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どういう意味ですか┐(゚~゚)┌

債権者と折り合いのついたGMについて、また変なニュースが飛び込んできました。
ちょっと長いのですが、全文を記載します。

[28日 ロイター] 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は、米証券取引委員会(SEC)への提出文書で、財務省による363セール(連邦破産法363項に基づく資産売却)提案について、GMが破産法の適用を申請した場合、同省が支援する新会社が資産を取得すると説明した。

 またGMの声明によると、財務省のこの提案は無担保社債保有者に、GMのリストラ努力への支持に対するインセンティブを提供する。

 また同案の実施により、健全なバランスシートを持つ新GMが誕生するという。

 GMによると、元本規模272億ドルの社債は最終的に旧GMの債務となる

>>米財務省が363項提案、破産申請の場合は新会社が資産取得へ=GM

私の読解力が低いせいか、意味が分かりません。

この文章を真に受けると、政府がGM内部の優良資産を新生GMに移し変え、債権者は残った抜け殻部分を収得するということでしょうか?

他の報道ですと、社債購入者や労組は新生GMの株式(ワラント)をもらえるそうですが、会社の大債権者である労働者や、売掛金を持っている下請けはどうなるのでしょうか?

記事の中では「リストラ努力への支持に対するインセンティブ(≒動機)」になるとの事ですが、これは当然です。

優良資産を奪われた会社から債権の回収をするためには、リストラして少しでも債務や固定費を削減するしかありません。
何せ、売るべき資産がごっそり無くなっているわけですから、取れる手段は限られてきます。

連邦破産法363条について調べると、以下のような条項のようです。

管財人は、原則として、債務者の通常の商行為(ordinary course of business)の範囲内で財団財産を自由に販売・リース・使用することができる(363条(c)項)
通常の商行為をこえる場合には、裁判所の許可を得なければ処分の実行はできない(363条(b)項)
>>Wikipedia連邦倒産法第11章 - 財団財産の処分

しかし、裁判所と政府はグルなわけですから、政府側がいかようにも資産の処分が出来るわけです。
実質的な国有化ということでしょうか?

安値で新生GMに資産を譲渡し、債権者のお金は踏倒しですか。
これでは債権者は納得しないでしょうし、今後の米国企業の資金調達時の足かせになるでしょう。

米国にはシティやAIG等多額の負債を抱える、公的資金を注入された会社が有ります。
彼らの資本市場からの資金調達に多大な影響が有りそうです。
政府の意向を公言する取締役員を送り込み、破綻をさせて新会社を設立させればいいのですから。

理系済:アメリカの保護主義懸念について
本質:GMの破綻が濃厚に・・・

追記:

ロイター:米GMが債務株式化で修正案、社債保有者の約20%が支持

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