不利益を加速させます。
彼らの派閥抗争が外部にまで及んでいるんですね。

ある意味解体した方が皆が幸せなのかもしれませんね。

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学びて思わざれば則ち罔し、思いて学ばざれば則ち殆うし

先日投稿したファニーメイの公的資金について、コメントがありました。
色々長くなりそうなので、一つの記事として書く事にしました。

理経済:やっぱりモラルハザード

先に断って置きますが、私は誰かを論破したい訳ではありません
そもそもブログで彼是言った所で、現実がすぐさま変わる分けではありません。
仮に論破してもただの自己満足です。

また、得てして皆が「そうかそうか」とすんなり納得するような理論は、碌でもない結果をもたらす事が多いです。
安易に良いと言うのは、考えているようで実はあまり考えていないからそうなるのだと思います。

議論になるのは真剣に考えているからだと思います。
皆さんも思うところがあれば、是非是非コメントを入れてください

さて本題に入ります。
先日、ファニーメイ等の住宅ローン会社に多額の税金を投入する事になりました。
彼らはGSEという特殊法人で、政府とくっ付いて住宅ローンなどの支援を行っています。

しかし08年に経営が悪化すると、米国政府は事態の沈静化のため多額の公的資金を注入しました。
彼らの債権は「暗黙の政府保証」で不履行にならないのに米国債より利回りが良かった為、各国政府や金融機関が大量に保有していました。

その額なんと520兆円。
これが一部でも不履行となれば、金融危機を煽り米国債への信任も揺らぐと考えられ、米政府は公的資金の注入を決断しました。

ロイター通信:米金融危機:政府保証への根拠なき楽観、市場にリスク回避の動き
ロイター通信:米政府、ファニーメイとフレディマックを政府管理下に

その後、リーマンショックを経て事態は沈静化したはずだったのですが、彼らは相変わらず政府にお金を出せと迫っています。
これについての意見がありました。

まず私のスタンスとしてハッキリさせて置きたいのは「歴史は繰り返す」と言う事です。
国が違えば文化も風習も考え方も違いますし、其処に行き着く因果関係も違います。

しかし見ていると大体の場合において、過去にどこかで起きた事と似ています
自分達はそうならないようにしようと考えても、これを回避するのは難しく、結局周囲に押し切られて同じ道を辿る事になります。
不思議なものです。

現在のアメリカも、かつての日本と似たような空気が蔓延しているように見えます。
政府は住宅価格とそれに付随する資産価格を維持する為に、税金を使ったり変な金融商品を作ったりして「兎に角借りてください」と促します。

しかし、雇用が安定せず収入も乏しいとなると、人々は「将来に希望が持てない」とか悲観的なことを言い出し、住宅を買おうとはしません。
結果、金融市場とは逆行して住宅金利と地価はジリジリ下がります。
需要が無い所に無理矢理借金をさせようとしても、のれんに腕押しなのに。
儲かるのは金持ちと大企業ばかりです。

一方保障された企業達はと言うと、"どうせ最後は国が何とかしてくれるんでしょ"的な空気が蔓延し、国民の為と言う美名の下、無駄をドンドン拡大していきます。
政府の支援金とお達しもあったりするので、鬼に金棒です。

かくして税金は浪費され、後に残るのは借金の山、と言う訳です。
ついでに賄賂などもはびこり、腐っていくばかり。
人間のやる事というものは、今も昔も右も左も変わらないんですね。

US Debt Clock.org
WSJ.com:汚職が招いたギリシャ危機

政府はある程度の段階で馴れ合いを止め、こういった暗黙の政府保証と、どこかの段階で決別すべきだと思います。

当然彼らも反対するでしょうし、投資家も国債を一時的に投売りするでしょうが、どこかで線を引かないと、なし崩し的に債務が増えてしまいます。
ついでに"上場している実質国営の会社"みたいな変なポジションもやめるできです。

