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痒い所に手が届く商品作りを - iPhone3GSを売るために

先日、目的と目標の違いiPhoneの迷走を書きました。
エントリーでもチラッと書きましたが、これ等は全く別の話ではなく、ちゃんと関係が有ります。
即ち、ニーズを捉え目的としないと、優れた商品は作れないと言うことです。
今回はそのお話。

理経済:Appleの迷走 - iPhone3Gsの不振
理経済:目的と目標の違い①
理経済:目的と目標の違い②

iPhone3GSのエントリーを書いた時に、スペックに詳しい方がいらっしゃって、色々教えてくれました。
なんでも、3GSのMPUは600MHz、メモリも256Mになったとか。
確かに随分強化されたようです。

ところが、私は情報が遅くて知らなかったのですが、東芝が「T-01A」、外国名では「TG01」と言う携帯電話を作っていました。
あだ名は、ノートPC「ダイナブック」からダイナポケットだそうです。
よく考えれば駅にポスターが有りましたね。

時事ドットコム:東芝新型スマートフォン「ダイナポケット」説明会
docomo PRO series T-01A

スペックの欄をびろびろ広げてみると、MPUは1GHz、メモリは256Mだそうです。

Iphone_vs_t01a

一番右がiPhone、左と中央がT-01Aです。
薄さもiPhone以上で、形もそっくり。
殆どパクりじゃん・・・
韓国や中国をバカにできないorz

予想通り、単純な技術勝負になると日本側に分が有り、やたらと目くじらを立てるようです。

しかし、これも3GSと同様、あまり売れないでしょう。
他の東芝携帯の中に埋もれるのが関の山です。
名前も特徴が無くて憶えにくく、iPhoneの魅力をタッチパネルやスペックに由るものと考えているようです。

売れないでしょうな、魅力がないし。
3GS自体も、アメリカより売れてないようです。

時事ドットコム:ソフトバンク26月連続首位=新iPhone好調-6月の携帯契約

ちなみにアメリカでは3日で100万台売れました。

携帯電話の非難はここまでにして、ではどうすれば売れるようになるのかについて3つの提案をさせていただきます。

さてまず前提条件として、売るべき対象は老年層です。
マーケティング用語で言えば「ターゲティング」です。

彼らは実はあまり携帯を持っていません
事実、私の祖母は持っていません。
周りの人もあまり持っていないそうです。

携帯電話の普及率は凡そ96%ですが、年代別に見ると20~39歳までしかこの値に達していません。

Photo

総務省:平成20年「通信利用動向調査」の結果 PDF

理経済:老人とインターネット

おそらく、各携帯電話事業者の加入者総数を人口で割って出したのでしょう。
一人で二台以上持っている人もいるので、ダブルカウントしていると思われます。
ちなみに、中国の携帯電話統計でも同じことが言えるそうです。

下段のグラフは「年収別」なので、多分収入0、金融資産5000万の人は200万円未満でカウントされていると思われます。

さて、これを踏まえた上で三つのアイディアを提案させていただきます。
トピックスはこんな感じ。

  1. 文字サイズの工夫
  2. 電話方法の工夫
  3. 文字盤の工夫

長くなったので、今回は1番のみ。
その他は次回に続く…

理経済:痒い所に手が届く商品作りを - iPhone3GSを売るために②
理経済:痒い所に手が届く商品作りを - iPhone3GSを売るために③

文字サイズの拡大機能を強化

iPhoneには、文字の拡大機能が有ります。
メールやネットをする場合、2本指でその近辺を開くと文字が大きくなります(表現し難い…)
最大で、一文字1cm×1cm位になります。

普通の携帯でも文字サイズを設定できますが、そもそも其処に行き着くまでが大変で、大して大きくもなりません。
若者がやっても分かり難いのに、携帯電話になれていない御老体にはちときつ過ぎます。

この機能を強化しもっと縮小拡大能力率を高くします
そして若者向けにではなく老人向けに売ることです。
サポートも電話、ネット対応より、店頭のそれを強化すべきでしょう。

人間は老化してくると、近くのものが見難くなります。
所謂老眼です。
以前読売新聞が、老眼対策の為に字を大きくしたのは記憶に新しいです。

老眼palm:読売新聞の文字が大きくなる

年寄りを見ていると、手紙や新聞を読もうとする度に老眼鏡をかけたり取ったりしていて、かなり煩わしそうです。
さらに、外に行くにも眼鏡とケースが手放せなくなります。

これの解消が老年消費者のニーズと言うわけです。

文字拡大機能はこれらを和らげることが可能です。
以前、祖母にiPhoneの文字拡大を見せた所、かなり感動していました。

これが第1のアイデアです。

ようは売り方の問題で、痒い所に手は届いているのですが、「もちょっと右、もっと上、其処じゃなくて…」という状態なのです。
技術力の問題ではありません

続く・・・

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