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2009年12月

お知らせ

なるは、年末恒例のコミケ出席のため、ほぼ間違いなくブログ更新をしません。
事後報告ですみません(;;;´Д`)

次回の更新は年明けの予定。
先日の携帯クラウド化が予想以上に進んでおり、"パクリヤロー"の称号を得てしまいそうなので、自分のネタ帳からいくつか抜粋して書き綴る予定です。
よかったら見てくださいねhappy01

では皆様、よいお年を。

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折角なので直接民主主義化したら?

ブログネタ: ネット選挙、賛成?反対?参加数

気になるココログネタがあったので、ちょっと参加してみます。
趣旨はネットを使った選挙広告を許すか否かということです。
投票をネットでするかという所まではいきません。

現在、日本の公職選挙法では、立候補者のみならず有権者個人も、選挙期間中のインターネットを使った選挙運動が禁止されています。もちろん、あなたのブログで立候補者について書いたり、候補者のブログに応援や反対のコメントを入れることもできません。あなたは、インターネットを使った選挙運動について、どう思いますか?

個人的には賛成です。
というか、何故今まで出来なかったのかの方が疑問です。
海外ではyoutubeやブログでバンバン自身のPRをし、対話もしています。
日本で出来ないのは首を傾げてしまいます。
お隣韓国も大統領府に掲示板が有りますが、日本の首相官邸にはありません。

首相官邸:ご意見募集、FAQ
韓国大統領府:掲示板 上部の3つ目のタグをクリックすると遷移できます

確かに、匿名性が高いネット環境でやると荒しが横行する可能性は高いですし、インフラ上の問題も有ります。
しかし、ネット上ではログが残る為、発信者が分かっていれば足が付く為、この部分のクリアは何とかなると思います。

例えば、1人の戸籍に一つの番号を割り当て、それ以外は受け付けないようにするとか。
「それでは国民総背番号制と変わらんじゃないか!」という人もいそうですが、ならもっと住基ネットに対して不満をぶつけるべきですし、そもそも戸籍自体、背番号とどう違うのかよく分かりません

個人情報だろうが何だろうであろうが、ばれる時はばれます。
ほとんどの人はプライバシーなんてないのが世の実態です。
重要なのは何所までばれているのかということを、上手く把握することです。

ITpro:国民総背番号制度を冷静に考える
Wikipedia:エシュロン

裁判員制度の時もそうでしたが、制度が現実味を帯びてから熱烈に反論する人が多い気がします。
何年も前から話し合われていることなのに、その時は全く希望を示さず、マスコミが騒ぎ出してから文句を言い出します
そのくせマスコミの非難をしていたりしますから始末が悪いです。
議論を振り出しに戻すお金は、税金から出ているんですがね。

話がそれました。
個人的に思うのは、其処までするなら直接民主主義制にして、国会なんて廃止しちゃえば?ということです。
賄賂も贈りにくくなりますし。

そこまでは行かずとも、裁判員制度のように1000人くらい国会に招集又はネット議論に参加できるようにしてみるのはどうでしょうか?

司法には国民の生の意見が反映されるようになったのに、立法や行政に介入できないのは国民主権に反しています。
票のことしか考えていない議員や、母親から何億も貰うような人が、市民の代弁なんて出来ると思いますか?

現在でも国会はネット配信されていますが、それだけでなく議論にも参加させてしまうのです。
参加率の問題も有りますが、元々投票に行っている人は有権者の半分程度なのですから、其処まで気にする必要は無いと思います。
「回答期限は放送後一週間以内」とかにすれば参加率は上がると思います。

参加比率を一票の格差が小さい所から順に多くしていくとかすれば、票格差の是正にも一役買うでしょう

インフラの問題も有るのですが、例えば地デジテレビを利用する手も有りますし、電話もOKにすれば良いでしょう。
国会中継はネット配信よりも前からやっていますから、それを見させても良いでしょう。
情報を迅速に廻せるなら、ネットに拘る必要はないと思います。

また、つまらない議論をグダグダ聞くのが嫌なら、はっきり「つまらないぞ!反対されたいのか!」と言ってやればいいのです。
それが生の国民の意見なのですから。
裁判員で検察や弁護士のやり方も変わったそうですから、効果は期待できます。

まあ色々問題はあるでしょうが、1回やってみてはいかがでしょうか?
裁判員制度も、導入直前に猛反発を食らいましたが、いざ始まると国民もマスコミも飽きてしまいました。
国民の意見なんて、案外そんなものなのかも知れません。

賛成にせよ反対にせよ、本当にそうなるべきだと考えているのならば、後々必ず議題に上がるものです。
なんでも挑戦です。

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最近ゴールドマンのニュースを見ない

最近、金融機関の事を伝える記事が少なくなっているように感じます。
数ヶ月前はやれどこの銀行が潰れたとか、どこの証券会社がアンダーウェイトになったとかで紙面(紙は見ていませんが)を賑わせていたのですが、ここ数週間はめっきりです。

数日に1回チラホラと情報が舞い込んでくる程度で、一時期ほどではありません。
それだけ世の関心事が別の所に移ったということなのでしょう。

しかし、相変わらず米地銀はチョコチョコ潰れていますし、ゴールドマンと政治、金融の蜜月と黒い噂は絶えません。
にも拘らずニュースが少ないとは、可笑しいと言えば可笑しいです。

googleニュース:ゴールドマンサックス

だからといって、金融機関や政府が露骨な圧力で自体を隠蔽しているとか、そんなことは言いません。
フラッシュトレードの話題が立ち消えした事を考えると、少なからず圧力はかけているのかもしれませんが…

本当はもっとずずずいっと突っ込むべきですし、もっと色々調べないといけないことが有りそうなのですが、世間からはもう忘れられているようです。
TARPの詳細開示の話や、ゴールドマンの商業銀行化の話も、何所に行ったのやら。
看板だけ付け替えてもしょうがないんですけどね。

新聞ももうちょっと古い話題とか未解決な話題とかに触れても良いのではないでしょうか?
世田谷事件には触れるのに、冷凍餃子問題に触れないのは可笑しいと思います。

電車の中吊りによると、朝日新聞は古い事件も追跡しているそうですが、あまりそういうそぶりは聞きません。

まあ、読者の方が移り気なので、現実的に難しいのはよく分かるのですが、せめて一面分とかネット分位は情報を廻しても良いんじゃないですかね?
でないと「ゴールドマンから圧力があったのでは?」とか、あまり意味のない勘繰りをされちゃいますよ?

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中国の先物指数市場で思うこと

中国が株価指数先物の市場を開放するそうです。

台湾紙の中国時報(オンライン版)は26日、中国証券監督管理委員会(証監会)と先物取引所が株価指数先物導入の準備を完了したと報じた。中国金融先物取引所の匿名の当局者の話を引用して伝えた。
>>中国:株価指数先物導入は国務院の承認待ち-中国時報

(´-`).。oO(・・・)
どこかで聞いたような話ですね、デジャビュでしょうか?

それは冗談ですが、日本も1990年に、日本株指数のプットオプションが開放されました。
プットオプションとは、日本株が下がれば下がるほど儲かる仕組みのオプションのことです。
イメージ的には空売りのようなものです。

元々日本は実質バブルが崩壊していたのですが、このあたりを契機に文字通り転がり落ちました。
その時、外資系金融機関が随分プットオプションを購入していたようです。
バブルとは、輪の中にいる人は気付かないのに、外の人は敏感に嗅ぎ取るもののようです。

日経平均1990.01.04~

Yahoo!Finance:NIKKEI 225 (^N225)

当時の記事を調べると、やはり外資の"日本売り"は凄まじかったらしく、バブル崩壊に拍車をかけた一因と考えられているようです。

ヒロさん日記:1990年の株式バブル崩壊のメカニズム

中国が同じ道を辿るかどうかはよく分かりません。
日本の90年代と比べ、市場は大きくなりましたし、中国指数を売ることも現時点で可能です。

Yahoo!Finance:FTSE/Xinhua China 25 Index
Yahoo!Finance:UltraShort FTSE/Xinhua China25 Proshares (FXP)

五輪前は明らかにバブッていましたが、最近は其処までではありません。
余程米国のそれの方が不安です。
ですから当時の日本と似ているからといって、中国経済が沈没するとは思いません。
あるいはそういうタイミングを狙っていたのかもしれません
ご苦労なことで。