理経済:公私を分ける難しさ

しかも"暗黙の政府保証"とは言い換えれば隠れた債務ですから、ばれた時に収集がつかなくなります。

また国民も怒るでしょうが、結果として国民にとって何が得なのか、矢面に立ってしっかり話し合うべきでしょう。
それをしないで、何とか金融政策とかで収集しようと逃げ回るから、歴史を繰り返すのだと思います。

とまあ、これが私の考えです。
これでコメントをしてくださった方が納得してくれるかどうかは分かりませんし、たとえ納得していただいたとしてもその事に意味があるとも思いません。

肝心なのは、その事柄についてよく考え、自分なりの意見を持っている事だと思います。
知らない事があったならばそれを受け入れたうえで、意見を修正すれば良いのです。
複数の立場と意見が存在する、それが民主主義の欠点であり利点です。

考えが無い為何となく流されるとか、肝心な時に自分の意見が言えないというのが一番問題だと思います。
今の日本が混迷しているのは、案外考えてないからなのかもしれませんね。

理経済:官僚の、正体見たり、・・・ - 政権交代など意味がない

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アジア大学ランキング

ネット新聞にアジアの大学ランキングが載っていました。
日本勢は劣勢、意外にも中国勢も劣勢となっています。

2010年アジア1位は香港大学(昨年1位)となった。2位は香港科技大学(同4位)、3位シンガポール国立大学=NUS( 同10位)、4位香港中文大学(同2位)、5位東京大学(同3位)、6位ソウル国立大学(同8位)、7位大阪大学(同6位)、8位京都大学(同5位)、9位東北大学(同13位)、10位名古屋大学(同12位)、11位東京工業大学(同9位)、12位北京大学(同10位)となっている。
>>アジア大学番付:インドIITボンベイ校が36位、東大は5位

優勢なのは香港やシンガポールなどの人材大国です。
この辺の国は小資源なので、人材や金融にお金を集中させています。
その成果が出たようです。

日本勢は後退していますが、東北大と名古屋大が上がっています。
東北大は原子核物理が有名ですが、その辺りが出たのでしょうか。
でもそれなら阪大だって有名なんですが、何でですしょう。
絶対的な能力差ではなく、相対的な差が逆転しただけかもしれませんね。
名古屋大は医学ですかね。

日本の重点が何所にあるのか、未だによく分かりませんが、人材育成を目指すならもう少し研究費にお金を廻してあげた方が良さそうです。
難しいでしょうが。

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Japan is The Strange Countryが面白かった

先日、su-Zさんの世界四季報で紹介されていた動画が面白かったので転載させていただきました。
日本の変なところを書いた作品で、作者も日本人だそうです。

世界四季報:Japan is The Strange Country

統計の数字が少々怪しいですが、結構的を射ています。
例えば、日本人の食品廃棄率が凄まじく、国際援助量の3,4倍というのは有名な話です。

日本の食品廃棄量

NPO 地球村:食糧問題

映像も分かりやすく、よくできています。
外国人も興味があったらしく、英語版が作成されアップされています。
10万再生を超えていますから、話題になっているようです。
是非一度見てみてください。

ところで、外国人にとって日本のトイレは非常に珍しいらしく「japan toilet」で調べると大量に引っかかります。
なぜかトイレの動画も。

ウォシュレットもさることながら、トレペの芯を入れるホルダーも好評のようです。
ebayで売ったら儲かるかもしれませんね(笑)

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ユーロ基金に非難轟々

EUが巨額の基金を設立し、ギリシャ並びにやばそうな国を救うそうです。
しかし、この意見に対して非難轟々です。

ドイツは欧州債務危機の阻止に向けた最大7500億ユーロ(約90兆円)規模のユーロ圏支援基金に参加することで閣議了承した。債務危機問題へのドイツの対応をめぐっては、同国の大手紙ビルトが自国を「欧州の愚か者」と呼ぶなど批判を展開している
>>ドイツ、支援基金参加を閣議了承-大手紙は「愚か者」と批判

