公的資金を、もう完済
米国で公的資金を受けていた銀行10行が、もう資金の完済を宣言いたしました。
米金融大手10社は17日、政府から受け入れた公的資金合計680億ドル(約6兆5000億円)の返済手続きに入ったことを一斉に発表した。大手投資銀行のゴールドマン・サックス(返済額は100億ドル)やモルガン・スタンレー(同)などは完済したことを明らかにした。
>>公的資金、ゴールドマンも完済 米金融10社、6.5兆円手続き
ロイター通信:米銀大手10行が公的資金680億ドル超を返済、一部の銀行はワラント買い戻し目指す
早いですね。
公的資金が注入されてまだ8ヶ月程なのに、もう完済者が出ています。
金融危機でも儲けていたゴールドマンや、リスクを徹底的に管理していたJPモルガンは兎も角、潰れる潰れると言われていたモルスタまで完済とは。
日本の場合、03年5月にりそな銀行が約2兆円の公的資金を受け入れました。
あれから6年経ちますが、彼らはまだ返済できていません。
そう考えると、アメリカは派手に転びますが、立ち上がるのも早いようです。
GDPの違いは有りますが、それでも早いです。
以前、AIGが5年で公的資金を返すと言った時、私は鼻で笑っていましたが、強ち冗談ではないのかも知れません。
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