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沖縄の不幸① - 壮大な流し雛

最近、沖縄の米軍普天間基地問題が話題になっています。
5月には結論を出さないといけないので注目され易いんですね。
県外に出すのか否かで揉めています。

お冠になった亀井大臣は「今の日本人の相当数がいかれている。みんなで負担を分け合おうという意見もない」とまで言っています。

時事ドットコム:普天間、閣僚発言相次ぐ=亀井氏、基地集中に「日本人いかれてる」

テレビ的には失言物ですが、事実なので仕方ありません。
少なくとも私は反論できません。
メディアであまり取り上げられなかったのは、彼らも触れたくない事実だったのかもしれません。

日本(以下:本土)が沖縄にしてきた仕打ちはかなりのものです。
それは米軍基地による住民不安だとか海兵隊とのトラブルとか、そんな次元の低い話ではありません。
本土は沖縄を犠牲にし、災厄を避ける為の流し雛にしました

沖縄は戦後、米国に占領されました。
このため米国は本土とは別の通貨であるB円と言うものを作り、流通させました。
名前は似ていますが、B円は日本円とは別の通貨です。
ここがみそです。

戦後、本土は1$=360円の固定レートでした。
所謂ブレトン・ウッズ体制です。
この体制の下、本土は強い貿易優位性を持ち、輸出企業は力を付けていきました。
特に製造業は世界的な地位を手に入れるまでになりました。

一方、B円を使っていた沖縄は違いました。
B円は日本円ではない為、この固定レートには引っかからなかったのです。
このため1950年には、実質1$=120円という超円高に見舞われました

Wikipedia:B円

この結果、沖縄の産業はほとんど育たず、60年経った今でもその影響は残っています。
収入に占める製造業の割合は全国平均の半分以下です。
如何に観光業に頼りきっているかが分かります。

沖縄の産業構造

内閣府 沖縄綜合事務局:産業構造 PDF
首相官邸:「沖縄経済振興21世紀プラン」

また失業率や有効求人倍率もずば抜けて悪く、万年ワーストトップクラスです。

沖縄の失業率

日本銀行 那覇支店:沖縄県の高失業率の背景について PDF
厚生労働省:都道府県・地域別有効求人倍率

沖縄と言うと、夏には話題が尽きませんが、華やかな見た目とは裏腹に未だに消えない傷が有ります。
本土の歴史的災厄を一身に受け、彼らは今でも苦しんでいます。
あまり語られませんがね。

ちょっとだけ続く…
理経済:沖縄の不幸② - 人形は人形でこそ価値がある

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