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ハイブリットカーの凋落

昨日、遂にGMが破綻してしまいました
予想通りと言うべきか、予想外とは言うべきかよく分かりませんが、ともあれ潰れてしまいました。

市場の方は予想内との事で意に介さない感じでしたが、雇用のほうは工場閉鎖などでじわりじわりと減っていきそうです。
政府の方は新生GMの株を6割保有するそうですが、消極的に努めるとの事で、日本のJTのような関係になりそうです(JT株の50%は財務大臣名義です)

我々はGMを経営するつもりはない。どこに新工場を開設するか、どんな種類の新車をつくるかなど厳しい選択を迫られたときに米政府が判断を下すことはない
>>オバマ米大統領「GMを経営するつもりはない」

取り合えず、鳩山さんと郵政のような関係にならなければ、まあまあまともに機能すると思います。

GMが政府管理下に入ったことで環境対策車の開発販売競争は更に激化しそうです。
尤も、補助金を出したりしていましたので、初めから激戦区ですが。
今回はそんな環境対策車の内、ハイブリット車についての見通しです。

さて、日本のお家芸とされるハイブリットカーですが、最近は世界的な技術水準の向上で、海外勢もハイブリットカーを作り上げているようです。

ホビダス・オート:ヒュンダイ初のハイブリッド車が2009年に韓国で発売
理経済:技術の世界水準は確実に上がっている

巷では「パクり」と罵られているようですが、消費者にとってパクりか否かはあまり関係がありません。
それに、今の世の中商品が規格化されており、何か作ればほぼ必ず何かに似ています(絶望先生に有りましたね)

そこを分けるのがブランドの力なのですが、最近の日本ブランドはどんどん下がっています。
国産に拘っている日本人は兎も角、海外ではその威光も眩しく無くなっています。

先日、黒塗りのレクサスが走っていくのを見たすぐ後に、黒塗りのベンツを見ました。
どちらがパクッたのか知りませんが、エンブレムがなければどっちがどっちか分からないでしょう
今の商品の外形は、その程度の差しかないのです

ハイブリットカーについても、トヨタのプリウスに対抗したホンダのインサイトが安値で売り出されました。
それに追随してプリウスも値下げしました。

本人達が気付いているのか知りませんが、価格競争の始まりです。

ここにGMを始め、海外勢も加わり更に電気自動車やバイオ燃料車も入るわけですから、ハイブリットカーのうまみはどんどん無くなっていくでしょう。
いずれ半導体のようになり、コモディティ(≒一般的な商品)化していき、価格をどんどん切り下げる事となるでしょう。

ちょうど、高価だった携帯電話が、より高性能でより安くなっていったように、ハイブリットカーも大して珍しくなく、エコとも感じなくなるでしょう。
先行者利益を得られる時期は、そろそろ終わりそうです。

今日本の自動車業界は、ちょうどGMのピークアウトした時と同じような時期にさしかかっています
即ち、技術開発を結果として怠ってしまい、大したモデルチェンジも無く、環境に適応できずに苦しむという状況です。

ハイブリットのモデルチェンジもいいのですが、そろそろ飛行機開発とか違うことを考えてみる時期かもしれません。

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