今回の市場開放はそれほど問題なく通過しそうです。

ところでこのFTSE指数ですが、上海総合にあまり連動しません。
理由は金融株が多いから。

FTSEの構成

ユナイテッドワールド証券:FTSE/Xinhua China 25 Index ETF PDF  原文

中国にバブルの火種があるとすると、地価と金融ということでしょうか?
この辺りの業種は少々危険な匂いがします。

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また借金に頼るのか…

民主党が政権与党となって初めての予算が出ました。
相変わらず借金に頼るんですね。

ただ財源を賄うため、新規国債は09年度当初予算より約11兆円多い44兆3030億円を発行。10年度末の国・地方の借金残高は862兆円に達する見込みで、借金頼みの財政の構図が一段と鮮明になった。
>>10年度予算案を閣議決定 一般会計92兆円、新規国債44兆円

借金を積みました仮初めの"景気対策"なんて、全く意味がないのですが、何時になったら気付くのやら。

今日は中古マンション価格も公表されましたが、こちらも下落しています。

日経ネット:11月の中古マンション価格、7.3%下落 14カ月連続マイナス

普通に考えれば景気の悪化から来るものと解釈できるのでしょうが、過去の事例を見ていると、案外借金が増えているからなのかもしれません。

景気悪化→国債で景気刺激→国民が不景気と感じて貯金→国債乱発、必要なことが出来ない→景気悪化というサイクルなのかもしれませんね。
先日の仕分けで、科学費の削減にノーベル賞学者達が騒いでいましたが、借金を積みました結果必要な時に必要な所に資金が廻せないのです。

スパコンを作る意味は無いと思いますが、その予算で「10億つけるから、日本で研究してくれ!」とか言ったほうが、下手な人材獲得政策より効果が有ると思うんですがね。
米国の理系研究者の年収は9000$とか言ってましたし、日本のポスドクとかバイトしながら研究している訳ですし。

創作童話 博士が100人いる村
Archives:バイオポスドクの問題

院に進んだ私の同級生も、修士でさえかなり大変なようです。
下手な景気対策より摂生のほうが大事だと思います。

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携帯電話のクラウド化 おまけ - 今後の経営戦略について

携帯クラウド化作戦シリーズの番外編です。
カテゴリーは「アイディア」となっていますが、どちらかといえば「企業」や「投資」寄りの内容となります。
クラウド化に伴う企業の変革方法について考えます。

理経済:携帯電話のクラウド化① - 省エネ化を図る
理経済:携帯電話のクラウド化② - 発熱を抑える
理経済:携帯電話のクラウド化③ - 欠点を理解する

この問題を考える上で重要なのは以下の二つです。

  1. 既存の携帯メーカーはその地位を失う

  2. サーバー管理技術やデザイン力、アプリやOSの企画力が大事

両方とも連動していますが、少々意味が違います。
1つ目は携帯端末メーカーの業界内対立であり、2つ目はメーカーとIT企業の業種間対立です。

まずは一つ目です。
クラウド化が起こるとアプリの容量やCPUの影響が少なくなりますから、以前のような高度な技術力は少なくて済みます。

長年一生懸命技術力を溜めた企業よりも、切れた特許や安い人件費を集めた企業が有利になります。
欧米などの老舗メーカーには向かい風、韓国や台湾等の新興国には追い風が吹きます。
IT企業からの請負メーカーもシェアを伸ばしそうです。

二つ目は、メーカーにとっては結構きついでしょう。
アプリやOSは少々畑違いなので技術力が足りません。
こちらも先に投資を拡大していた欧米には不利です。

逆にgoogleやアップル、ヤフーやマイクロソフトなどのIT企業は有利です。
もしかしたら、Kindleで調子に乗ったamazonあたりも参入してくるかもしれません。
Kindleに電話を付けたら、大きなスマートフォンですからね。

あの会社は、たぶん世界一上手にDBを使いこなす会社です。
アマゾンは、最近携帯ストアを展開しているようですが、そのうちPB携帯とか作りそうです。

今まで携帯電話市場は、たった三社で全体の6割強を占めていました。
一部の権力者が、世界を支配していた訳です。

携帯電話出荷台数のシェア

半導体 拡大する中国市場の動きを追跡!:携帯電話 世界出荷台数のメーカシェア
CNET:世界の携帯電話販売台数、2009年第1四半期も減少--スマートフォンは堅調

今後はIT産業や新興メーカーの台頭が目覚しくなるでしょう。
ノキア、ソニーエリクソン、モトローラは劣勢になるでしょう。
強い権力者が消え、市場は戦国時代に突入しています。
小さい戦国武将みたいなメーカーが増え、混乱に乗じた外国からの侵略も増えそうです。

しかし、老舗メーカーも悲観する必要はありません。
これをばねに、もう一段上がるチャンスが有ります。

まず他企業からの参入ですが、おそらくあまりないでしょう。
彼らは外注や提携に走るはずです。
自前で工場を持ち、電話を作ることはないと思います。

理由は利益率です。
IT企業の場合、営業利益率20%、30%なんて会社はザラに有ります。
日本のヤフーなんて、50%近い値をたたき出しています。
一方メーカーは10%いけばよいほうで、ノキアでさえ15%そこらです。
メーカーは工場や人員を多く抱える為、利益率が低いのが一般的です。

IT企業にしてみればお荷物でしかありません。
売上は増えますが、利益率も流動比率も下がるでしょう。

端末を自社で作らずとも、クラウド化はビジネスモデルとして成り立っていますから、無理にリスクを取る理由はありません。
強固な提携や、外注が主になると思います。

一方メーカーは、IT企業を自社に取り込むことで利益率の改善が見込めます。
サーバー技術など、今までになかった血が入り込むことになりますが、座して死を待つよりは遥かに可能性が有ると思います。

おそらく、一部の携帯メーカーはネット産業に参入したり、シリコンバレーの中小企業を買いあさる動きが出てくるでしょう。
まだまだ勝機は十分有ります。

結局与えられた環境を、より効果的に活かした人の勝ちな訳です。

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どーもくんとガチャピン

昨日、テレビを見ていたらBSのマスコットキャラ、どーもくんが山登りをしていました。
しかも小さな山ではなく3000m近い山で、普通の人が登っても大変なのにあんなゴッツイ着ぐるみを着て登るとは。

ストックとか地面についていませんでしたし、昼食は着ぐるみを脱げない為栄養ドリンクのみです。
ご苦労なことですね、思わず笑ってしまいました。

それにしても、ガチャピン以来マスコットキャラも随分アクティブになりましたね。
今後この流れが続くのかは分かりませんが、ティーブーエスとかも頑張って欲しいものです。

しかし中の人も大変ですね。
度々変わっているのでしょうが、宇宙に行ったりスノボーをしたりと、生身でやっても大変なのにww。

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携帯電話のクラウド化③ - 欠点を理解する

今まで携帯電話のクラウド化の利点を述べてきました。
携帯電話のクラウド化は、単なるPCクラウド化の拡張というだけでなく、モバイルならではのメリットが有ります。
しかし、これ等にも当然欠陥が有ります。
今回はそんな話。

理経済:携帯電話のクラウド化① - 省エネ化を図る
理経済:携帯電話のクラウド化② - 発熱を抑える

さて、まず大きな欠点はインフラ問題です。
これはPCと同じです。

持ち運びが出来る携帯電話やノートPCの場合、安定的なネット回線が確保できるかは不透明です。
無線LANの場合、アクセスポイントの有無や電波状況の善し悪しで繋がらなかったり回線が細くなってしまったりします。

よくクラウド化のメリットとして、「世界中何所からでもメールが見れ、業務が出来る」と言われますが、これは大嘘です。
回線が繋がらなければ国内でも使えません
地方に行くと、どのキャリアも繋がらない場所もあります。

クラウドはソフトをネット上に置きますから、ネットに繋がらないと端末はただの箱になります
エクセルもワードもゲームも出来ないPCでは使い物になりません。

携帯電話の場合特にその懸念が強く、電話もメールもゲームも出来ない携帯なんて本当にただの箱です。
音楽が聞ければいいのですが、場合によってはそのアプリすら外部に置きますから、使えない可能性があります。

圏外の場所で電話やメールが出来ないのは既存のものも同じですが、アプリの使用も不可になるのはクラウド化にとって大きな足かせです。

第2に省エネ化の度合いがどの程度のものなのか分からないという点です。
確かにゲームを使わないと電池が長持ちしますから、アプリの移管で省エネ化は出来るのでしょうが、逆に通信量が多くなるのでその分を考慮しないといけません。

