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静かなるキャピタルフライト① - 歴史のおさらい

最近株価が上がってますね。
いたるところで景気回復とか言われていますが、はてさて。

今のアメリカは、バブル崩壊後の日本とそっくりです。
散々日本のようにはならないと言っていましたが、時間のスケールは短い感じはしますが、起こっている事はあの時とそっくりです。

景気は悪くなり、景気対策だと減税やら地域振興券やらをばら撒き、超低金利を続けました。
体力の弱い地銀は潰れたり合併したりと金融業界はガタガタでした。

↓これは日経平均の長期軸推移です。

日経平均

大きく上がっていた株価は、バブルの頂点でピークアウトし、一気に下がりました。
その後、99年に日本一の借金王、小渕恵三内閣が出来ると、大量の借金とばら撒きのおかげで3割くらい株価が持ち直します。

しかし、本題である不良債権が全く処理されず地価も全く上がらなかった為だらだらと下落し続けます。
不良債権の処理がなされるには、小泉内閣の発足を待たねばなりませんでした。

現在、アメリカも同様に地価や住宅の在庫が芳しく無く、地銀は相変わらず潰れています。
何のかんので低金利は続き、アメリカ一の借金王は、借金を積みますことで減税やら公共事業やら色々やっています。
肝心の不良債権処理のためのバッドバンク構想は遅々として進みません

アメリカの住宅在庫

今週の指標:アメリカ:中古住宅市場の動向

う~ん、日本とそっくり。
となると次に起こるのはキャリートレードですかね
米国で資金調達をし、高金利である新興国へと流入することになりそうです。

日本の場合、投資になれていない人が多かったため、景気の悪化とともに貯蓄に走り、そして今でも貯蓄一辺倒です。
日本政府はそのおかげで、多額の借金も国民から調達することで何とか賄ってきました
おかげで日本国債の外国人保有比率は一桁です。

理経済:米国債の推移

一方アメリカは既に外国人から随分借りています。
身内なら借金の期限を延ばしたり、利息の支払を断ったり出来ますが、商売相手などのはそんな人情話は通用しません。
一度でも利払いが滞れば信用力は失墜します。

金利は市場で勝手に決まりますから、国債の発行残高にあわせて、ドンドン上昇していきます。

しかし、政府としては金利を低く抑えたいでしょうから、全体的には上昇し難いと思います。
米国民に何とか国債を買ってもらって、何とか低く抑えると思います。

となると、高成長の新興国とは金利差が開きやすく、キャリートレードが起きても不思議ではありません。
と言うか、ある意味双子の赤字がキャリートレードみたいなものですが。

歴史を振り返ると、つくづく日本のそれと似ています。
歴史は繰り返すんでね。
日本の二の舞にならないとしつつも、結局は似たような状態になっているんですね。

続く…
理経済:静かなるキャピタルフライト② - 何が"静か"なのか

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