Bloomberg:ECB:市中銀行向け貸し出しが2カ月で最大-銀行間市場は依然逼迫

米国の時もそうでしたが、巨額の資金を出す時は非難がつきものです。
投資家の方は好感しているようですが、無理矢理お金を突っ込んでものれんに腕押し状態になるのが関の山です。
経済学的には正しいのですが、実証はできていないんじゃないですかね?
日本は失敗記録を更新し続けている訳ですし。

理経済:資産バブルの行き着く先③ - 借金した結果
内閣府:平成20 年度国民経済計算確報 ポイント PDF

「市場の信用」が無くなるのではという懸念は分かりますし、実際ユーロが下落するでしょうが、痛みは痛みとして耐えないといかんと思うんですがね。
公的資金は所詮モルヒネですから。

この前までは金利を他の先進国より若干高めに据置いて、資金を絞り気味だったのですが、ギリシャ問題で方針転換したんですかね。
だったら金利も下げていいような気が。

問題が先送りにならないと良いのですが。

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凄いけど不思議な成績

泣く子も黙る金融界の長、ゴールドマン・サックスのトレード成績が公開されました。
なんと、3ヶ月負けなしとのことです。

米投資銀行ゴールドマン・サックス・グループの2010年1-3月(第1四半期)は、同社初の完璧な四半期となった。1日当たりのトレーディング収支がマイナスとなった日が1日もなかったからだ。
>>ゴールドマン:初の「完全試合」、四半期にトレーディング損1日もなし

そりゃ優秀な人材をそろえているでしょうし、凄いアルゴリズムも持っているのでしょうが、いくらなんでも3ヶ月無敗はちょっと不自然な気がします。

ここ数週間SECに顧客と利益相反な取引をしたのではとせっつかれていましたし、フラッシュトレードで儲けた前例もあります。
原油が150$になった時もゴールドマンアナリストの200$予想がありましたし、ローリング・ストーン誌で「1920年代以降に発生したさまざまなバブルにゴールドマンが深く関与していた」なんて言われていましたね。

本当にまともな方法で稼いだんですかね(;;;´Д`)
この会社、叩けば色々出てきそうです。
叩かれないのは、やはりお金の力なのでしょうね。

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日本が誇るもの おまけ - 日本に足りないもの

日本の強みシリーズ番外編です。
本編と違い少し辛辣な事を書きます。
日本には多くの強みがあるものの、それが活かされていない現実があります。
おまけ編はそんな話。

理経済:日本が誇るもの① - 環境技術編
理経済:日本が誇るもの② - オタク文化編
理経済:日本が誇るもの③ - 食文化編:世界の食品市場
理経済:日本が誇るもの④ - 食文化編:日本の食文化

結論から先に書きますと、日本に足りないのは"危機感"だと思います。
今のように厳しい環境にありながらも、どこか「何とかなるのではないか」とか「政治家が悪い、グローバル化が悪い」とか他人事のように語られます。
この状況を「ゆでガエル」と表現した人がいましたが、まさにそういう状況だと思います。

Espresso Diary@信州松本:「ゆでガエル」状態。

残念ながら私が書いた強みのうち環境技術とオタク文化については、共に10年以内に世界順位の逆転が起こるでしょう。
即ち日本の首位転落です。

どんな生物にも言える事ですが、生物はより危機的な状況になるほど猛烈な進化を遂げるものです。
勿論死にゆく種も多いのですが、生き残ったものはより強くより逞しく育つものです。

Wikipedia:スノーボールアース
東京大学 田近英一:全球凍結と生物進化 PDF

人間でも火事場の馬鹿力とも言うように、極限状態のほうが120%の力を発揮できるものです。
例えば日本は敗戦によって焼け野原になりましたが、朝鮮特需などによって細々と生き続け、高度成長に入りました。

