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弁護士も大変そう② - 時代の逆風

シリーズ2回目です。
今回は法律家の皆様方に吹き荒れる逆風についてです。

理経済:弁護士も大変そう - 電車の広告を見て

前回は必要な法律が変わってきたこと、そして多くの弁護士の方々が時代に付いていけていないことを述べました。
しかし、不幸なことに時代の逆風はこれだけに止まりません

一つ目はIT技術の進歩です。
これにより多くの人が情報を共有できるようになり、しかも法律家間での価格競争にまで発展しています。

例えば件の過払金請求ですが、普通は弁護士に泣きつきます。
しかし、知識のあるアマチュアや門前の小僧さん達がホームページなどで体験談や知識を書くことで、自分の力で勝利する人が出始めました

全部自分でやる!過払い金返還訴訟

また、弁護士の代替品とも言える行政書士司法書士が台頭し始めたのも、弁護士にとっては逆風です。
一般的に○○書士の方が依頼料が安く、知っている人は結構利用していました。
情報が行き来する様になり"入知恵"される人間が増えた訳です。
ネットで調べても、書士の方のほうが検索上位に来ることが多いです。

教えて!goo:弁護士・行政書士の決め方

昔弁護士の方にパスポートの認証を頼んだら、「印鑑1回5万円ね」とか言われました。
1回5万という事は銀行分と証券口座分で10万ということでしょうね、きっと。
ぼったくりすぎるだろう( ̄Д ̄;;

しかし、ネットで調べると2000円程度でやってくれる行政書士の方が結構います。
都心に住んでいる人が多いようですが、小旅行+認証でも10万はかからないでしょう。

google:パスポート認証 格安

あまり議論されませんが、弁護士だって情報産業です。
他人が知らないこと(この場合は法律)を知っていて何ぼの商売です。

確かに社会的身分は有りますが、教師のそれと同じで"一握りの人間しか出来ないことが出来る免許職"だからです。
皆が出来るんなら特に価値なんてありません。
一見すると遠い業種の気もしますが、実は弁護士の逆風も新聞社の不況風と同じなんですね。

理経済:縦と横① - 新聞社の収益源

二つ目の逆風は法曹人口の増加です。
現在、お国の政策として法律家を増やそうとしています。
なんでも、日本は他国に比べ法律家が少ないからだとか。
これに反発した弁護士の方々は、法曹人口の問題を考える会なるものまで作って反発しています。

法曹人口シミュレーショングラフ

法曹人口の問題を考える会:法曹人口シミュレーショングラフ PDF

世の中需要と供給ですから、需要が一定で供給だけ増えれば一人頭の報酬は減少するでしょう。
反発するのも当然です。

三つ目は日本の少子高齢化です。
弁護士といえども、人口に関係があるんですね。

続く…
理経済:弁護士も大変そう③ - 少子高齢化と法曹

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