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カナダの国際比較① - 日本の借金の国際比較

昨日民主党が圧勝しました。
政権交代」を目的に掲げて勝利したわけですが、目的を達してしまった彼らがどのように動くのか注目です。

さて、マーケットの方はと言いますと、「お手並み拝見」と言った所のようです。
朝方は上昇していて、歓迎ムードかと思われましたが、中国の大幅下落に釣られてマイナスに転じました。
投資家にとっては「中国経済>政権交代」のようです。

また円高に関しても、民主の圧勝観測で1円ほど円高ドル安になりましたが、もう円安に揺り戻しています。
円高の幅も1%程と小幅で、半年ほど前にヘッジファンド(多分)が仕掛けた円高と比べると、それほど凄い円買いとは思えません。
こちらも投資家にとっては「ヘッジファンド>民主党」ようです。

理経済:物凄い円高

政策で投資家にとって重要なのは、予算です。
本来はガイダンスにあたる予算よりも、決算の方が遥かに重要なのですが、基本的に予算は使い切りなので決算も予算通りになります。
まずそこが最大の無駄遣いの原因なのですが、あんまり議論はされません

問題なのは赤字がどれ程膨らむのかということ。
借金大国の日本にとって、これが増えるのは大変な負担増です。

民主党の予算案を見ると、どうもプライマリーバランス(国の家計簿の赤字)の拡大を容認しているようです。
情報が古くて申し訳ないのですが、いろんな記事を見ているとその方向で良いようです。
ホームページ分かり難い(;ω;)

民主党:民主党予算案のポイント (←多分05年度)

当面は財政赤字が拡大しそう
子供手当てを出すそうですが、そのお金は子供の財布から出る事になりそうです。
まあ、それは自民が勝っても同じでしょうが。

そんな日本なので、私としては将来にかなり不安を感じます。
何だかんだ言って、借金が積み上がっている事には変わりません。
↓こちらは財務省が発表している、日本の借金(対GDP比)です。

借金のGDP比

財務省:債務残高の国際比較

CIA:The World Factbook

ちなみに、ネットでの債務残高比も載っています。
イタリアに次いでワースト2位です。
また、米国の比率も80%を越えていると思われます。

日本人の個人資産はとか、外国人保有比率がとか言っても、やっぱり大きいですね。
将来的な増税は確実ですな。

そんな日本な為、私は最近では海外に少しずつ資産をシフトしています。
その中で特に注目しているのがカナダです。

長くなったので続く…

理経済:カナダの国際比較② - カナダの魅力
理経済:カナダの国際比較③ - 加ドルで貯金中

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