幸福実現党は相続税を無くしたいらしい
最近、会社に行く途中で幸福実現党の方々が演説しているのを見かけます。
4年前には見た記憶のない政党なので、興味は有ります。
マック赤坂よりも目を引きます。
名前からして宗教色が出てます。
実際新興宗教がバックにいるようです。
公明党の成功を見て、今の混乱を機に打って出たと言うことでしょうか。
まあ日本は無宗教な国なので、細かい宗教法人が政治に食い込んだとしても不思議ではありませんが、やはり胡散臭さは否めないと言う感じです。
ちなみに、海外ではキリスト教やイスラム教が幅を利かせていますから、普通に政治に食い込んできます。
幸福実現党の街頭演説をチラッと聴いたりするのですが、基本核問題や憲法9条系が主のようです。
しかし、色々調べて見ると、それだけではなく、中々興味深い経済対策を考えているようです。
積極的人口増加策で、 2030年にGDP(国内総生産)世界一を実現します。
・3 億人国家を目指します。人口増加策によって、人口3億人と、GDP(国内総生産)世界一を実現し、財政や年金の危機を克服します。
・少子化問題の原因となっている 「住宅」「教育」「交通」のボトルネックを解消します。広くて安い住宅の供給、「塾にたよらない公教育」による教育費の負担軽減、全国的なリニア鉄道網建設や高速道路無料化などによる「交通革命」(通勤圏の飛躍的拡大)などを実現し、子育てしやすい環境をつくります。農村部では農業参入自由化などによって、雇用と居住者を増やします。
・海外からの移民を積極的に受け入れます。在住外国人が日本語を習得する機会を増やすなど、外国人が住みやすい街づくりを行います。外国人の帰化を積極的に進めます。相続税の廃止で、海外の富裕層が日本に移り住むよう促します。
政治家の相続税廃止という発想は珍しいですね。
投資家や資本家、経済学者の間では度々議論になりますが、政治家がはっきりと言うのは珍しいです。
普通、金持ちを優遇しかねない政策を取ると、国民やマスコミにタコ殴りにされます。
当然票もなくすとされています。
以前も、小泉政権などで法人税を下げようとすると物凄い非難を浴びました。
この為、増税以上にタブー視されている嫌いが有ります。
まあ、彼らが影響力を持つとは思えませんが、相続税廃止はもっと議論してもいいと思います。
彼らの想定どおり、もし本当に廃止したならば、世界中の裕福な資本家と、各国政府からの非難が大挙して押し寄せ、日本円は強烈な円高となるでしょう。
一方で、人口は増えやすくなり内需が拡大、それを目当てに輸出企業まで戻ってくるでしょう。
移民も受け入れると言っていますからね。
格差が猛烈に拡大する代わりに、高度成長期並みの経済成長率が日本にもたらされるでしょう。
おそらく2030年を待たずに人口3億人に達します。
建築業へのばら撒き税制のおかげで、他のタックスヘイブンとは比較にならないほど、インフラも企業の中心も揃っていますからね。
シンガポール以上にハコモノは揃っています。
お金が血液に例えられるように、世界の消費エンジン国は心臓になります。
当然、心臓には大量の血液が流れ込み、良くも悪くも活発になります。
支持は出来かねますが、中々面白いマニュフェストだと思います。
ちなみに、彼らのホームページを見ると、ドクター中松が彼らの比例代表に選ばれたようです。
無所属だと思ってたのに、何時の間に根回しされたんだ。
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