エイサーのパソコンが欲しい
隆盛を誇っていたビッグ3がいい加減潰れそうな今日この頃ですが、その裏では新興国のメーカーが追い上げているようです。
世界のノートパソコン市場でシェア2位(米調査会社ガートナー調べ、08年台数ベース)だが、世界最大シェアを持つ「ネットブック」タイプの市場拡大により、首位の米ヒューレット・パッカードを抜き去る構えだ。
>>ロイターサミット:台湾エイサー、ノートPC世界一が視野
最近ではホンハイ系のビジオは、液晶テレビの北米販売台数が一位に輝いたとか。
韓国のLGも、首位のノキアにじりじり迫っていましたし。
日本のアナリストやニュースはアメリカの動向に釘付けですが、後ろに構える新興国は着々と追い上げているようです。
先日、JR秋葉原を歩いていると、台湾メーカーのAcerがキャンペーンをしていました。
キーボードを使いやすくしたにも拘らず、外注などを利用して5万円のノートパソコンを作っているとの事。
昔電気屋で「一番安いノートPCください」と言ったら10万円のダイナブックが出てきたのはいい思い出です。
一昔前だと、新興国の聴いたこともないブランド物だと、安かろう悪かろうなイメージが有りましたが、最近そうは思いません。
私の着ている服はバングラデシュ製ですし、何度蹴飛ばしても壊れない目覚ましは中国製です。
ある意味国産よりも優秀です。
最近のニュースを見ていると、アメリカ人が「GMの車なんて買わないよWaHaHa」みたいな事を言っていますが、市場のニーズに適応できなくなれば、たとえ「国産品」であっても売れないと言うことが証明されました。
多くの人はもう記憶の彼方に行っているであろう、事故米問題や、トヨタ、三菱自動車のリコール問題も、これ等の前触れなのかもしれません。
そろそろノートPCを買い換えたいのですが、今度はエイサー製を買いたいと思います。
携帯にしても食品にしても、最近国産の魅力をぜんぜん感じません。
10年後くらいには、「日本ブランドはあの頃が曲がり角だった」と言っていそうです。
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