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米国もキャピタルフライトに遭うかも③ - 米市場の今後

ちょっと間が空いてしまいましたが、今シリーズの結論です。
米国市場の今後についてです。

理経済:米国もキャピタルフライトに遭うかも① - 証券取引所の魅力
理経済:米国もキャピタルフライトに遭うかも② - 日本の外国株とシャッター通り

結論から言いますと、米国は日本とは違う形で似たような事態に陥ると思います。
日本のように外国株の上場廃止が起こる事は無いでしょう。
しかし新規上場が減ることで、相対的に魅力が落ちると思います。

先日、みずほFGがオプションの上場を発表しました。
これは日本初のことなのですが、米国では普通に行われています。
それどころか一部ETFでもオプションが存在します。

bloomberg:みずほFG:日本初の「ライツ・イシュー」検討、資本増強で

これらは米国の証券取引所の魅力低減にブレーキを掛けられます。
上場企業が減ってもETFは組み合わせなので色々作れますし。

また第1回でドル安が米国市場に逆風といいましたが、日本の事例を見てみると、急激でない限り問題はないようです。

こちら↓はドル円の長期チャートです。

USDJPY長期チャート

JPY(日本 円)- 外国為替FX長期チャート集

日本は1985年のプラザ合意によって急激な円高に見舞われました。
この辺りからバブルが本格化し、外国企業の上場が増えました。

しかし、92年頃からは円高であったにも関わらず、外資は逃げていきました。
毎朝起きたら1%円高とか出ない限り、其処まで影響はないようです。
ですから、日本の時のように大量の上場廃止が起こる事は無いでしょう。
双子の赤字で急激なドル安になるかもしれませんが、その時は魅力がどうとか言っていられないでしょう。

一方、新規上場は減ると思います。
緩やかなドル安であれば、ドルキャリーなどで米資本が海外に投資するかもしれません。
また外国企業側も米ドルでの資金調達は、動機としては弱くなります。
他国の市場で資金調達できるのであれば、他国でするかもしれません。

例えば香港やシンガポール、ユーロネクスト、そして成長目覚しい上海で上場するかもしれません。
時価総額の大きい大企業が、相次いで米国外での上場をした場合、米国資本や米国に投資している外国資本が其方に鞍替えすることは十分考えられます

結果として資本流出、キャピタルフライトが起こると思います。
今後の投資呼びこみが無いと、落ちる一方だと思います。

追記:ライツ・イシューの説明動画

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