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ブッシュ以上の庶民イジメ - 国債セールスマン オバマ

オバマ大統領が、また珍妙な経済政策を出しています。

オバマ米大統領は22日の記者会見で、金融危機の再発防止に向けた金融規制改革の一環として、大手金融機関がリスクの高い融資や取引を手掛ける際、破綻処理の原資などに充てる新しい「保険料」の徴収を検討する考えを明らかにした。
>>高リスク融資、金融機関から「保険料」 米大統領が検討表明

また庶民イジメかorz
ブッシュ時代も金融機関ばかり助け、低所得者層を自宅から追い出していましたが、
正直オバマさんの遠まわしな攻撃の方が、見え難い分酷い気がします。

"リスクの高い融資"が何所までのものなのか、"大手金融機関"がどのくらいまで大手なのか分かりませんが、また庶民向けの融資を絞るようです。
多分資産7兆円のCITは大手です。

そもそも大企業など信用力のあるところは低リスク、低金利です。
高リスクとは、信用力の弱い中小企業やお金のやりくりに困っている個人でしょう。

金利の高さは信用力の低さの裏返しです。
「保険料」という余計な出費をさせると言うことは、間接的に金利の上限を下げると言うことです(米国では上限金利を州が決めるそうです)

海外主要国の上限金利

果たしてどれだけの人や中小企業が、資金繰りに行き詰ることやら。
「痛みに耐えてこそ…」とか聞こえてきそうですが、なら初めから国債なんて大量発行しないで、後の世代にツケを残すべきではありません。

またもう一つ疑問なのは、集めた保険料を一体何に使うのかと言うことです。

いくら次の金融危機のための備えとは言え、まさか地下に金庫を作って札束を積み上げるわけではないでしょう。
お札を放って置けば、勝手にインフレ分だけ損をします。
いざという時にお金が足りないでは、何の為の基金か分かりません。

と言うことは、株式や債券など、通常の保険業と同じような投資運用をするはずです。
一応危機対策用なので、安全な国債などの債券が中心なはずです。
何所の?アメリカでしょうな。

最近、あまりにオバマさんが米国債を刷り刷りしている性で、マネタリーベース上昇、株価も上昇で、投資家的には万々歳でしょう。
各金融機関もトレーディングで大儲けして、概ね黒字確保です(本業は必ずしも儲かっていないようです)
先月なんて、毎週10兆円位国債を新規発行してましたからね。

おかげで、海外でのオバマ人気は相当なものです。

Bloomberg:オバマ米大統領の支持率:国外ではスター並みの87%、国内低調-調査

でも、相場の上昇に乗っかって儲けていると言うことは、下落に転じたら皆で大損するってことですよね?
懲りないな~。

しかし、国債だって商品ですから、需要と供給の関係から刷れば刷るほど価値が下がります
オバマ大統領の今の仕事は、如何にこの大量の国債を売り捌くかという営業活動です。
オバマさんは国債セールスマンなんです。

この新しいアイデアは、結果として一般市民や中小企業に国債を買わせることになります。
誰が考えた仕組みなのやら。

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