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流行りと廃り② - mixiの場合

シリーズ2回目、Twitterを肴に商品の盛衰について述べます。

理経済:流行りと廃り① - Twitterの将来

その前にタイムリーなニュースが出たので書いておきます。

インターネットでブームになっている一言ブログTwitterの利用者数の伸びが鈍化し、昨年12月には減少に転じたことが、調査会社の統計で分かった。一部では、Twitterは既にピークを過ぎたのではないかかとの観測も出ている
>>Twitterブームに陰り? 利用者伸び悩み、12月は減少

減少に転じて1ヶ月程度です。
話題にのぼっているだけに、マスコミらの反応は結構のようです。

ただこれについてはそんなに問題ないと考えています。
山があれば谷もあるのが商売だと思います。
常に上昇し続けると思うのは無理が有ります。
既に規模も随分大きいですし。

さて本題に戻りますが、私はTwitterがこのまま事業を続けることは出来ないと考えています。

前回述べたとおり、黒字化はかなり早く達成できると思いますし、上場する気が有るならば、NASDAQ上場もここ2年以内に出来るでしょう
しかし其処が最も脂ののっている時です
後はジリジリ陰りが見えてくるでしょう。

株価の方は大概前のめりになるので、脂が抜け出しても暫くは上昇し続けるでしょう。
おそらく半年から1年は猶予が有りますし、分割などで人為的に操作することも出来るでしょう。
しかし所詮実態を伴わない株価ですから、すぐに鍍金が剥がれ下落に転じるでしょう。

何でそんなことが言えるのかって?
だって似たような事が過去に何度もありましたから。
予想するのは難しくありません。

直近であったのはmixiでしょう。
会社やシステムの説明は特に要らないでしょう。
それ位様々な雑誌やテレビに取り上げられ、SNSによるクチコミマーケティングなんて言葉も流行りました。

アスキービジネス:SNSマーケティングで売る 事例編

しかしmixiの伸び悩みと共に雑誌からは記事が消えていきます
現在でもTwitter等によるクチコミマーケティング効果が言われていますが、少なくともmixiの力が大幅に衰え、社会の片隅に追いやられているのは事実です。
それは彼らの決算書を見ればよく分かります。

こちら↓はmixiのアカウント数の推移です。
ブームになった05年後半から上場した06年9月までは少々加速度のある上昇を示しています。
PVの方も結構なものです。

mixiのID数推移(06年4Q)

ところが最近↓では、IDが横ばいになり始めています。
特にPVはサッパリ伸びません。

mixiのID数推移(08年4Q)

mixi.inc IR資料 - 決算説明資料
2006年度第4四半期及び通期決算説明会 PDF
2008年度第4四半期及び通期決算説明会 PDF

この中にも2重IDや、事実上放置されているIDも多いでしょうから、実際の有効ID数はもっと低いでしょう。
あくまで実感ですが、mixiニュースに対する日記数も減っている気がします。
退会しないデメリットもありませんし。

決定的なのは広告社数の推移です。
こちら↓は先ほどの資料から取った、広告社数の数の推移です。
なおNCとはナショナルクライアントの事です。

mixiの広告社数推移(06年4Q)

mixiの広告社数推移(08年4Q)

こちらの横ばい加減は圧倒的です。
損得が関わる広告主は流行り廃りに敏感です。

利益はしっかり出ているのですが、株価もめっきりです。
決算書を見ても言葉に精気が感じられません
06年の決算書には、大文字で「世の中にない新しい価値を生み出す会社を目指して」と夢を語っていますが、現在では少々後ろ向きな感じがします。

mixiもTwitterも所詮は"ツール"にすぎません
人間社会に根付く巨大な意識の、小さな歯車のひとつです。
其処を認識することが脱皮の為に必要なことだと思います。

続く…
理経済:流行りと廃り③ - 変わらないもの
理経済:流行りと廃り④ - コミュニケーションを売る

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