日本が誇るもの③ - 食文化編:世界の食品市場
シリーズ3回目、今シリーズで最も主張したい部分です。
地味ながらあまり知られていない分野。
理経済:日本が誇るもの① - 環境技術編
理経済:日本が誇るもの② - オタク文化編
さて、この食品ですが実に地味な産業です。
関係者がいらっしゃったら申し訳ありませんが、少なくとも日経新聞の一面に載ることもないし、ブロガーにガリガリ書かれる事はありません。
精々中国ギョーザや不二家など、不祥事が起きた時ぐらいです。
しかしこの業界、実に優れた業界でまさに縁の下の力持ちな産業です。
当ブログでも何度かご紹介しましたが、万年景気がよく、世界に根を張れている企業は、エコカー企業の好決算の裏側で、それ以上の決算をたたき出しています。
市場規模もかなり大きく、生産額は20兆円を越えます。
国内の自動車の市場規模は、販売台数が年600万台で新車販売額の平均が210万円ほどなので、13兆円くらいですかね。
結構凄いです。
JTBF:日本食品産業の特徴と最近の動向
ガリバー自動車研究所:2007年5~7月 国内自動車市場の動向 PDF
また、電気自動車の巨大市場が叫ばれる昨今ですが、2015年での世界市場規模は12兆円だそうです。
実は結構小さいです。
普通の市場と比べれば確かに巨大マーケットなのですが、世界の貧困層が持つ食品市場の規模は、現段階で約300兆円ですから、桁違いです。
これに富裕層の食費も加わる訳ですから、倍位の規模はあるかもしれません。
車に乗らない人はいても、食事をしない人なんていませんからね。
できない人はたくさんいるでしょうが。
BOPの方々は、今後の伸びが期待できます。
やはり人間生活に密着したものは強いのです。
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