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弁護士も大変そう - 電車の広告を見て

先日電車に乗っていてふと気付いたですが、最近弁護士や行政書士などの広告が極端に少なくなっているんですね。
半年前は所狭しと色んな事務所の広告が張ってあったのに。

幸い電車は混んでいなかったので、頭からお尻まで見て回りました。
数えると全部で2枚程度しかなく、かなり減っているようです。
また、銀行直轄のカードローン広告はかなり増えていました。

ここで半年前の事を思い出してみると、当時の弁護士系広告のほとんどは過払金請求絡みの物でした。

ご存知の通り、日本では貸金業方が改正され上限金利の引き下げが行われました
所謂グレーゾーン金利の撤廃です。
これに伴い、グレーゾーン金利分の支払を取り戻そうとする人が急増しました。
これが過払金請求です。

一方弁護士は、2000年頃に広告規制が撤廃され、広告が出せるようになりました
このため、急増した過払金請求をものにしようと、広告をバンバン出し、消費者にアピールしようとした訳です。

小川綜合法律事務所:弁護士広告解禁

ところが消費者金融各社が大損を出したり、アイフルが事業再生ADRを申請して半破綻状態になったりと、とても返せるような状態では無くなりました。

また請求が一巡し、そもそも請求する人がいなくなったというのもあるでしょう。
そんな状況で高い金を払って広告を打つのは合理的ではないと思ったのでしょう。
2日で180万円位するらしいですからね。

広告料金一覧表

WEB金融新聞:新聞・テレビ等、各メディアの広告料金一覧表

そんなこんなで法律系の広告が減っているのだと思います。

一方、銀行はグレーゾーン撤廃で消費者金融との垣根が激減した為、打って出たのだと思います。
今までは消費者金融の裏に銀行が付いているのは普通でしたが、金利上の差異が無くなった事で、彼らに仲介してもらう理由が無くなったのでしょう。

昨今、弁護士はかなり厳しいいそうです。
私も大学時代に法律を学んでいました。
その時の先生が非常に色々知っており、その辺のことも話してくれました。

曰く、「最近は著作権や特許等の争いが増えてきており、旧来の法的技術では役に立たなくなってきた」との事です。

確かに、中村修二の騒動winny事件など今までとは毛並みが違う大事件も時々見かけます。
近いものでは、サムスンに対しシャープ村田製作所特許侵害を訴えました。
所謂メーカーでさえ、法律が必要になったんですね。

この為、「時代に付いて行けない弁護士」が増えたのだとか。
もっともな意見です。
一方で過払金請求は結構前からありましたから、慣れたものです。
ですからここに集中したんですね。

さて、弁護士が大変な理由は、他にもいくつか考えられます。

続く…
理経済:弁護士も大変そう② - 時代の逆風
理経済:弁護士も大変そう③ - 少子高齢化と法曹

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