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米国もキャピタルフライトに遭うかも① - 証券取引所の魅力

先日、韓国のサムスンがこの不況下にも関わらず好業績を出しました。

サムスン電子は昨年1年間を通じた売上高が過去最高となる136兆ウォン(約11兆2000億円)、営業利益は10兆9200億ウォン(約9000億円)を記録する見込みだ。
>>サムスン電子、09年売上高が過去最高

サムスンは2020年までに売上高4000億ドルを目指すと豪語しており、事実それに向けて着々と実績を積み上げています。
私はGE株を持っているのですが、GEの「追われる者の恐怖」をひしひしと感じます
投資家としても、GEよりサムスンの方が買いたいです。

一方、クラフトフーズキャドバリーのごたごたに乗じて、スイスのネスレはちゃっかりクラフトの冷凍食品部門を譲り受けました。

世界最大の食品メーカー、スイスのネスレは5日、米クラフト・フーズの冷凍ピザ事業を現金37億ドル(約3400億円)で買収することに合意したと発表した。北米での食品事業を拡大する。
>>ネスレ:米クラフトの冷凍ピザ事業を買収へ-37億ドルで

クラフト側は、このお金を対キャドバリー用の資金とするそうですから、ネスレはきっと足元を見たのでしょう。
いい買い物をしましたね。

ところで、証券取引所の最大の魅力って何だと思いますか?
アローヘッドのような売買処理能力でしょうか?
売買が活発に行われていることでしょうか?
私は「魅力的な企業が多数上場していること」だと思います

私は現在、資本の多くを海外に移しています。
そして株の売買はもっぱら米国で行っています。
理由はやはり銘柄の多さです。

米国では日本には少ない時価総額数兆円規模の企業がごろごろあります。
しかも米国の会社だけではなく、ADRやETFを通じて、世界各国の銘柄や商品にも、証券取引所から投資できます。
売買が少ないものも確かにありますが、それは日本でも同じですし、其処に拘る必要が無いほど周りが充実しています。

しかし、最近その魅力が薄れている気がします。

実は冒頭に紹介した2社は、両方ともニューヨークで売買できない銘柄です。
彼らは本国やその周囲のみにしか上場していません。
更にオバマ政権が製造業のためにドル安誘導している模様ですから、外国企業が上場するメリットは少なくなっています。
上場銘柄が少なくなれば、それを目当てに米国に投資している人には不利です。

今後今のような状況が続けば、金融立国としての米国の地位は揺らぐでしょう。
米国株の魅力は未だ健在ですが、他国の魅力が増すにつれ相対的に下がっていくでしょう。
後は坂道を転がるように落ちていきます。

実は20年前、日本でも似たような事がおきました。
バブル絶頂期、日本には世界から資本が集まっており、東証の外国企業枠は大盛況でした。
しかし株価の下落と共に多くの資本が去っていきました。

続く…
理経済:米国もキャピタルフライトに遭うかも② - 日本の外国株とシャッター通り
理経済:米国もキャピタルフライトに遭うかも③ - 米市場の今後

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コメント

 外国の証券会社を使ってるのですか?

投稿: ななし | 2010年1月11日 (月) 10時25分

株式等の売買につきましては、
殆ど米国で行っています。
詳しくはこちらをどうぞ↓

理経済:これは困った
http://rikeizai.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-5504.html

投稿: なる | 2010年1月11日 (月) 15時52分

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