結局、どれくらい減らせるのかは"やってみないと分からない"としか言えません。
実験が必要です。
幸い発熱は消費電力の2乗に比例して減ります(電圧一定と仮定)ので、結構減ると思います。
電力を3割減らせれば発熱量は半分になりますからね。

また個々の端末が省エネ化できる代わりに、サーバー側の容量アップが必要になります
クラウドの場合、個々の端末が考えなくてよくなりますが、その皺寄せはサーバーにいきます。

サーバーの大容量、高機能化は必須で、ダウンするとその下に付くすべての端末に影響が出ます。
サーバー側はその分のコストは覚悟せねばなりませんし、消費者はサーバーダウンのリスクを考慮せねばなりません。
省エネ化ということで"環境に優しい"とかいうフレーズも出てきそうですが、全体として如何程の省エネ化が出来るかは不透明です。

第3に、既存の携帯メーカーはその地位を失うということです。
前述の通り、クラウド化が進んだ場合携帯電話そのものの技術力より、サーバー管理技術やデザイン力、アプリやOSの企画力が大事になります。

となると、既存の端末メーカーが積み上げた経験はさほど優位性は無くなり、OSメーカーや.com系の会社が台頭します
また、技術的に未熟でもコスト低減技術のある請負型端末メーカーは優位性が出てきます。

今までの図式がリセットされる訳ですね。
マックOSを作っているアップルがiPhoneが話題になっているのもその所為でしょうし、検索サイトのグーグルが、台湾のHTCに携帯製造を外注しているのもそのためでしょう。

世界四季報:鴻海精密工業
ロイター通信:米グーグル、独自の携帯電話端末を来年1月にも販売

既存のメーカーにしたら脅威ですね。
ノキアが落ち目なのはこういった時代の流れがあるのでしょう。

他にも色々有りますが、大まかな所ではこの3つでしょう。
携帯電話市場は、単なる端末市場から脱皮し、日本だけで25兆円もある無線市場へと大きく広がっています。
携帯戦国時代へ突入です。

ダイヤモンドオンライン:2020年に80兆円の無線市場を創出!総務省の電波戦略にかかる期待
総務省:グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース PDF

携帯電話のパラダイムシフトと市場創造

今は、ちょうどこのパラダイムシフト期にいるのだと思います。

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ノキアが格下げ

携帯電話首位のノキアが、格付け機関フィッチから格下げを食らいました。

格付け会社フィッチ・レーティングスは21日、携帯電話メーカー最大手、フィンランドのノキアの長期債務格付けを「A-」と、従来の「A」から1段階引き下げた。見通しはステーブル(安定的)としている。
>>ノキア「A-」に格下げ、高性能機種の競争激化で-フィッチ

ノキアは、教育大国フィンランドが誇る、世界的企業です。
人口がたった500万人しかいないフィンランド市場を見限り、世界で戦う事を決断しました。
元々は製紙会社でしたが、集中と選択を進め、結果として世界一の携帯端末の会社になった訳です。

Nokia Watch:1分でわかるノキアの歴史 by 水まる氏

昨年度の販売台数は4億6840万台と、日本一のシャープ(992万台)を遥かに凌ぐ水準です。
しかし、LGサムスンなどの新興メーカーの台頭、携帯電話の飽和感、更にiPhoneやブラックベリーのようなスマートフォンと言う火種を抱えてしまい、最近は落ち目気味です。

特にサムスン、LGの韓国勢の台頭はとても見過ごせません。
彼ら2社だけで大よそ3億台を製造しており、サムスンにいたってはノキアの4割にまで販売台数を伸ばしています

iPhoneも懸念材料ですが、まだ1400万台と少な目です。
これからの市場ということですね。

上手いこと次のビジネスモデルを作っていかないと、その地位を維持できなくなりそうです。
良い会社なので、是非とも頑張ってもらいたいのですが。

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携帯電話のクラウド化② - 発熱を抑える

シリーズ第2回です。
前回クラウド化により携帯の省エネ化が可能となると述べました。
この省エネ化はバッテリー問題を解決できるのみでなく、大きな副産物として発熱を抑えることも可能となります。

理経済:携帯電話のクラウド化① - 省エネ化を図る

実はコンピュータで問題になるのは動力源だけでなく発熱も問題になります。
この二つはセットで発生し、小型化における大いなる壁です

電気抵抗がある物質(ほとんどすべての物質にあります)の場合、電気が流れると発熱します。
これは電子が移動する(=電気が流れる)際に、その物質の分子にボコスコ当たる為熱が発生します。
これをジュール熱と言います。

ジュール熱

大川電子設計製作:ジュール熱

厄介なのは、ジュール熱が電流の2乗に比例して増加する点です。
現在CPUの消費電力は、その高性能化に伴ってドンドン上昇しています。
当然発熱量も増加しています。

CPUの消費電力

日本HP:ITファシリティソリューション
ぼくんちのTV:core i7 920オーバークロック電圧設定表

最近コア2とかクアッドコアとか叫ばれ、一つのPCに複数のCPUを搭載した機種が多いですが、そもそも何故2つも3つもCPUが必要なのでしょうか?

簡単です。
一つのCPUを強化し続けると、発熱が凄すぎてCPUやPCが溶けてしまいます
このため複数に分散することで一つ一つの熱を抑えている訳です。
昔500MHz位のCPU(シンクなし)を、動作中に触ったことがありますが、普通に火傷しました。

世界にはオーバークロッカーなる人々が居り、日々CPUの限界に挑戦しています。
彼らは冷却のために液体窒素を使いますが、其処までしないと周囲が耐えられないのです。

1コアでの最大周波数(市販品)3.8GHzですが、たった2割強のスペックアップをするために、温度を200度も下げないといけないんですね。
これはPCの話ですが、携帯電話でも同じ事が言えます。
クラウドで省エネ化できれば、これ等を抑えることが可能です。

昨今、携帯電話に含まれる金やレアメタルが、都市鉱山として注目を浴びていますが、そもそも何故携帯に金が必要なのかは調べても、あまり引っかかりません。
おそらく曲がり易いのと発熱が抑えられるからだと思います。
金は、銅には劣るものの電気抵抗が少ないですからね。

[ゴーログ] 携帯電話のゴミは金鉱山になる!
世界四季報:都市鉱山(レアメタル金属資源)

省エネ化による必要電力の低減が出来れば、電気抵抗をあまり気にしなくてよい為、希少な素材は必要なくなります。
それどころか、熱が少ない為導線の材質や基板の材質も、気にせずに済むかもしれません。

最近では電気を通す塗料電気を通すゴムなんてものも有りますから、"紙で出来た携帯"とか"スライムみたいな携帯"なんてものが作れるかもしれません。
所有者のオリジナルデザインや既成の概念に囚われないデザインなど、より自由な機種を作ることが可能になるかもしれません

この未来携帯も、「早く出てくれないかな」と本気で思えてしまいます。
出たら10万円でも買うんですけどね。

よく見ると、ソーラーで充電していますが、消費電力が下がれば太陽光だけでも問題ないかもしれませんね。

さて、ここまでクラウド化のメリットを述べましたが、勿論欠点も有ります。
続く…

理経済:携帯電話のクラウド化③ - 欠点を理解する

それにしても、この導電性塗料は革命的な商品ですね。
使い方次第で電機メーカーの勢力図が大きく変わるでしょう。

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正社員と非正規社員 - 年金の利回り格差

今日、会社で労組の集会がありました。
幸い売り手市場の最後の年に内定を得られたなるは、正社員しかいない室内に少々疑問に思いつつも説明を受けてきました。

ここ最近景気もめっきり、株価もめっきりですが、多くの企業は相変わらず確定給付型の年金を採用しています
うちの会社もこのタイプです。

証券用語辞典:確定給付年金制度

驚いたのは採用されている予定利回りです。
その率なんと5%(年率)
大よそ14年で2倍になる率です。

しかしもっと驚いたのは、日本企業の平均確定利回りが5.5%であるという事実です。
年金問題で槍玉に挙げられているJALですが、彼らの利回りはたったの4.5%です。
彼らは別に特別な年金制度を採っていたわけではなく、極普通、むしろ低いくらいの水準だったのです。

