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責任の遡及もして欲しい

JALが4~12月の決算を出しました。
予想通りの大赤字です。
しかも破綻を期に、過去に粉飾が無いかも調べるそうです。

過去の経営が適法に行われていたか調べるのが目的で、才口千晴・前最高裁判所判事が委員長を務める。「粉飾決算などがある場合は、それも調べる。これまでの過去の全期間について調査する」(中村・機構専務)としている。
>>JALの4─12月期は過去最大の赤字、過去の粉飾含め調査へ

勝てば官軍、負ければ賊軍ということでしょうか。
今まで大企業と持て囃されていたのに、惨めなものです。
本当に粉飾していたのかどうかは分かりませんが、叩けばいくらか出るかもしれませんね。
少なくとも天下りによる浪費は出てきそうですが。

こういう時に思うのは、「最後の社長」の辛さと後始末の大変さです。
仮に粉飾があったとして、その責任はきっと"JAL最後の社長"西松さんに降りかかる事でしょう。
たとえ彼が社長就任した06年前だったとしてもです。

一番悪いのは株主として、では2番目は3番目はと考えた時、きっと2番目に名があがるのは西松さんなのでしょう。
そして3番目は政府やOBでしょうか?
いずれにせよ"JALの最後の一つ前の社長"はベスト10にすら入らないと思います。

しかし、年金にせよ路線撤退にせよ出来なかったのは先代達なわけですから、西松さんにすべてを背負わせるのはどうかと思います。
まして責任者たる株主を欺くような行為は、やった当人達が責められてしかるべきです。

これを見て思い出すのは、山一證券の最後です。
野澤社長が号泣しながら「社員は悪くありませんから!」と言ったのは、子供ながら印象的でした。
彼ぐらいの覚悟があるなら「会社は社長のもの」でも悪くないと思います。

彼も破綻のたった3ヶ月前に担ぎ上げられ、最後の社長として尻拭いをする羽目になりました。
明らかにスケープゴートです。
東大や一橋出身で固められていた山一に、突然法政大出身の彼が社長になるのも不自然でした。

西松社長はよくやった方だと思います。
破綻は回避出来ませんでしたが、彼が破綻後も引き継いで良かったのではとも思います。
そんな彼を彼是責めるのは酷ですし、さっさと逃げ出した先代やOBの役員達をもっと遡及すべきだと思います。

もし当時の粉飾やらインサイダーやらがあったなら、その辺をハッキリさせるべきだと思います。

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コメント

運行を確保したいという政府の方針があるわけですから
結論として再生は出来ないと思いますね。
JALの従業員はハイソな客を相手にする
日本トップクラスのプライド高きハイソな人達でしょうから
契約社員をカットしてでも
雇用や待遇を確保しようとするでしょうし、
国に懇願されてナショナルフラッグの運行を
維持してやっているという意識もあるでしょう。
個別の事を挙げればキリが無いほどですね。
全く期待していません。

投稿: sonohigurashi | 2010年2月27日 (土) 06時55分

23年間の自立(民営化)を経て、
再び親元(政府)へ戻ってきたということでしょうか。

国家が強い再生させるつもりなら良いのでしょうが、
ご指摘の通り空港建設に熱心なので多分無理でしょう。

JAL内でも、若い世代は破綻を真摯に受け止め何とかしようと努力しそうですが、
OBや退職まで数年の管理職は多分其処まで考えてないでしょう。
彼らは若い世代と違い先が短いですからね。

再生は危機的状況にある若手の力と意志次第ですかね。

投稿: なる | 2010年2月28日 (日) 22時57分

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