ブルーゴールドを見て
映画「ブルー・ゴールド 狙われた水の真実」を見てきました。
ブルー・ゴールドとは「水」、もっと言うと淡水のことです。
この映画は水争奪戦争についてまとめたドキュメンタリー映画です。
ここ最近になって映画が出来るまでになりましたが、資源戦争が過熱していた数年くらい前から一部の投資家の間で話題になるようになりました。
おそらく最初の争奪戦はかなり前から行われていたのだと思います。
この映画を見ると、地球上における淡水が如何に少ないか、その淡水が如何に浪費されているか、そして水面下で動く大企業と国家の影について書かれています。
淡水は水全体の3%に満たないほど少量です。
また水も資源と考えると、その偏在振りは石油に匹敵します。
国土交通省:平成17年版日本の水資源について - 参考資料第1章 PDF
また、べクテルやヴェオリア、そして水メジャーのウォーターバロンについても描かれています。
彼らが各国でどのようにしているのか、どういう扱いを受けているのかも描かれています。
結構色々黒い話があるようです。
単なる水道事業社に留まらず、飲料水ビジネスでもネスレやコカ・コーラが幅を利かせるようになっており、現地の人たちと対立しているようです(現地ではダサニブランドが有名だそうです)。
頼みの綱の海水の淡水化ビジネスも、現状はGEやP&G等の大企業が寡占化しているような状況だとか。
もうひとつのネスレとCSR:ネスレスイス副社長が来日、「水」問題はどうなる?
面白さや感動を誘うような映画ではありませんし、公開されている映画館も少数です。
儲かる作品ではないでしょう。
しかし興味のある方、問題意識がある方は是非一度御覧になることをお勧めします。
そのうちBSとかでやらないかな。
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