損保ジャパン:企業年金(これまでの制度の課題)
J-CAST:JALが企業年金説明会 減額提示「現役5割、OB3割」

では、このたった数ポイントの差が、将来一体どれだけの差を生むのでしょうか?
という訳で累積積み立て額をグラフ化してみました。
前提条件は以下の通りです。

  1. 初任給:20万円
  2. 年金の天引き率:10%
  3. 退職までの年次:40年(初年度は1年次とする)
  4. 年1回の定期昇給:昇給率3%
  5. ボーナス:年間6か月分
  6. 市場金利、インフレ率は無視

結果はこんな感じ↓。

利回り別年金残高

一番下の方にあるのが日本国債の利回りと、払った額の総額(金利=0%)です。
実際には賞与の変動とかインフレ率とかあるので結構違うと思いますが、たった1%ポイントの違いで1000万円位貰える額が違うんですね。

平均的な5.5%の確定利回りだと、最後には7500万円位もらえます。
払った額が2700万円位ですから、約5000万円分を会社が負担する事になります。

上手いこと会社の業績が上がったり年金運用利回りが上がれば問題ないのですが、景気もめっきり、株価もめっきりなこのご時世では、とてもとてもこの率をカバーできません。

足りない部分は会社のお財布から出ることになります。
国債の利回りが市場金利と同じだとしても、実質4000万円分(名目)位は"自己負担"になるわけです。
そら会社も傾くわ。

問題なのは、正社員はこの美味しい年金に加入できますが、非正社員は加入できないことです。

加入できない人は自分で貯金する訳ですから、一番下の線か、良くて国債分の利回りしか出ません。
年金一つで見ても、生涯年収に4000万円も差が出るんですね。
これはいくらなんでも可笑しいと思います。

それに、企業は年金の支払いの為に貯金せねばなりません。
皺寄せ分が雇用形態にいき、更にトータルの企業年金を減らす為に、年金に加入させる必要の無い雇用形態が人気になります。
これが正社員と非正社員の形で出ているんですね。
いやはや。

ぶっちゃけ、年金なんて止めて全部給料として出し、勝手にやってくれと言った方がまだ公平だと思います。
やはり、"確定的な何か"、"安定的な何か"を実現するのは難しいと思います。

ところで、先日のWBSで雇用形態についての報道がありました。
正社員の人も非正社員の人も出てきて、色んな意見を言っていたのですが、皆「格差は良くない。雇用形態を見直すべき」と言っていました。

しかし正社員に、「では給料が下がっても良いか?」と聞くと、「自分達はより頑張っているから」とか「僕達にも生活があるから」と否定的な意見が多く紹介されていました。
まあ、当然の反応ですね。

理経済:資本主義と社会主義② - 嗜好品と貧困国

驚いたのは、非正規の人々も「仕方ない」とか「気楽だしいいんじゃない」みたいな事を言っていたことです。
これが全体の何%位なのか分かりませんが、諦めが早すぎる気がします。

私は正社員という既得権者ですが、この制度にはどちらかと言うと否定的です。
しかし、諦めている非正規の人が多いというのなら、私も頑張るのが馬鹿馬鹿しくなります。
もうちょっと覇気があってもいいのではないでしょうか?

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ブラジル株指数が80000になるそうな

あるアナリストの予想によると、ブラジル株の指数であるボベスパ指数が、来年には80000の大台に乗るそうです。

ファトール・コレトラによると、ブラジル株の指標であるボベスパ指数は、新興市場の経済成長に伴い、今年の上昇率が過去6年で最高となり、2010年には80000に上昇する見通しだ。
>>ブラジルのボベスパ指数、来年は15%上昇して80000に-ファトール

随分強気ですね。
ただでさえ新興国はバブルの匂いがしており、米国の金融株も冴えなくなったのに。
こういう予想が出ているときは大概碌な事にならないんですよね。

最近のブラジル株は、どの国にもましてイケイケ状態で、世界の株価がどん底だった今年3月から見ると、実に9割近く上がっています
これは他の新興国と比べても高い水準です。

Bvsp

Yahoo! Finance:IBOVESPA - (^BVSP)

青がブラジル、赤が日本、緑が米国、黄色が中国です。
中国はそもそもあまり下がらなかったので、3月からの上昇率は実はそれほどではありません。
この状況でそんなに強気な発言が出来るとは、ちょっと感心してしまいます。

彼らの仕事はアナライズ(分析)であって、トレード(取引)では無いですから、好きなことが言えます
個々のアナリストの場合、仮に大失敗しても暫くすれば皆忘れてしまうので大したダメージにはなりません。
聞いたことも無いアナリストがとっかえひっかえ出てくるあたり、多分そういうことなのでしょう。

そういう根性が証券マンのブランド価値を下げているんですがね。
何時になったら気付くのやら。

プレジデントロイター:「八つ裂きにしたい」投信3800万大損害

まあ日本の場合、優れたアナライズをしても誰にも評価されない訳ですから、鴨れる時は鴨るのはわからんでもありませんが、そもそもそういう状態にした一因は彼ら自身に有ると思います。

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携帯電話のクラウド化① - 省エネ化を図る

今回は携帯電話と携帯サービスについて、新しい提案を致します。
案というのは、題名にあるとおり、携帯電話にクラウドコンピューティング技術を使用することで様々なメリットがあるということです。
今回は省エネ化によるメリットについて述べます。

理経済:痒い所に手が届く商品作りを - iPhone3GSを売るために
理経済:クラウドコンピューティングを活用する① - クラウドの欠点

まず、クラウド化の表面的な利点としては、PC同様様々なソフトを外部に置くことで、アプリの共有が可能となります。

パソコンではワードやエクセルでしたが、携帯電話の場合はPDFとかですかね?
最近ではエクセルとかも使えるようですから、こういうところでコストカットが出来るでしょう。
また、逆に携帯には乗せられなかった様なソフトもアプリ化出来るかもしれません。

現在スマートフォンは競争が激化しています。
今後更なる高機能化が予想されますから、アプリの高速配給やマーケティングの観点からも情報が集中し易いクラウドは便利ですね。

さて、そんなクラウド化ですが、重要なのはここからです。
携帯電話のクラウド化で最も恩恵を受けるのは携帯端末そのものです。

携帯電話がサイズを変えずに高機能化するという事は、逆に言えば「PCが小型化している」ような状態とも言えます。
小型化で難題となるのは動力です。
PCのクラウド化と携帯電話のそれで、決定的に違う点はここです。

動力が電池(ここではコンデンサの説明をします)の場合、そのキャパシティは基本、面積に比例します(厳密には電池とコンデンサは違います)
静電容量とはいわば、エネルギーを溜めるコップのようなものです。
大きいほどいっぱい溜められます。
式で表すとこのようになります。

静電容量=誘電率×面積÷電極間の距離

山形大学:静電容量の計算(平板コンデンサモデル)

小型化すると必然的に面積が減りますので、容量も少なくなりがちです。
電極間の距離が縮むのでその分をカバーしてくれますが、ある程度離しておかないとくっついてしまったり容量が下がったりと上手くいきません。

このため小型大容量の電池やコンデンサを作る場合、如何に誘電率の高い素材を使うかで揉めます

例えば、大容量コンデンサの素材であるレアメタルタンタル(Ta)は、需要の増加、供給の低迷、更に資源ブームが追い風となり価格が暴騰。
2000年1Qから4Qにかけて、4倍以上値上がりしました。

Ta鉱石の価格推移

Tech-On!:NEC,Nbを使った固体電解コンデンサを製品化,Taの価格変動に備える
JOGMEC:タンタルの需要・供給・価格動向等 PDF

あまりにも価格が高騰したため、コンゴ共和国では内紛までおきました。
しかも、どうもレアメタルの会社がテロリストに資金援助して、わざと争いを煽っていたらしいという噂まで流れる始末です。
ゴルゴ13のネタ(コルタン狂想曲)にもなったので有名ですね。
最近では代替品としてニオブが出てきましたが、こちらもレアメタルなのであまり代用になりません。

現代世界をどう捉えるか:コンゴ:レアメタル争奪戦の犠牲者

現代のスマートフォン開発では、高機能化に並行して、如何に省エネルギー化と大容量バッテリーを作るかで悩んでいます。
更に低価格化まで迫られる訳ですからもう大変。
今までのように供給の少ないレアメタル等に頼っていると、これ等の影響をもろに受ける上に、原材料費が削減し難い為、どうしても低価格化が難しくなります

クラウドによってソフトを外部に置くということは、演算処理を少なく出来るため、消費電力を少なく出来ます
普通のPCはコンセントと繋がっている為気になりませんが、車にしろエヴァにしろ、うろちょろ動くものはエネルギー源でいつも悩むわけです。

