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老人とインターネット

最近、ある講義で小売業の売上について議論しました。
そこで、電子商取引について面白いデータを見つけましたので、ここから売上アップ法について書かせていただきます。

総務省:平成20年「通信利用動向調査」の結果 PDF

さて、これを見ると携帯電話とインターネットは、既に国民に広く普及していることが分かります。

特に、携帯電話の普及率は95%超と、殆ど全国民が持っていることになります情報通信機器の普及率の推移(世帯)

しかしこの資料のP3辺りを見ると、65歳以上の老年層はインターネットに触れる機会があまり無い様で、みな4割を切っています。
最近は携帯電話でインターネットにアクセスできますから、老年層はインターネットをやらないかできないのどちらかと言うことになります。

65歳以上の世代はとっても金持ちです。
彼らの消費を促し、自社のそれに引き込む事は、マーケティング戦略上とても重要なことなのは言うまでもありません。

世界四季報:個人金融資産1400兆円は埋蔵金なのか

とすると、彼らを勧誘するのに一番手っ取り早いのは、インターネットによる取引を促す事です。

彼らは殆どインターネットに触れていないのですから、ネット伝いの商取引なんて、した事がないでしょう。
逆に言えばそれだけ伸びしろが有るわけです。

これより、老人向けの簡単なシステムを作れば儲かりやすいと言うことになります。
また、ネット通販は家まで届けてくれるので、体力のない老人にはとても都合がいいです。

よって、今後は老年層の取り込みがドットコム企業や小売業には大事になって来るでしょう。

さて、ここまでは誰でも思いつくことです。
肝心なのはここからです

前述の通り、携帯電話自体は老若男女、ほぼ全員が持っています。

しかし、金持ち老年層の携帯電話は相変わらず電話としてしか機能していないわけです。
ですから、メルマガやダイレクトメール、その他ネット広告は、老年層には大して効果がありません

資料の下のほうを見ると、金融機関などお金を必要とする分野ほど、ネット広告を出しているのが分かりますが、これは金持ち老人には意味がないことが分かります。
だからこそ、相変わらずテレビで散々CMをやっているわけですね。

産業別インターネット広告の実施率(企業)

海外は兎も角、日本の場合はネット広告と言うものがそれほど強くは機能しないようです。
理由は前述の通り、最もお金のある世代へのアピールが弱いからです。

もしオンラインに導きたいのであれば、単に操作を簡単にするばかりではなく、従来どおりの電話勧誘や小売店がイベントを開き、説明を行うなど、オフラインでの行動を起こしていく必要が有ります。

以前、新聞社がネットで新聞記事を公開してもお金にならないと嘆いていましたが、テレビは収益が上がりネットは上がらないのは、単純にビジネスモデルからのみ来るのではなく、こういったマーケティング上の問題も有ると思われます。

結局、携帯電話から客を呼び込むことを考えるならば、インターネット上での簡単操作法を整備するのではなく、従来どおりのオフライン作業を基礎においた手法が大事だと思います。

例えば、電話の向こうはベトナムとか、オンラインを応用したオフラインは、十分可能です。

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