環境技術の代表である省エネ技術も、元々はオイルショックの時に止むに止まれず開発したものです。
先見の明で開発したと言う訳ではありません。

資源の殆どない日本にとっては、危機的な時代であったと思われますが、と同時に豊かさが実現された時代であり、経済破綻をもたらすまでには至ってません。むしろ、この時代の特徴は、このような逆境を跳ね返した「省エネルギー」時代の幕開けであったとも言えます。
>>オイルショックによって成長した日本

このように、過酷な状況は国民に様々な苦痛を強いる一方で、先行するものを追い落とす為の重要な要素なのです。

翻って日本の強みを考えてみます。
まず環境技術ですが、これは既に猛烈な追い上げを食らっています。

代表格であるハイブリッド自動車は、吉利汽車現代自動車が既に参入していますし、電気自動車は無名のベンチャー企業が大挙して参入しています。
しかも販売シェアはジリジリ追いつかれているのが現状です。

理経済:世界シェアの推移 - 現実の壁
Bloomberg:韓国の現代自:1-3月期利益5倍増-新型車の需要拡大

彼らの場合、かつての日本のようにエネルギー不足があったり、そもそも産業が無い為何とかしようと必至です。
特にEVは大きいミニ四駆ですから、参入にもチャンスがあるわけです。

またクリーンエネルギーは見方を変えると「他に独占されていないエネルギー」ですから、エネルギー確保と雇用確保の一挙両得です。
新興国は工業化の過程で様々な公害を齎しますから、脱硫装置開発等も勢いが違うでしょう。
日本がそうでしたからね。

オタク文化にしても最近少々危機を感じています。
先日行った映画館でも、日本のアニメは4本程度しか上映しておらず、映画オリジナルはジブリの1本だけでした。
海外勢はトイストーリー3みたいな映画が結構あったのに…。

実写が頑張っているならば良いのですが、これも海外のそれと比べてオリジナルが少なく感じます。
アニメがどうとか以前に、優れた作品を作れる人、或いは環境が失われつつあるのではないでしょうか。

日本のCG技術、アニメ技術は大したもので、決して海外のそれに負けません。
TBSでやっていたドラマ「官僚たちの夏」は3分の1がCGでできていたそうです。
これ↓がCGだなんて言われるまで全く気付きませんでした。

官僚たちの夏

以前、ある映像関係の展示会に行った時に、中国から来たクリエイターが「日本のアニメは素晴らしいが、作品の中身が劣化しだしている」と言っていました。
会場は苦笑い。
レポートでもその事については触れていません。

Digicon Magazine:InterBEE アジアコンテンツフォーラムレポート Vol.2 ~各地域クリエイター、メディアによるトークセッション

私もその事については感じていましたが、外国の人も同じように思われていたんですね。
シンガポールのように、飯の種として人材をスカウトしていれば良いのですが、特段そういう話は聞きません。

日本のリードは"亀の甲より年の功"であって、民度が高いとか、手先が器用と言うのは驕りだと思います。
「追われる者の恐怖」を常に胸に秘めていないと、直に抜かれてしまうでしょう。

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3D映画を見てきた

連休を使って映画「アリス・イン・ワンダーランド」の3D版を見てきました。
映画の中身については他のブログにも彼是書かれているので、其方を御覧ください。
私はまあ…、DVDは遠慮しときます。

Yahoo!映画:アリス・イン・ワンダーランド

今回ブログに書くのは3D技術についてです。
今話題の3Dですが、まだまだ前途多難なようです。
そもそも3Dは表現方法の一つな訳ですから、中身が伴わないとやっぱり駄目だと思うのですが、その辺は取りあえずスルーで。

さて、私が映画館に行くと、3D眼鏡を渡されました。
緑色の偏光板を使った物のようでしたが、少し種類が違うようで、二つを重ねても光を遮断できませんでした。

このレンズは扱いが面倒で、拭いてはいけませんとか触ってはいけませんとか、やたらと注意事項の書かれた紙を渡されました。
その上重く、眼鏡の上に3D眼鏡は結構辛いものがあります。