豊田中央研究所:Ta2O5系高誘電率絶縁膜の作製 PDF

消費電力が少なければ、レアメタルの獲得競争から距離を置けるわけです。
さらに消費電力が少なくなるということは発熱も抑えられます。

続く…
理経済:携帯電話のクラウド化② - 発熱を抑える
理経済:携帯電話のクラウド化③ - 欠点を理解する

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シティも公的資金完済

TARPによって多額の資金が投入されていたシティが、遂に公的資金の返済を宣言しました。

米大手銀シティグループは14日、米政府から受け入れた公的資金450億ドル(約4兆円)の返済計画を発表した。普通株の発行などで政府保有の優先株200億ドル(約1兆7800億円)を消却。
>>米シティ、公的資金返済へ 不良資産の政府保証も打ち切り

まずいですねー。
最近の傾向を見ていると、景気が回復しているのは大企業ばかりで、中小企業はあまり調子がよくないみたいです。
しかも銀行等の金融機関の収益は、本来の貸付ではなく投資による利益で儲けている雰囲気が有ります

前期でも、ゴールドマンJPモルガンなどが儲けている最中、バンク・オブ・アメリカは損をしていました
銀行として真面目に貸付をしているほうがお金にならないのです。
10数年前の日本にそっくりです。

今までは政府の影響力によって嫌々つき合わされていた訳ですが、これでその義理が無くなったわけです。
今後は民間の中小企業への貸付が狭まると思います。

外国株ひろば:バンカメの決算は良かったけど、、、

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2038年問題というものがあるそうな

つい10年ほど前、世界は2000年問題で揺れていました。
プログラムの仕様で、1999年から2000年になる際に、間違って1900年と理解しています現象です。

当時は年号を表す際に下2桁のみ(例:96年)を使うようにしていました。
こうすると本来容量が11ビット必要な所を8ビットで済ませられます。
また、エラー処理の範囲を態々指定する必要がありません。

という訳で、下2桁を使用していました。
プログラマーも使っている企業も100年以内に変えるだろうと考えていたそうですが、思った以上に長く使われてしまったそうです(家電でも同じ事がありましたね)

2038年問題とは2000年問題の再来のことです。
C言語系では、値を入れる変数に32ビット文字を使用します。
32ビットの場合、数字は0~2147483647まで入力可能です。
このためその期限が2038年1月になるのです。
まだ先のことだからか、あまり問題にはなっていないようです。

同様のことはjava等別の言語でも有りますから、結構根の深い問題なのかもしれませんね。

java変数の範囲

@IT:第2回 Javaの変数の本質を知る

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資本主義と社会主義③ - 欲望と理想の狭間で

シリーズ最終回です。
今回は本題のなぜ資本主義が勝利したのかということを書きます。

理経済:資本主義と社会主義① - お昼ご飯と富裕層
理経済:資本主義と社会主義② - 嗜好品と貧困国

結論から先に言いますと、「資本主義は消去法的に勝利した」のだと思います。
別に社会主義より資本主義の方が優れていた分けではなく、人間の本質に、より近かったから資本主義が社会を席巻したのだと思います。

今シリーズで見てきたとおり、世界は今も不平等に満ち溢れています
資本主義は終わったとか言われていますが、世界は相変わらず豊かさを望む人々と平等を望む人の間で揺れています。
個々人の心も揺れています。

最近では社会主義に回帰する動きが世界中で起きていますが、これは中々難しいです。
平等にするためには今の生活を捨てるといっても過言ではないほど、多くの犠牲を必要とします

それを拒みつつも豊にあろうとすれば、必ず歪みが生じます。
経済成長があればその歪みも気になりませんが、そうでなければ歪みは多額の借金などの形で現れます。
今も昔も、そして将来も。

結局、資本主義とは豊かさを求める主義、言い換えれば人間の欲望そのものです。
一方の社会主義とは平等を望む主義、人間のある種の理想であると思います。
社会主義的な平等社会が実現しなかったのは、要するに欲が理性を勝ったからな訳です。
映画キャピタリズムでキリスト教の司祭達が「資本主義はイエスの教えに反する」と言っていましたが、まあそうなりますわな。

一部では「資本主義は終わった」等と言われていますが、未だに金は飛び交い、世界には欲望が渦巻いています。

CNET:なぜ資本主義が終わっていると認識されていないのか

プラウト主義なんて新出単語も出てきましたが、欲望と平等の対立は彼是2,3000年続いている訳ですから、たった数年の出来事で瓦解するとは到底思えません。
今起こっているのは社会主義と資本主義のブレンド比率が変わっただけだと思います。

シリーズ冒頭で世界恐慌の始まりと事件の風化から、教訓が無いと述べました。
何かが起こるとすぐ「○○は終わった!」という声が叫ばれ、新しい用語が生まれますが、そうやって物事を反省しないから全く先に進まず、「過去から学ばない」といろんな人から非難されるんです。
これを認識するだけで、人間も経済も一歩先に進むと思うのですが、現実は上手くはいかないようです。

時代遅れになるような原則は、原則じゃありません
ウォーレン・バフェット

ところで、時々社会主義=独裁主義、資本主義=民主主義と考える人がいるようですが、これは不正確です。
民主主義、独裁主義は政治的な体制の話であり、資本主義、社会主義は経済的な話です。
ですから社会主義的な民主主義国(例:日本)があってもいいし、資本主義的な独裁主義(例:中国)があってもいいんですね。

個々人の欲を抑え、我慢を必要とする社会主義国ではどうしても強制的な圧力が必要になります。
その結果として政府などが強い権限を持つことになるのです。

goo:なぜ社会主義国は一党独裁なのか

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追記:
最近では教訓を活かそうとする人が増えてきているようです。

CNN:米国民56%、景気回復より財政赤字解消が重要 世論調査

アラブ諸国も似たような考えになってきているようで、とても喜ばしいことです。
後はどれだけの国が追随するかと、持続力の問題ですかね。

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ムーアのキャピタリズムを見てきました

辛辣な批評ドキュメンタリーで有名なマイケル・ムーア氏の最新作、「キャピタリズム~マネーは踊る~」を見てきました。
元々興行収益が見込めなかったのか、現在日本で2箇所(有楽町、梅田)しかやっていませんでした。
幸いそれほど遠くなかった為、ノコノコ見に行きました(年明けから順次上映映画館が増えるそうです)

DIAMOND:キャピタリズム~マネーは踊る~
キャピタリズム~マネーは踊る~ 公式サイト

相変わらず思うのですが、この人の行動力は凄いですね。
財務省の幹部に、「公的資金の用途が知りたいならポールソンに聞いてみたら
"(((( ´,,_ゝ`)))) ププッ 」
と言われたムーアは、本当にポールソンの事務所に電話をしていました

他にも「国民の金を返せ!」とゴールドマン本社やAIGのところにトラックで乗り込んだりとてんやわんやです。

さて本題の中身ですが、彼らしくニュースには上がらないような光景を撮影していました。
初めは差し押さえ不動産の行政代執行から始まります。
7台のパトカーが押し寄せ、何の抵抗もしない一般人の家の裏口を、ハンマーで蹴破るシーンは、いきなりショッキングです。

他にも、米国の飛行機パイロットの年収が2万ドルであり、学生は職を得る為に10万ドル近い借金をして大学に通っているという事実や、会社側が従業員(アルバイト含む)に数十万ドルの多額の保険(くたばった農民保険)をかけているなどかなり衝撃的な内容でした。
"強欲"は米国中に蔓延していることがよく分かります。

弁護士任官どどいつ集:政治・宗教 秘するが花か? 言えば誰もが むきになる
Dead Peasants Insurance FAQ

この「くたばった農民保険」は特にまずいですね。
同義的にもそうですが、死亡債と組み合わせることで従業者の保険という長期の固定負債が流動負債に変わってしまう可能性があるからです。
この辺については今度書きます。

理経済:咽元過ぎれば熱さを忘れる③ - 死亡債の価格変動要因

また、当時(多分今も)投資銀行がいかに怪しげな商品を売っていたかがよく分かるシーンも有りました。
リーマンの元重役がインタビューに答えてくれたので、ムーア監督は彼にこんな質問をしました。

ムーア:「オプションとかデリバティブってなんですか?」
重役:「それは株式とかの派生商品で、二次方程式で解ける仕組みさ」
ムーア:「……?」
重役:「つまりその…、なんというか…、例えば君がローンを組んだとして…」
ムーア:「???」

