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クラウドコンピューティングを活用する② - プライベートとパブリック

前回からの続きです。
クラウドコンピューティングを考える上で重要なインフラ構造についてです。

理経済:クラウドコンピューティングを活用する① - クラウドの欠点

さて、クラウドはインターネットを介して行われるわけですが、これが様々な原因からよくダウンします。
しかもクラウド会社の障害以外にも、インターネットの断線など物理的に落ちることも有ります。
このため、復旧に関して何所に原因があるのか、誰が責任を持つのか、誰が復旧するのか等で揉めてしまい、遅れることがしばしば有ります。

この時壊滅的なダメージを受けるのがメール機能です。
普段から身近にあるため忘れがちですが、実はメールが使えなくなるだけで企業の情報インフラは滞り、業務に支障が出ます。
Gmail等、外部のメール機能に依存していると、こういうときに使えなくなります。

就職して分かったのですが、外部からの電話の多くは数名のキーマンや管理職にかかってくる場合がほとんどです。
こういった人は会議やら打ち合わせやらで、よく席を空けます。
電話をかけても繋げない事がほとんどです。

メールがあれば、急ぎでない連絡は送りっぱなしで大丈夫です。
暫くしてその人の手が空いたら、自由に見てもらえます。
これに業務管理ツールなどを組み合わせれば、電話の伝言メモも簡単に残せます。
これも一種のオンデマンドなんですね。
手の空いた時間に溜められた伝言タスクを処理できますし、忙しいなら溜められます。

しかしメールが使えなくなると溜めることができなくなる為、電話が鳴り止みません。
電話だと常に1対1で、リアルタイムに応対しないといけないため、会議の後は電話三昧です。
ちょうど、物々交換と貨幣による交換と同じで、メールが中継点の役割を果たしてくれるわけです。
IT社会において、メールは極めて重要なツールとなっています。
クラウドを活用をする場合、セキュリティよりもこっちの方が大事です。

さてこのように考えていくと、ネット機能には必要な機能と実はそれほど必要でない機能があります。

そこで最近流行っているのが、プライベートクラウドとパブリッククラウドです。
名前の通り、私的なクラウドと公的なクラウドの2種類を用意し、必要でよく使うものはプライベートで、案外どうでもいい個人情報はパブリックに置きます。
ちょうど主記憶装置(メモリ)と捕縄記憶装置(HDD)のような関係です。

プライベートクラウドとパブリッククラウドの使い分けによるハイブリッドクラウドのイメージ

IT Leaders:可用性と堅牢性で米国勢を追走へ—Part1

プライベートの方はコストが高めになりますが、その分復旧や機密性は高まります。
また、必要なPC環境をプライベート内に置いておく事で、社内ネットワークにアクセスすればすぐに使えるようになります
本当はすべてパブリックが行ってくれればいいのですが、現在の技術力ではとてもとても不可能です。
と言うわけで、リスク分散を行うわけです。

さて、本題の具体的な使い方はといいますと…
続く…
理経済:クラウドコンピューティングを活用する③ - 環境設定のあれこれ

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