映像の方はと言うと、確かに浮いて見えます、特に字幕が。
躍動的な描写だとより立体的に見えますし、字幕のように全く動かないものは浮いて見えます。
しかし、遅い動きなど中途半端な動きには対応していないようで、あまり浮いてきません

また浮いてくると言ってもカットが丸ごと浮いている感じがします。
演劇など実際目で見る描写の場合、光源の位置によって、同じ顔でも位置によって影ができたり明るく見えたりします。

しかし3D映像の場合、あくまでカメラで取った光の当り方をそのまま描写していますから、どうも違和感が残ります。
結果、顔全体が浮いている感じがします。
ちょうど「飛び出す絵本」みたいな感じです。

更に偏光板を使っているため、色が変な感じになります。
映像が全体的に暗くなる為、映画館なら許せるのですが、家庭で見るにはちょっとキツイ気がします。
目も凄く疲れますし。

"実用化"のレベルにすれすれで届いていると言うのが、3Dの現状のようです。
家庭用を買う場合は、まだまだ技術向上を待つ必要がありそうです。

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チャンスを掴むのは難しい┐(゚~゚)┌

既に色々なメディアやブログで書かれていますが、昨夜のニューヨーク市場は大荒れでした。
ダウ平均が一時1000ドルも下げる程の荒れ模様でした。

ダウ

Walk in the Spirit:ダウ-1000記念
世界四季報:一時NYダウ1万割れ、為替90円割れ

なんでも誤発注による売り込みに加え、プログラム売りが追い討ちをかけたようです。
ブラックマンデーでも同様のことがありました。
23年経ってもやっている事は変わらないんですね

さて、今回誤発注があったのは日本でもお馴染みのP&G(プロクター&ギャンブル)だそうです。
確かに株価を見ると明らか。
トヨタの1.5倍の時価総額を誇る会社が、たった数分のうちに3割も下がるのは、いくらなんでも不自然です。

Pg

Google Finance:PG
ロイター通信:米株急落でアルゴリズム取引の問題露呈、P&G株が異常な値動き

私もP&Gの株主なので毎日チェックはしていましたが、まさかこんな事が起こるなんて思ってもいませんでした。
この時間帯に寝ていたのが悔やまれます。

ジェイコムの時もそうですが、この手の"千載一遇のチャンス"をモノにするのはやはり難しいですね。
買い向かうのも度胸が要りますし、そもそもそういうチャンスに出会う事も珍しいです。
毎日チェックしていてもこの体たらくです。

少ないチャンスをもっと効果的に活かさないといけませんね。
イヤハヤ。

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やっぱりモラルハザード

高利回り債券で話題になったフレディマックが、金の無心をしております。

米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)は、2010年第1四半期に67億ドル(約6290億円)の損失を計上したと発表するとともに、住宅市場の不振でバランスシートの穴が広がり続けているため米財務省から106億ドルの資金注入を受ける必要があると明らかにした
>>フレディマック、106億ドルの公的資金求める

多額の公的資金がいたるところにばら撒かれた段階で、何となくこういう企業が出てくるとは思っていましたが、ついに大手で出始めました。

人間は惰性で生きるものです。
元々「民間の役割を負った公的機関」は難しいです。

理経済:公私を分ける難しさ

その上、国家が税金で助けてくれるとなれば、何かあればすぐ泣き付くと言う状況が硬直化してしまします。

なにかあっても「我々は国民の生活のために働いています。不便になっても良いんですか。」と言えば、大概の事は通ってしまいます。
JALも郵政もJRも大体そんな感じだったでしょう