自分で理解できないようなもの売るなよorz
オプションとは大雑把に言えば「予約した時に貰える引換券」です。
皆さんもゲームとか予約すると、引換券やら引き換えメールやらを貰いますよね?
あれがオプションです。

ウォール街では、あれに(なぜか)値段を付けて売買しています。
もっと詳しく知りたい方はこちらを御覧ください。

証券用語辞典:オプション
理の世界:確率過程とオプションの理論価格 PDF

まあ、理解できないのが普通ですし、理解できないからこそ質問されると説明できないんですね( ´Д`) <はぁー

映画全体の構成としては概ね労働者の悲痛と、民主主義が「金がすべて」の金融資本主義に変わったこと、そして今再び民衆が立ち上がろうとしていること、富裕層はそれを恐れているという内容です。

米国では、1%の人間が95%の一般人の合計より多くの富を持っているそうです。
しかし、投票権は1人一票なので民主的な選挙をされると脆弱という訳です。

プルトノミー(Plutonomy)
Citigroup 2006: America - A Modern Day Plutonomy

何時の時代も民衆の力は大きいという訳です。

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資本主義と社会主義② - 嗜好品と貧困国

シリーズ二回目です。
今回は世界の貧困層を見ていきます。
社会主義(広義の共産主義)では平等が旨となります。
全体が平均に近づくわけですから、最貧国がどれ程なのかを知ることは"平等"を知る上で大変重要なことです。

理経済:資本主義と社会主義① - お昼ご飯と富裕層

さて世界には1日1$以下で生活する"絶対的貧困"の人が約12億人います。
彼らはろくろく食事も出来ないどころか、綺麗な水すら飲めず、感染症などで悩んでいます。
確かに1日1$なら1ヶ月で30$ですから、水道代だけで生活費が消えてしまいます。
前回「1日1食」といいましたが、まともに1食食べられればまだマシなのです。

髪結いの亭主wの日常:12億人が1日1ドル以下で生活している。
世界銀行:世界銀行と貧困削減 PDF

しかし、知識としては知っていてもこれを理解するのは中々難しいと思います。
私もこのドキュメンタリーを見るまで、これが如何程酷いことなのか、ぜんぜん知りませんでした。

世界を動かす砂糖産業(前編) さとうきび農場の奴隷たち その1
反ロスチャイルド同盟:お薦め動画

最貧国の人々は1日1$で過ごせるようなエコな体質な訳ではなく、単純に我慢している訳です。
カイジも真っ青な労働条件です。
しかもこれが"最も貧しい国"ではないのですから驚きです。

砂糖はまさに、現代版の奴隷によって作られているんですね。
これが作成されて4,5年しか経っていませんから、おそらく状況は悪くなりさえすれ、よくなっていることは無いでしょう。

砂糖の味は奴隷の血の味なのです。
日本国内では"格差是正!"と声高に叫ばれていますが、遠い海の向こうの奴隷達は人間ではなく、家畜と同じであり、"平等"である必要なんて無いのでしょうか

もし世界が、現在の資本主義の代わりに社会主義が隆盛を誇っていたならば、皆もっと貧乏で、ひもじい思いをしていたことでしょう。
最近砂糖も随分高くなっていますが、奴隷を使って人件費を限界まで削ってこの価格です。
もしまともな人件費を払ったならば、砂糖は今の倍以上に跳ね上がることでしょう。
資源の高騰も、需要増加だけでなく供給サイドの減少も有るのかもしれません。

しかもどうやら嗜好品全般にわたっているようです。
例えば世界三大紅茶ダージリン、アルグレイ(キーマン)、スリランカの原産国は皆元イギリスの植民地です。

他にもカカオ、コーヒー、タバコ等、多くの嗜好品が、元植民地で生産されています。
この内どれだけが"奴隷"の手で作られているかはわかりませんが、フェアトレードが叫ばれることを考えると、多分似たような事が行われているのだと思います。

パレートの法則によれば世の中の8割の人はド貧乏なのですから、社会主義的に世界を平等にすれば、如何程貧しくなるかは想像に難くありません。
平等とは口で言うほど甘くはないのです。

ちょっとだけ続く…
理経済:資本主義と社会主義③ - 欲望と理想の狭間で

追記:
やはり現代版の奴隷問題は、まだ未解決のようです。

CNN:「奉公」という名の「奴隷」、搾取される子供22万人超 ハイチ

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民主党も変わらずか… - スルーされる特別会計

仕分け作業も終わった民主党ですが、節約した傍から使っています。
仕分けで膿が一部出たと考える党員も多いようで、朝に駅前に行くとビラを配っています。
しかし、日本は一般会計だけでも90兆円くらい有るのに、その1割にも満たない額を削ってもたかが知れているんですがね。

国民新党代表の亀井静香郵政・金融担当相は9日、党本部で記者会見し、7.2兆円で決着した2009年度第2次補正予算と10年度当初予算を合わせた財政支出の規模をめぐり「麻生前政権が組んだ(合計で)102兆円という予算をトータルとして下回ってはならない」と述べ、積極的な財政出動を求めた。
>>10年度予算、2次補正合わせ「102兆円以上に」 亀井金融相

税収が40兆円にも満たないのに、102兆円も使ったら国家予算も火の車、仕分け作業なんて何の意味もありません。
本当はやたらと多い社会保障費や、所謂国家予算(一般会計)の3倍以上にのぼる特別会計の方が問題なんですが、其処はマスコミも政治かもスルーです。
ちなみに平成21年度の特別会計は350兆円です。

歳出の内訳

かとまさ(加とう正法)・税金知郎の、チーム『民』しみん政治活動日記:2009年度国家予算について
財務省:平成21年度 財政法第28条等による予算参考書類

以前は、石井紘基氏等ここに文句をつける民主党員もいました。
しかし折角政権を取ったのに、自民党時代と変わらず何もしていません。
仕分け作業なんて目くらましです。
本題から目をそらしてしまい、骨抜き状態です。
駄目だコラ。

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この政治MADが面白い

時々ニコニコの政治MADを見ることが有ります。
多くはニュースの上げただけとか、やたらと思想的、しかも偏った感じのものですが、幾つかは笑えるものが多いです。
例えばこんな感じ↓
やたらとロシアやプーチンが多いのは某作成者の所為です。

ニコニコ大百科:テロゲ

元々は某メーカーの美少女ゲームだったそうですが、今ではこんなになっています。
比較動画を見ると、随分弄られているのが分かります。
それにしても、現法王のベネディクト16世は弄られやすい方ですね。
ゲーム本編にすらパロキャラが出ているとか。
法王なのに強面ですからね↓

ベネディクト16世

AllPosters.com

こういうMADは面白いです。
怖くて外国人には見せられませんが。
お気に入り政治MAD↓

木から水分が蒸発するシーンが衝撃的です。
CGなのか撮影なのかよく分かりませんが、頭に残ります。
昔原爆ドームに行きました。
あれはあれで衝撃的なのですが、こちらの動画の方が迫力があります。
原爆の不使用を訴える動機になるのではないでしょうか?

何を言っているのか分かりませんが、曲はいいと思います。
時々入るMAD画像と効果音が面白いです。

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資本主義と社会主義① - お昼ご飯と富裕層

2年半前、サブプライムローン債権の価格下落を切欠に、大手投資銀行(当時)ベアスターンズ傘下のヘッジファンドが実質破綻しました。
これを皮切りに親会社のベアスターンズは破綻。

ロイター通信:米ベアー・スターンズ、傘下ヘッジファンドに15億ドル注入提案

其処から転がり落ちるように世界経済と金融資本主義が揺らぎました。
懐かしいですね。
たった2年しかたっていないというのにまるで10年も前の出来事のようです。
解答のヒントは往々にして過去に有るというのに、たった数年で事件が風化し、教訓が残されないのはかなり問題が有ります。

理経済:咽元過ぎれば熱さを忘れる - 人間は学習しない動物

最近では"行き過ぎた資本主義"を是正しようと、やたらと規制を強めたり、国家の介入による企業の国有化が進んでいます。
資本主義から社会主義へと傾いているのが現状です。

