ジョゼフ・スティグリッツ
先日ノーベル経済学賞(本当はそんなものありません)を受賞したジョゼフ・スティグリッツ氏が、新興国への資金流入とそれによるバブルを警戒しています。
ノーベル経済学賞受賞の経済学者、米コロンビア大学のジョゼフ・スティグリッツ教授は25日付のタイ紙ネーションのインタビューに答え、アジアは域内市場の資産バブルを招きかねない「金融緩和」に伴う資金流入に警戒が必要だとの見解を示した。
>>スティグリッツ氏:アジアは金融緩和リスクに警戒を-ネーション紙
毎度のことですが、この人とはよく意見が合いますね。
私と同じ悲観論者なんでしょうか?
↓ジョゼフ・スティグリッツ
アメリカのヒゲオヤジは皆同じに見える
世の中不思議なもので、経済の意見は大概数通りに集約され、素人もお偉い学者も似たような結論に達します。
当ブログで示した案や懸念も、よくお偉いさんの意見と一致します。
そもそも相場なんて上がるか下がるか横ばいかの三通りですから、頭を振り絞れば行き着くところは同じなのかもしれません。
今後も、私を含め色んな人が色んなことを言うでしょうが、気をつけたほうがいいのは、「偉い人がいったから正しいわけではない」と言うことです。
当たり前なのですが、意外と蔑ろにされます。
過去の例として、お偉いさんの言葉に従ったが為に経済が混乱した例は、多く存在します。
例えばこの人↓
彼の性でイギリスの経済は混乱し、世界は金本位制に突入しました。
例えばこの人↓
この人のおかげで、想定元本150兆円が露と消え、ある国の中央銀行総裁の首が飛ぶ事態にまで発展しました。
偉い人が言っているからあたるとは限らないんですね。
結局は自分の目を凝らさないと駄目と言うことです。
彼らの意見はとても為になりますし、参考になります。
しかし最後に決定を下し、あなたの人生を生きていくのはあなた自身です。
なので、彼らの意見を「そーなのかー」では無く、自分でしっかり考えろと言うことです。
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