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不便はチャンス③ - 砂糖の味

シリーズ3回目です。
私一押しの食品産業がらみのネタです。

理経済:不便はチャンス - 小さい電子レンジ
理経済:不便はチャンス② - 貴重な個人情報

先日、和食ファーストフードのなか卯に行ってきました。
新メニューの「和風牛丼」を食べる為です。

皆様もご存知の通り、7年前に起きた米国牛のBSE問題を発端に、米国からの牛の輸入ができなくなりました。
これにより吉野屋松屋が一斉に豚丼を売り出しました。

Wikipedia:BSE問題

一部の店舗では和牛を使った牛丼を出していたようですが、暫くの間牛丼は縁遠くなりました。
その後すき屋などがオーストラリア産を使ったりして牛丼販売を再開しました。
しかし味の方はどうも以前のそれと違うものになっていました
今でもそれは続いています。

米国産牛肉が輸入禁止なった時、吉野家は「米国産しか吉野家の牛丼の味を出せる量が調達できないのですよ」なんて言っていましたが、味が変わったところを見ると、肉質の問題ではなかったようです

livedoorニュース:吉野家が米国産牛肉を選んだ本当の理由とは?

私は牛丼のこの味の差は何なのかずっと考えていました。
結論は砂糖が足りないのではという事でした。
砂糖が大目の甘辛タレに戻る事を願っていたのですが、今でも戻っていません。
正直どうでも良さそうな悩みなのですが、車や住宅の購入と違い、毎日の食生活に関わる事なのでボディーブローのようにじわじわ効きます。

この牛丼の味には皆さん似たような事を考えていたようで、「牛丼+ハチミツ」とか「牛丼+小豆」等別途糖分を追加しだす始末。
少々際物のように思えますが、意外といけそうです。
不満を自分達の工夫で穴埋めしているんですね。

ちょい足し

テレビ朝日:ちょい足しランキング

何故牛丼各社が砂糖を減らしたのかはよく分かりません。
単なる味付けの問題なのか、材料費をケチる為だったのかは商品開発部の人に聞かないと分かりません。
砂糖が値上がりしてたからかな?

いずれにせよ消費者の中に不満を持つ人も多かったようです。
この部分を解消したのが「和風牛丼」です。

値段は350円ですが、吉野家よりは安いです。
シラタキやシメジなど必要なのか不要なのか分からないものも付いてきますが、その程度は我慢です。

なか卯はすき屋と同じゼンショーグループの一員です。
5年前にゼンショーがジャスダックに上場していたなか卯を買収し始め、現在では完全子会社となっています。

このため、安さを売りにするすき屋と、ちょっと高いけど味がいいなか卯で役割分担できるようになりました。
最初からその予定だったのでしょうね。
これによりなか卯側は値下げ競争はさほど意識せずに行動できます。

民間の不満を吸収し、上手い事工夫に繋げてるんですね。
明日も食べに行くか(*^-^)

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