« 公的資金騒動も終盤 | トップページ | 75兆円の請求書 »

沖縄の不幸② - 人形は人形でこそ価値がある

シリーズ2回目です。
戦後の沖縄が本土(沖縄以外の日本)に舐めさせられた辛酸についてです。

理経済:沖縄の不幸① - 壮大な流し雛

なお、このあたりのネタはゴルゴ13の「沖縄シンドローム」でも触れられています。

ゴルゴ13 99 沖縄シンドローム (SPコミックスコンパクト)
ゴルゴ13 99 沖縄シンドローム (SPコミックスコンパクト)
リイド社 2006-12-28
売り上げランキング :

おすすめ平均 star
starSPコミックスコンパクト版第99巻「沖縄シンドローム」
star沖縄の今と昔
star文庫版『ゴルゴ13』第99弾!

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

米軍による超円高誘導によって沖縄の産業は壊滅的な打撃を受けました。
それは現在でも続いており、財政再建団体予備軍です。

しかし、超円高誘導があったのは60年も前の話です。
この間に沖縄政府が何もしなかったかと言うとそんな事はありませんでした。
円高に加え米経済寄りであった為、外資に寛容でした
金融立国さながらの経済政策を打っていたんですね。

この結果、エクソンなどの巨大石油資本が集まりました。
更に1970年にはアルコアが1億ドルの投資を表明。

当時はニクソンショック前だったので、1$=360円でしたから、360億円ですかね。
日本の実質GDPは110兆円だったので、2000億円位の意味があったのかもしれませんね。
しかもアルコアに目をつけた国内アルミ資本や、松下電工なども挙って沖縄進出を計画したとか。
笑いが止まりませんね。

ところが1971年、突然アルコアが計画の白紙撤回をしました
このため国内資本も投資を取りやめてしまいました。
沖縄の投資立県は頓挫したのです。

問題は、何故アルコアがいきなり計画を取りやめたのかという事です。
当時日本は上り調子でしたから、撤退は至って非合理的でした。
中国のグーグル撤退のように不可解です。

はっきりとは分かりませんが、どうやら本土の政府が国内企業の保護のために手を廻したようです。

本土からしてみれば、身代わり人形のはずの沖縄に勝手に動かれるのは都合が悪かったと推測されます。
当時の新聞が読みたいところですね(ネットは新しい情報は手に入りますが、古い情報は手に入りません)

Zaikai Kyushu:マルチアイランド沖縄「沖縄問題」
日本アルミニウム紀行:■沖縄アルミニウム産業進出計画
神田淡平:沖縄をアジアの工場に

結局すべてご破算。
もしかしたら日本の経済の中心は沖縄だったかもしれないのに。
彼らはその後40年間、本土に後れを取り続けました。
今では前回述べたとおりの有様です。

ニュースでは沖縄と米軍基地が対立しているようですが、色々聞いていると仲良くやっている、というか経済的に彼らの消費に依存している面が大きいようです。
人間がいればご飯も食べますし、薬も飲みますからね。

Sooda:沖縄では日本人と米軍人とは意外と仲良くやっているともききますがどうなんでしょう。

しかしここまで彼らに依存する破目になったのは、本土の責任が大きい訳ですからふとした時に問題になりそうです。

それにしても、何故米軍基地を誘致しようとする自治体が出てこないのか不思議です。
これだけ"沖縄が嫌がっている"的なニュースが報道されているのに、受け皿になりたいと言う自治体は聞きません。

原発や刑務所の誘致をしたがる自治体もあるくらいですから、もっと声が聞えてきても良さそうなものですが。
橋本府知事がチラッと言っていたくらいです。

反対が多くなるのは当然でしょうが、それに匹敵するくらい賛成はでそうなものですがね。
上関のように、町を二分する選挙にはなるでしょうが、沖縄海兵隊2万人の引き込みは、十分意味があると思います。

上関原子力発電所
北海道滝川市:刑務所誘致について PDF

この辺も"政府の意向"が絡んでるんですかね。

|

« 公的資金騒動も終盤 | トップページ | 75兆円の請求書 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/528305/47960733

この記事へのトラックバック一覧です: 沖縄の不幸② - 人形は人形でこそ価値がある:

« 公的資金騒動も終盤 | トップページ | 75兆円の請求書 »