MSN:【主張】GM国有化 保護主義を排した再建を
Bloomberg:政府:日航に最大7000億円の政府保証で調整-2次補正で対応

しかしその一方で、東ドイツやソ連を見れば分かるように、社会主義とは市民一般には豊かさが共有されず、自壊したという苦い経験が有ります。

Espresso Diary@信州松本:表日本と裏日本。

今シリーズでは、資本主義と社会主義(もっと言うと共産主義)について、なぜ資本主義が勝てたのか、何故社会主義は崩壊したのかについて述べます。
先に述べますが、資本主義は再び強くなり、また崩壊をするでしょう。
これはおそらく1000年経っても改善することは無いでしょう。

さて、そもそも資本主義と社会主義の違いとは何なのでしょうか?
大雑把に言えば、「資本主義は金持ちになるチャンスが多いが格差が激しい、社会主義は格差は少ないが金持ちになるチャンスが少ない」です。
社会主義の定義としてはこのように書かれています。

社会主義(socialism)は、生産手段の社会的所有・管理などによって、平等な社会を実現しようとする思想・運動の総称である。
>>Wikipedia:社会主義

具体例としては、米国のGMは実質国有化され、工場や社屋(生産手段)は国のものとなりました。
一方国有化によりリストラは少なくてすみ、今までの社員は同じように給料が貰え、"平等"に稼げる場になりました。

また、JALも実質的に国有であり、この工場や社屋を利用して雇用を作り、正社員を雇っています。
これによって見かけ上の"平等"を作っています。

これを国中の全企業に適用した状態、思想が社会主義です。
よく、「社会主義は平等で競争の無い社会」という人がいますが、正確な表現ではありません。
社内での階級差や官民での差が有ってもいいわけですし、そのポストに付くために競争も有ります

資本主義は説明をしなくても何となく分かるでしょう。
これ等の細かい説明は私が語るよりこちらのサイトで詳しく説明されていますので、御覧ください。

政治経済塾:資本主義・社会主義

問題はなぜ崩壊したのかということです。
多くのブログ等で語られている敗因は皆平等⇒皆貧乏ということです。
これは一面の真理を捉えていると思います。
人間とは欲深く、豊かさを求めるものです。

例えば、皆さんは今日も朝昼晩3食食べたと思いますが、世の中には1日2食、酷い人では何も口に出来ないという人がたくさんいます。
もし、世界中を社会主義的に平等にしようと思ったら、多分1日1食の生活になります。

富裕層とそれ以外の割合は、凡そ2:8と言われ、この2割が全体の富の8割を持っているとされています(パレートの法則)

収入/資産の分布とロングテール

socioarc:ロングテールと総幸福量最大社会

おそらく日本人は、世界的に見れば富裕層に入ると思われます。
パレートの法則が正しいとすれば、富裕層である日本人の生活は、今の7割5分くらい減らさねばなりません(0.8M/0.2n=4M/n ,M:資産の総量、n:人数,単純平均=M/n)

所得水準と貧富の格差の相関図

社会実情データ図録:世界各国の貧富の格差(所得水準との相関)

1日一食なんて、私には正直耐えられません。
社会主義で腹いっぱい食べられないのなら、資本主義で勝利を目指したとしても、不思議ではないです。

続く…
理経済:資本主義と社会主義② - 嗜好品と貧困国
理経済:資本主義と社会主義③ - 欲望と理想の狭間で

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金融緩和に対して、また非難文が

1年前にはあれほどやんややんやと騒がれていた金融緩和も、最近では少しずつ旗色が悪くなっています。

BISの研究報告によれば、市場金利が10四半期連続で指標金利を下回り続けた場合、金融機関がデフォルトに陥る平均確率は3.3%上昇した。また、金融危機以前にインフレ調整後の住宅価格の上昇率が6年連続で長期的な平均を1ポイント上回ったケースでは、デフォルト確率は1.5%押し上げられた。
>>BIS:低金利継続は金融安定脅かすリスク、デフォルト率押し上げも

投資家の方々は相変わらず強気です。
おそらくこのニュースが世界を駆け巡ってもドバイの時のような乱高下はしないでしょう。
これこそ油断なんです。
言うは易し行うは難しで、危機を述べるアナリストやエコノミストは多いですが、利回りや査定の関係で株等の売却が出来ないのが現状でしょう。
何とかなるさという油断が命取りになるわけです。

今日も今日とて米国の地銀が破綻し、FDICの財布の中身が飛んでいきました。

Bloomberg:アムトラストなど米金融機関6社が破たん-今年130社に

いい加減ベア総裁の雷がFRBとガイトナーに落ちそうな状態です。
毎日不安で仕方ないです。

理経済:資産バブルの行き着く先① - FDICまでTARP批判

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今の首相って誰だっけ?

亀井さんがまたギャーギャー言っています。
経済対策はお金積めば良いって問題じゃないんですが…

政府・与党は7日、2009年度第2次補正予算に盛り込む追加経済対策を巡って詰めの調整を続ける。国民新党は財政支出を上積みし8兆円台にするよう強硬に主張。亀井静香代表は6日、都内で記者団に「何兆円になってくるかは7日からのワーキングチームの結果でわかる」と述べ、政府・与党の作業チームへの議論の差し戻しを求める意向を示した。
>>亀井氏、強硬に上積み主張 経済対策

一部では民主党も劇場型政治といわれています。
やたらと国務大臣、さらに副大臣まで顔を出しまくっています。

おかげでマスコミは民主党を追うので手一杯で、自民党の時間はドンドン削られています。
最近ではほとんど見なくなり、名前ですらちょぼちょぼになりました。
下手すると小泉政権時代より野党の存在が薄くなっています。

しかし、小泉さんの場合は一言コメントみたいなのをやっていたので良かったのですが、鳩山総理はそういうことをあまりしない為、最近ではすっかり影が薄くなっています。
対照的に存在感が増すのが亀井大臣と前原大臣です。
八ッ場ダムと郵政再改革でテレビに出まくりです。

特に亀井の存在感は凄まじいです。
衆院の議席数がたったの3席で、民主党の100分の1以下なのに、その存在感は凄まじいです
何所が政権与党なのかぜんぜん分かりません。
あれほど騒がれた小沢の傀儡政府問題も、操られる側があれではあんまり効果が無いようなsweat02

ここ数年、日本の総理が毎年変わっていましたが、鳩山さんは実質的に最短なような気がします。
先が思いやられるな。

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12月のリターン

12月のリターンを集計しました。
よく考えたら11月もしていませんでしたので、まとめて。

12月のリターン為替調整なし

↑為替調整なし。

12月のリターン為替調整有り

↑為替調整有り

為替分が凄いですね。
現金の比率が高かったなるは為替分がもろに来ています。

最近AIGやシティなどの金融株を手放し、GEミタル等の輸出工業株にシフトしました。
株価の上がり方がまだまだ気になります。
本当はもう少し保有していたかったのですが、残念ながら最近では投機筋に遊ばれているようです。
まあ、ゆるゆるいきます。

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韓国の経済事情② - 韓国の庶民と活力の源泉

今回は韓国の経済状況についての第2回です。
貧富の"貧"を見ていきます。

理経済:韓国の経済事情① - 韓国の大企業

前回述べたとおり、韓国では小規模な会社、というか個人経営のお店が多いです。
現代の日本では少ない、魚屋や肉屋がひしめいています。
さらに、個人でキムチを作る人が多いのか、7,8個のキャベツを袋に詰めて運んでいる人をよく見かけました。
中にはトラックを使って持ってくる人もいるようです。

Img_0437

これもソウル市内の光景です。
東京並みの高層ビルや整備された道路がある傍らで、こういう光景がよく見られました。

また、少し大通りから外れると、多くの個人経営の土産屋が並んでいます。
商人とは何所の国でもたくましく、三ヶ国語をぺらぺら喋る調子のいいお兄ちゃんがお菓子を売っていました

韓国では全体的に商売が上手く、押しも強いです。
"儲けてやろう"という考えが透けて見えます。
日本だとこういう考え方は嫌がられますが、新興国では往々にしてこういう欲望というか熱意のようなものを感じます。

興味深いのはそれを実現する為に、かなり努力しているということです。
土産屋がトライリンガルである事もそうです。
通訳に女性が多いのも特徴的でした。

韓国では一昔前の日本と同様、医者か教師以外は結婚したら家庭に入るのが普通だそうです。
しかし、今回のガイドさんは子供の教育費のために自分も働けるよう努力したそうです。
運良く日本で韓流ブームが発生。
韓国語を習う日本人が増えたのと同様に、日本語を学ぶ韓国人主婦(老若共に)も増えたそうです。
結構年食ってたのに凄いバイタリティですね。

また、自国の経済や企業の生い立ちについても詳しかったです。
今回の旅で聞いた経済事情の記事も、彼女から聞いたことを帰国してから裏付けたした物が多いです。
「新聞を読んでるだけ」との事ですが、たぶん日本で新聞を読み続けている人に聞いてもここまでは知らないでしょう。
謙遜なのか本当なのか分かりませんが、もし本当なら日本にとって驚異です。

どうも韓国では経済に慣れ親しみ易い環境にあるようです。
韓国ではテレビが70チャンネル位有るのですが、うち2,3チャンネルは祝祭日にも関わらず、四六時中株の番組をやっていました。

Img_0427

有名なLG電子POSCO(粗鋼生産量世界第4位)等の韓国企業に紛れて、United TechnologiesVerizon Communications等、ニューヨークの個別銘柄まで掲載されています。
地下鉄のニュースでも株価や為替が出ているところを見ると、全体的に意識が高いのだと思います。
こういう環境が高い経済知力を維持しているのではないでしょうか?

