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借りる者は貸す人の奴隷となる② - 絶対に儲かる投資商品

前回、オバマさんがとことん米国民に国債を買って欲しがっていることを述べました。
そして、その秘策の一つとして貯蓄債が上がっています。
今回はその続きと、米国の抱える問題です。

理経済:借りる者は貸す人の奴隷となる - オバマさんの資金繰り

この貯蓄債、米国ではまだ20兆円ほどしか発行されていません。
一方日本の個人向け国債残高は凡そ28兆円
GDP比も考えれば75兆円位まで発行できそうです。

財務省:最近の個人向け国債の販売状況について PDF

オバマさんは、必至に貯蓄だなんだと言っているようですが、正直それでは駄目だと思います。
と言うのも、今の米国人で問題なのは、貯蓄が無いことより消費が大きすぎると言うことだと思います。

クレジットカード土地転がしを行い、文字通り欲望のままに買い物を続けました。
お酒や高級料理店は言うに及ばず、コーヒーメーカーやらジャグジーやら、無くても良さそうなものまでジャンジャンバリバリ買っていました。
世界経済にとっては良いのかもしれませんが、そういう不安定な成長は大きな波を伴うものです。
トータルで見ると、やはり損な気がします。

貯蓄と消費の抑制は、似ているようですが別のものです。
節約したからと言って貯蓄をするとは限りませんし、貯蓄をしているから消費を抑えているとは限りません。

例えば、貯蓄ブームを機に、"銀行が"こんな商品を出すかもしれません。

うちに定期預金してくれたら、その3倍まで投資用のお金を融通します。

例えば100万円預金したら、300万円まで住宅購入用の資金を貸してくれると言うようなものです。
これなら、貯蓄と同時に借金が出来ます。
本質的にはただの借金なんですが、多くの人はそういう部分に気付かないでしょう。

「そんな商品があるの?」
日本にあるんだからアメリカにあっても不思議ではありませんね。
例えばFXや先物、信用買い等はまさにこの仕組みで動いています。

証拠金を預金残高と言い換えればあら不思議、新手の金融商品の出来上がりです
金融商品なんてそんなものです。
サブプライムローンも証券化商品も、根っ子は繋がっています

また、日本でも昔から似たような事をしています。
貯金をしながら莫大な借金をして土地を買う行為です。
ローン30年とか有りますが、いわば自分の半生を掛けないと買えないような物を、事前に買うわけです
アメリカ人を笑えませんね。

他にも、日本国は多大な借金をしており、結果だけ見れば貯蓄の裏側で大きな消費と借金をしてきたという実態も有ります。

既に国民一人当たり850万円の借金、4人家族なら3400万円です。
普通の家庭は債務超過でしょう。

「いや、それは官僚が…」
今まで放置してきた責任は、しっかり取る事になりそうです。

借金時計

日本の借金カウンター

この世には、「安全確実、元本保証、絶対儲かる投資商品」と言うものが幾つか有ります。
その一つは借金を減らすこと

借金を繰り上げ返済をする場合、その分確実に元金が減ります。
一方で、ローン金利は信用力の分だけ国債の利回りより高い数字が提示されます。
繰上げ返済をすれば、その金利分を払わなくて良いわけですから、結果として損が少なくなります。

借金は悪ではありません。
しかし、サラ金のCMではありませんが、計画性の無い借金は身を滅ぼします
何事も程々が肝要なのです。
米国、そして日本に必要なのは貯蓄よりも消費を見直す事だと思います。

余談ですが、この不動産ローンでも変わった商品が有ります。
おまけに続く…

理経済:借りる者は貸す人の奴隷となる おまけ - 金融商品の変り種

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