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運は掴むもの② - 宝くじと正社員

前回で話が完結したように見えるこのシリーズですが、まだ続きが有ります。
それは人生における「用意周到さ」についてです。

理経済:運は掴むもの① - 運と努力

さて、私は投資を始めて6年になるのですが、相変わらずリターンは低空飛行です。
書店に並ぶ本は「2億儲けた!」とか「必ず上がる銘柄!」とか景気のいい見出しが躍っていますが、私の懐まで景気のよさは舞い込んでこないようです。

証券会社のセミナーなどを受けると、若い頃に2億円稼いだ人とかが講師として登場します。
また、最近では「○億円が史上最多の×本!」とうたうクジもよく見かけます。
そして、くじ屋の前でマークしている人の群れもしばしば見かけます。

しかし、よく考えてみるとちょっと変な光景だと思います。
例えば年収450万円の正社員が、定年退職まで40年働いたとすると、退職金込みで2億円くらいになります
そう考えると、態々宝くじや儲かる銘柄を探さなくても、真面目に汗して働く方が確実と言えます。

こんなことを言うと、いたるところから反論が聞えてきそうです。

例えば宝くじを買う人からは「買わなければ当らないでしょ!」とか。
しかし私から言わせれば「でも買っても当ってないでしょ」です。
元々期待値的に低いんですから、毎年1万円ずつとか小出しに買うと、そもそも損するように出来ています。
「夢を買う」と言えば聞えは良いですが、それは単なる現実逃避です

題名にあるように運とは掴むものです。
本当に宝くじを当てたいのでしたら、例えばロトなら出てくる数値の確率分析をしたり、出た数字の"流れ"を過去のデータから読んで見るべきでしょう。

投資家の言葉で言えば、前者はファンダメンタルズ分析であり、後者はテクニカル分析です。
期待値が意味を成さないように、纏まったお金を一気に突っ込むという方法もあります。
周到な準備が夢を現実に変えるのです。

他の反論としては、「こんな不景気に、年収450万円の正社員なんてなれるか!」という労働者からの声です。
確かに仰る通りなのですが、これも単純な運だけではないと思います。

以前の記事でも書きましたが、有効求人倍率には確かに"流れ"があり、注意深く観察していればある程度予測が可能です。

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理経済:不注意からの就職氷河期

よく見ると大よそ16~18年で1回転するようです。
次に雇用がピークになるのは2022年ごろでしょうか。
最近は若干流れが速いので20年頃に頂点に達するかもしれませんね。

また、よく言われている通り日本では新卒の採用が多いです。
ですから、生き方がどうとか夢がどうとか職種がどうとか言ってないで、取りあえず就職してみるというのも頭の隅に置いておく必要があるでしょう。
事前の分析で、取り得る選択肢を多くしておく事も準備には必要です。

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誠:2010年3月卒業予定者の大卒求人倍率は1.62倍、前年から0.52ポイント低下

これも10年ほどで1周しています。次は2018年の就職戦線は楽観視でき、12~16年頃はきつい事になります。
他にも株価との関係も言われており、大体ピークの一年後に就職活動する人は楽というのも読み取れます。
例えば07年に日経平均は調子が良かったので、08年に就活、09年3月卒業の人はかなり楽に就職できたことになります。

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Yahoo! Finance:NIKKEI 225 (^N225)

パターンから考えて、次は16年卒業は比較的楽と考えられます。
先ほどの情報とあわせると、17~20年ごろが狙い目でしょうか。
何分先のことなのではっきりとは分かりませんが、ある程度の絞込みは可能だと思います。
今後時間による情報が加われば、精度を高めることも出来るでしょう。

このように調べてみると、至る所に資料とシグナルが眠っています
それを無視して運の善し悪しで物事を決め付けるのは変な話です。
運を掴めば、宝くじや景気に頼らずとも、2億円稼ぐ方法は存在するのです。

「転ばぬ先の杖、石橋を叩いて渡れ」と言うように、どれだけ準備をしっかり出来るかが運を味方にする鍵だと思います。

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