昨今、日本ではやれ公教育の崩壊だとか、フィンランドの教育を見習えだとか言っています。
しかし韓国に行って思ったのは、単にそういう事だけでなく、そもそも社会的雰囲気として勉強と教育をやろうという機運が必要だということです。
学ぶことに対するハングリー精神の差が、学力テスト等の結果に出ているように思えます。

冒頭に述べたとおり、韓国はまだまだ発展途上であり、豊でない人がまだまだいます。
豊になるための近道が学習と教育であると考えているのだと思います。
「明日は今日よりもよくなる」という格好の良いものではなく、「兎に角今の貧しい生活から抜け出したい」という嫌悪感のようなものから来ているように思いました。

「何でオレは貧乏なんだ」と、石川啄木みたいに愚痴りながらも、明日は明日の風が吹くで生きている人が多い、という事が国の活力になるようです。

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金の匂いはバブルの匂い

ドルキャリートレードやらドバイショックやらで揉めている間に、金が件の1200ドルを突破してしまいました
随分前にも言いましたが、金の価格は結構バブッている感じがします。

理経済:金の価格が心配

そして金価格に対して、中国人民銀行の副総裁がいちゃもんをつけています。
今は中国の影響力が強いのに、こんなこと言っちゃって大丈夫なんですかね?

中国人民銀行の胡暁煉・副総裁は2日、金価格が過去最高値を更新する中、金価格は高水準にあり、市場は資産バブルが形成されている可能性を注意すべきだと述べた。
>>金価格は高水準、市場は資産バブルを警戒すべき

現在中国は、外貨準備高の一部を金へと変換しています。
現在の金価格もそういった思惑が結構入っているようですから、そういう人たちにとっては"予想外"の発言でしょう。
他の思惑買いもあるのでしょうが、金価格も暫く上昇の後、沈静化に向かうと思います。

ロイター通信:中国の金準備は1054トン、03年から増加

それにしても市場とは不思議なもので、金価格は株価の動きとそっくりな動きをしています。
ダウの株価に数ヶ月遅れて金価格がついてきているようです。

金価格の推移

ダウの推移

フジフューチャーズ:商品先物取引
Yahoo! Finance:Dow Jones Industrial Average

当時冗談交じりで述べた「金も1200$位までいく事になります」も本当に達してしまいました。
と、するとこの後に待ち受けるのは大幅な下落と回復ですかね?

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韓国の経済事情① - 韓国の大企業

先日韓国に旅行に行ったのですが、その時色々なものを見てきました。
私の場合、性格上経済がらみのものを多く見てきたのですが、他の話で盛り上がってしまい、肝心なことを書けずじまいでした。
というわけで、其処だけまとめてスピンオフ(分離、独立)してみました。

理経済:韓国放浪記① - 仁川国際空港

まず結論から先に言ってしまうと、韓国は「1960年代の日本」のようでした。
一方にはサムスンLG電子のように世界に羽ばたく大企業と、そこで働く正社員達がおり、もう一方では屋台や物乞いしてるんじゃないかと思われる人も多く見かけました。
小規模でも店を持っている人はまだマシなくらいです。
繁栄と貧困が入り混じり、明らかな貧富の差が見られました。
今回は"富"の方を見ていきます。

さて、町をうろうろしていて気付いたのは、スーパー(GMS)を見かけませんでした。
免税店は有るようですが、デパートのようなものも見当たりませんでした。
一方でコンビ二はたくさん有ります。
多かったのはセブンとファミマ、そしてGS25(後述)です。

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他は肉屋とか魚屋などの小規模な専門店(?)です。
飲食店は有りますが、屋台も負けじと多いです。
人口が薄く広く分布しているんですかね?
キムチ等の材料を大量に購入して地下鉄に乗っている人を多数見ました。
東京よりも人口密度が高いのにこれだけ違いがあったのは意外です。

日本も50年初頭から60年初頭にかけて所謂「スーパー」という業態が広がり始めました。
ダイエーが台頭し始めたのもこの頃です。

また、韓国内の企業には財閥系産業がガッツリ根付いており、様々な分野で顔を出しています。
例えばLG電子といえば日本ではPCパーツや携帯電話で有名で、まさに電子メーカーという感じですが、韓国内ではコンビニ(前述のGS25)、不動産、家電製品にまで手を伸ばしています。

Img_0425

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何でも、元々は電子機器のメーカーだったのですが、経営一族の兄弟が様々な分野に散っていったそうです。
話によると、携帯端末だけでなく携帯サービス会社、LGテレコムを経営しているそうです。
先日写真を掲載した"Show"を展開するSKテレコムと張り合っているそうです。
まるで鐘淵紡績(カネボウ)のようです。

Wikipedia:LGグループ

逆に韓国内で存在感が無かったのはサムスンです。
勿論知名度は抜群なのですが、製品はあまり見ませんでした。
携帯もLGが多かったです。
回っているなかで、唯一見かけたサムスン製品はこちらのファンだけです。
あと空港で見かけた液晶テレビくらいですかね。

Img_0435

サムスンの場合、さっさと海外に出て行ってしまったため、国内ではあまり活動していないそうです。
しかも、韓国という国のブランドが低い為、欧米各国ではサムスン=日本の会社と思われているそうです。

外国株ひろば:「とうちゃん、冷静になりなよ。みっともなくて恥ずかしいじゃないか!」

韓国人達はその事を少々苦々しく思っている様です。
欧米人の認識が覆った時は、日本にとって相当都合が悪い事になりそうです。

このように、韓国の大企業は世界へと躍進しており、そこで働く人たちはスタバやお店で外食していたりします。
物価を考慮すると、日本の中流層より豊かもしれません。
激安自販機が有る一方で、高めの喫茶店も多くあったのは、中間がいないからなのかもしれません。

さて、金が有る人はそこそこいい生活が出来るからほっといてもいいのですが、問題は貧者の生活です。

続く…
理経済:韓国の経済事情② - 韓国の庶民と活力の源泉

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愚痴を言っても手は動かす

ブルームバーグが、円高による日系企業の外資買収活性化を報じています。

日本の輸出企業の収益を圧迫する円高は、企業が海外企業を合併・買収(M&A)する際にはメリットがある。案件決済時の円支払額が減り、外国企業の資産が買いやすくなることでM&Aが促されるとの見方も出ている。
>>日本企業:円高はM&Aにはメリット、買収額1割減の企業も

ここ最近の円高で、輸出企業から不満が噴出しています。
言いたくなる気持はよく分かりますが、言っていても仕方が無いのです。
口でぶつぶつ言いながらも、シャカシャカ手足を動かさないと、前には進めないんですね。
柳井ファーストリテイリングCEOの言葉が胸に染みます。

大体、トヨタやソニーはエコカー減税とかで恩恵を受けているわけですから、彼らの言えた義理ではないです。
ソニー辺りは今期も赤字を出して、「為替が円高だから」とか言って来そうですが、言い訳がましいですね。

後ほど書きますが、韓国に行って思ったことは、経済の原動力は「へこたれない精神」のように思えます。

「明日は今日よりよくなる」と信じる人たちが原動力だと思いましたが、実際はそんな格好の良いものではなく、兎に角現状がイヤでイヤで仕方が無く、何とか脱したいと考えている人々が原動力のようです。

「円高だ!政府は何をやっている!対策を打て!」と愚痴っても良いですが、何とかしてもらえることを期待しないで、今ある環境を活かして生きていく事が大事そうです。

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