何所の国でも同じようなものです。
本当は、ある程度は公金でやるにしても、それ以上凝り過ぎると逆に全体の効用を押し下げるんですが、あまりその事は意識されません。

紆余曲折はあるでしょうが、公的資金は再注入されると思います。
米国も泥沼に嵌っています。

理経済:学びて思わざれば則ち罔し、思いて学ばざれば則ち殆うし

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日本が誇るもの④ - 食文化編:日本の食文化

皆様お久しぶりです。
GWは映画を見に行ったり、惰眠を貪ったりしていたなるです。
結局一度も更新しませんでしたね。
イヤハヤ(;´Д`A ```

さて、シリーズ最終回です。
前回は世界の食市場について見てきました。
車や半導体の陰に隠れて忘れられがちですが、その市場規模は圧倒的です。

理経済:日本が誇るもの① - 環境技術編
理経済:日本が誇るもの② - オタク文化編
理経済:日本が誇るもの③ - 食文化編:世界の食品市場

具体的な商品を見ていくと、例えば即席めん。
日本ではカップヌードルやチキンラーメンが有名です。
この即席めん、実は年間消費量900億食を超えます。

世界の即席めん需要

日本即席食品工業協会:第2章 世界インスタントラーメン事情
世界ラーメン協会:世界総需要

統計によって若干ムラが有りますが、概ね年920億食が世界で消費されます。
一杯平均100円とすると、9兆円の巨大市場です。

最近話題スマートフォンですが、携帯端末市場全体でも2500億ドルと考えられていますから、即席めんの市場>スマートフォンなのですね。
しかもこの値は景気が絶頂の時の統計で、実際の販売台数は伸びていませんから、まあ1300億ドルくらいでしょうか。

ITPro:「世界の携帯電話市場,2011年までに2500億ドル規模へ」,米In-Stat
ITmedia:世界の携帯出荷台数、2009年は前年割れの見込み

そりゃ康師傅儲かる訳だ。
アメリカの小麦戦略からも分かるとおり、食は安全保障にも関わる程重要な要素ですから、儲からないはずが無いんですね。

さて、そんなカップラーメン市場ですが、前述の統計では輸出は8000万食となっていますが、現地生産も多いようでそれを考えるとかなりの量に上るでしょう。
ラーメンではありませんが、東洋水産マルちゃんも世界中で大人気です。

「日本の即席ラーメン『マルちゃん』がメキシコで国家的規模の人気食品になり、メキシコの伝統料理が危機に瀕している」との論調で、その人気を分析しているなりね。ロサンゼルスタイムズによると、昨年メキシコでは約10億食のインスタントラーメンが販売されたなりが、そのうち「Maruchan」のシェアは85%に到達
>>即席ラーメン「マルちゃん」、メキシコで国家的人気に。

私も海外に行ったときに、カップヌードルを食べました。
日本のそれとは違いますが、確かにカップヌードルでした。

他にも、醤油の世界シェアが50%超キッコーマンマヨネーズ界の巨人、キューピー化学調味料で世界を席巻する味の素などなど、世界シェアを独占する食品が多数あります。
特に調味料関係は強いようです。

調味料は食の根底にあるもので、少し違うだけで料理全体の味を変えてしまいます。
例えばブルドックのオイスターソースとリキンキのそれではえらく味に差が出ます。
コショウがあるかないかで、味が劇的に変わることもしばしば。

オマール海老が伊勢海老に変わっても素人には分からないでしょうが、塩と砂糖を間違えた料理は子供でも分かるでしょう。
それだけ重要な食材という事です。

このように、グルメな日本人の舌を唸らせるべく、昔から様々な食品が開発されました。
売込みが弱い為、世界的な認知度は低いですが、外国でもうけそうな味がたくさんあります。
カレールーなんてどう考えても売れます。

企業自体が世界に打って出るほど大きくない、と言うか大きくなろうとしないのが足かせとなり伸びる事ができません。
しかし日本の食は世界で十分世界に通用します。
企業もネスレやダノン並みのポテンシャルがあります。
自信を持っていいと思います。

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